◆生駒里奈、実体験反映した作品に手応え
生駒の実体験を反映した本作は、一通の招待状が届いた少女と、 悩みを解決してくれる「図書委員界」の面々が織りなすドラマを描く。この日は共演した斉藤朱夏、小松準弥、藍染カレン、平川結月、汐谷文康、長谷川かすみ、伊藤優衣も出席していた。
主人公の今村海を演じた若月は「ゲネプロを終えてみて、お客さんが入ったら、また違う環境になって、いろんなものをもらえるんだろうなとも思いますし、全力を尽くして、一人一人の顔を見るくらいの気持ちで、この作品を伝えられたらいいなと、改めて思いました」と笑顔を見せた。
生駒は「原案・そして委員長役の生駒里奈です。良いもの作っちゃったなあっていう(笑)。でもその良いものができたのは、この俳優陣、そしてスタッフさんのおかげで。私の小中高のいじめられてた自分のぎゅっとした妄想の中の図書委員会のみんなが具現化して、そして嫌いなはずだった八神たちのことも好きになるような、そんな作品をみんなのおかげで作ることができました」と感謝。そして「海ちゃんとして、若月がいろんなメッセージを伝えているんですけれども、本当に今悩んでいる人たちのきっかけになったり、支えになる作品になるなと思ったので、ぜひ沢山の方にご来場していただきたいなと思いました。よろしくお願いいたします」と呼びかけた。
◆生駒里奈、芸能人生での葛藤
役柄について若月は「今村海ちゃんという役は、すごく感情の波がたくさん訪れる役なので、そこを原作があって、ちゃんとキャラクターとして存在はするんですけど、実際の海ちゃんに近づこうとし過ぎず。自分の本当の気持ちで全て受け取って、全てを伝えられたら、この舞台・朗読演劇というものでやる意味が出てくるのかなと思うので、そこを意識しつつ、皆さんにたくさん影響をいただいて、『最終的にこうなりました』っていう海ちゃんが、しっかり見せられたらいいなと思っています」とコメント。一方の生駒は「自分で委員長っていうキャラクターを作ったんですけど、よく分かっていません。
作品にちなみ、力を与えてもらう存在を聞かれた生駒は「自分が原案の作品が、まさかの朗読劇化っていうところで、すごく不安だったんです」としたうえで「稽古に本当は参加する予定の初日を、私は大阪で体調不良を起こし、来れなかったんですけど、その間みんなが繋いでくれて。お仕事したこともあるけれども、半分以上は私の憧れだったり、推しだったり、はじめましての方だったので。そんなみんなに任せちゃって、本当に申し訳ないっていう気持ちと、皆どういう風に稽古をやっているんだろう?って思ったら、皆さんのおかげでこの作品が完成したと言っても過言ではないので。そこにすごく救われました」と感謝。そして「『自分ってどういう才能があって、いま生きているんだろう?』って、大人になるにつれて。芸能の仕事をしている分、『この人間が世の中にいて、何か良いことあるのかな?』って思うときもあるんですけど、それを『ここの世界にまだいていいんだぞ』っていうのを、みんなに支えていただいたような気がするので。恩返しをこれからもっとしていきたいですし、まずはみんなが作ってくれた『図書委員会』を、沢山の人のきっかけにしたいなっていう風に、そういうような勇気を皆さんにいただきました。ありがとうございます」とも明かしていた。(modelpress編集部)
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