9月5日に大手レコード会社社員との離婚を発表したフリーアナウンサーの宮崎宣子(35)が、16日に放送された『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)に登場。破局の理由について、「尽くし方を間違えた」「すごく幸せな主婦を演じてた...」と涙ながらに語った。

離婚発覚当初は、「尽くしすぎて自爆した感じ。トゥーマッチ(やり過ぎ)離婚ですね...」と洒落っ気を交えて話していたが、その言葉の奥には深い苦悩があったようだ。

 番組の中で、宮崎が涙を流し始めたのは、離婚を決意した瞬間を振り返ったときだった。夕食後に洗い物をしている際、突然涙が止まらなくなったことがあり、そのとき「自分のことを彼は好きではないんだろうな。好きでもないのに夫婦。なぜこの人と一緒にいるんだろう」と感じたという。
その思いをきっかけにして、彼女の結婚生活は終焉へと向うこととなった。

 涙ながらに当時の状況を話す宮崎には、ネット上からも、「気持ちがわかりすぎて辛い」「感情移入してしまった」「私もなぜか涙が止まらないときってある」と共感の声が寄せられている。中には、「メンタルやばそう」「不安定すぎ」といった意見も見られるが、多くのユーザーが彼女に声援を送っているようだ。

日本テレビでアナウンサーをしていた時代から、宮崎さんの天然キャラは同性からも愛されていました。少しでも嘘っぽく見られると、『あざとい』『ぶりっ子』と反感を買ってしまう天然キャラですが、彼女の場合はうまく作用したようです。朝の生番組『ラジかるッ』(日本テレビ系)で寝坊によって40分も遅刻するなんてことがありましたが、そうした失態も、彼女の天然キャラに真実味を持たせたのかもしれません」(芸能ライター)

 2009年にはアナウンサーとして致命傷になりかねない顎関節症を発症し、長期休養に入った宮崎。
翌年に復帰するも、半年ほど経つと再び体調不良を理由に休養している。2011年の4月にようやく2度目の復帰を果たすが、そのころには局への不満や不信感が募り、精神的に参っていたという。そして、当時フリーへの道を模索する彼女を支えたのが元夫だった。

 2011年の暮れに結婚し、翌年の4月からフリーアナウンサーとして活動を始めた当時の宮崎は、私生活も仕事も順調だったに違いない。しかし、自らプロポーズをした結婚生活も、長くは続かなかった。昨年末に離婚の話が出ると今年に入って別居することになった。


 実は宮崎は今年5月に放送された『アブナイ夜会』に出演している。そこで彼女は、イベントなどの司会業を月に10日ほどこなして、月収数百万円を稼ぐセレブぶりを披露していた。しかし自宅の様子などを紹介する姿に、かつての天然キャラは見られず、どこか地味な印象があった。お気に入りの高級ティーカップなどを手にとっていたが、すでにそのとき元夫とは別居中であり、複雑な思いが脳裏をよぎったのだろう。放送当日には気づかなかったが、今になって思えば、セレブ生活をアピールしながらも、漂っていた彼女の地味さは、離婚間近という状況が影響していたのかもしれない。放送から約3カ月後、彼女は2年半の結婚生活に終止符を打った。


 そんな宮崎と同時期に離婚が発覚したのが、彼女と同じくフリーアナとして活動している雨宮塔子(43)だ。現在、子どもの親権をかけて離婚協議の真っ只中だという。16日に発売された「週刊実話」(日本ジャーナル出版)は、この2人をフリーアナのランキング記事の中で最下位と位置づけ、今後の芸能活動について「厳しい」と一蹴している。2人とも男性視聴者を魅了する「お色気」がないというのが理由のようだった。私生活では離婚し、仕事も前途多難な2人。フリーアナの道はやはり楽ではない。

(文=峯尾)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)