◆佐藤勝利「教場」出演で感じた木村拓哉のすごさ
今作は、冷酷無比な鬼教官・風間公親(かざま・きみちか)が統べる警察学校を舞台に、極限状態に置かれた生徒たちの人間模様を描く人気シリーズ。佐藤は、父親が警察官、自身も入学前に警察から表彰状をもらったこともある経歴から、教官たちにも目をつけられている生徒・矢代桔平(やしろ・きっぺい)役を演じる。
「『教場』という作品は、いつか出演できたら本当に光栄だと思っていた大きな作品。さらに木村(拓哉)さんと共演できるという、2つの願いが同時に叶ったような感覚でした。存在も、作品のスケールも大きすぎて、現実になるのがどこか不思議で…。でも、こんな機会をいただけて本当にありがたかったです」。
実際に現場に入ると、そこには想像を超える「厳しさ」と「美学」が共存していたという。「木村さんは本当に温かく、同じ目線で見てくださる方です。でもそれは『作品を一緒にやるんだから上も下もないでしょ』というプロのスタンスでもあって、その場に立ったら言い訳はできないという意味でもあるんだと思います。警察学校は、制服にシワが1つあるだけで罰がつくような場所なのですが、木村さんは衣装にシワがつかないよう、撮影中ずっと立っていらっしゃいました。生徒も座る時、背中をつけないように気をつけていたのですが、現場での居方を見た瞬間も刺激受けましたし、そのこだわりを言葉ではなく背中で見せてもらったことは、僕にとって何よりの学びでした」。
◆佐藤勝利、後輩・猪狩蒼弥との絆
今作には、事務所の後輩であるKEY TO LITの猪狩蒼弥も出演。警察学校の生徒として、過酷な訓練や撮影を共にした時間は、佐藤にとっても心強い支えとなったという。
「現場では、やはり猪狩と話すことが多かったです。猪狩とはこれまでもいろいろなステージを一緒にやってきて、お互いのことをよく知っている仲なので。実は今回、僕よりも猪狩の方が先に訓練に入っていたんです。だから現場では『勝利さん、ここはこうですよ』と教えてくれる場面もありました。
猪狩は、事務所の舞台などで大人数の中で全員の動きを揃える経験をたくさん積んできているので、クラス全員の動きを合わせるような場面でも『ここがこうなってないと、全体が合わないじゃん』と率先して頑張っていました。普段は先輩と後輩ですが、役者としては対等に、同じ熱量でぶつかってきてくれる。そんな猪狩の姿は想像がつくと思いますが、本当に頼もしかったです」。
◆佐藤勝利、勇気を出して踏み出した一歩
ストイックに役と向き合う一方で、現場では先輩の懐に飛び込む勇気も見せた。それは、佐藤が今、自分自身の殻を破ろうとしている証拠でもある。
「出番の関係で、木村さんとご一緒できる回数は限られていました。
◆佐藤勝利、役柄と共鳴する「劣等感」と向き合う
佐藤が演じる矢代は、そつなくこなしているようでいて、常に周囲と自分を比較しては劣等感に蓋をして生きている複雑なキャラクターだ。演じる上では、佐藤自身のパーソナルな部分も反映されているという。
「僕自身、泳ぎが苦手だったりするので、劇中の溺れるシーンではその部分を監督に拾っていただいたのだと思います。あのシーンは褒められました(笑)。でも一応言っておきたいのですが、リアルで溺れていたわけじゃないですよ?技術ですからね(笑)!役への解釈も、自分の考えが全てだとは思わずに、監督のオッケーが全てだと思って準備しました。矢代という人間は、学力や体力でトップにはなれない自分をどこかで見限っていて、でもプライドがあるから逃げている。
警察学校の所作訓練も、ほかのキャストより遅れて合流したので、みんなが既にできている中で、自分だけができない。その時に味わった焦りや劣等感を、そのまま矢代の感情にスライドさせました。あえてその『できていない自分』をしっかり味わおうと。短いストロークの中で矢代が崩れていく過程をどう埋めるか、そこを1番大切にしました」。
自分を律し、周囲を観察し、そして自分の弱ささえも武器に変えていく。警察学校という過酷な訓練期間を経て、彼は一回りも二回りも大きな「俳優の顔」になっていた。
◆佐藤勝利「弱さを認める」
以前の佐藤であれば、壁にぶつかった時、その悲しみや苦しみをどう処理すべきか戸惑っていたかもしれない。しかし、20代後半を迎え、数々の経験を積んできた今の彼は、驚くほど軽やかに「自己の限界」を肯定している。
「昔はわけもわからず悲しんでいた時期もありました。でも今は、自分の弱さや、できないことを認めることができるようになったんです。諦めるという言葉はネガティブに聞こえるかもしれないですが、何かを選択するために、今の自分には無理なものを『無理だ』と判断する。
どれだけ努力してもたどり着けない場所があるという現実に直面する怖さはもちろんあります。でも『自分にできないこと』を認めるのは決して後ろ向きなことではなくて、無理なものを無理だと受け入れ、自分の現在地を正しく知る。自分の好きなこと、得意なことを伸ばせばいいんだと思えるようになりました。弱さを認めることで、気持ちが楽になったんです。
10代、20代で感じていた狭い世界での苦しみは、経験という時間が解決してくれました。階段を一歩ずつ上っていけば、いつかその弱みさえも強みと言えるくらいまで成長できるかもしれない。今はそんな風に、自分自身の変化を楽しめています」。
そう穏やかに微笑む佐藤の表情には、かつての「完璧な美少年」というパブリックイメージに縛られない、ありのままの自分を愛する潔さが漂っていた。かつての劣等感も、憧れの背中を追った記憶も、すべてが彼を形作る大切なピースとなっていく。弱さを認め、理想を追い求めることをやめない。それが、表現者・佐藤勝利の出す、最新の答えだ。
◆佐藤勝利「教場」インタビュー撮影後記
取材の間、印象的だったのは、佐藤さんの言葉選びの優しさと、その奥に潜むひたむきな決意でした。憧れの木村さんを語る時の少年のような瞳と弾んだ声。そして、自身の現在地を冷静に分析する眼差し。スタッフ1人ひとりに真っ直ぐ向き合い、熱量を持って語る姿は、表現者である前に1人の魅力的な人間として、現場に確かな温もりを残していました。
これまでの清廉な輝きはそのままに、どこか肩の力が抜けた大人の余裕を感じさせた佐藤さん。自分の弱さを受け入れ、再定義することで見つけた新しい光。その光が、これから彼が進む道をどこまでも明るく照らし続けていくと確信できる時間でした。
◆木村拓哉主演「教場」
内部が決して公になることはない警察学校の実態をリアルに描いた長岡弘樹氏による新感覚警察ミステリー小説「教場」シリーズ(小学館)。次々と映像化する人気シリーズとなった。そんな連続ドラマの放送から3年の月日が経ち、「教場」シリーズの集大成となるプロジェクトが始動。主演:木村×監督:中江功氏×脚本:君塚良一氏」のゴールデントリオが再集結し、2026年にシリーズ史上初となる映画として公開される。(modelpress編集部)
◆佐藤勝利(さとう・しょうり)プロフィール
1996年10月30日生まれ、東京都出身。
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