2025年9月12日にiFreeETF キャセイ台湾テックリーダー指数(銘柄コード:413A)が新規上場することから、この新しいETFの特徴、組成や設定のねらいについてご紹介いたします。
基本情報
銘柄名・コードiFreeETF キャセイ台湾テックリーダー指数(413A)ファンドの特色信託財産の1口当たりの純資産額の変動率をTIP FactSet Taiwan Technology Leader & Communications指数(配当込み、円ベース)の変動率に一致させることを目的として台湾籍の上場投資信託に投資します。対象指標TIP FactSet Taiwan Technology Leader & Communications指数(配当込み、円ベース)対象指標の概要対象指標は、台湾証券取引所(TWSE)の子会社であるTaiwan Index Plus Corporation(TIP社)が算出する株価指数で、FactSet社のRBICS産業分類を採用し、流動性と収益性でスクリーニングされた半導体関連などのテクノロジー・通信関連企業の上位30銘柄で構成されています。(※最初の計算期間は2025年9月10日から2026年4月7日まで)分配金支払基準日毎年4月7日、10月7日(年2回)管理会社大和アセットマネジメント株式会社信託受託会社三井住友信託銀行売買単位1口単位信託報酬年率0.787%(税込)程度上場日2025年9月12日(予定)
新しいETF組成の思い
スマートフォンやパソコンなど私たちの生活に関わる身近なものから、5Gやデータセンターなど社会全体を動かすインフラまで、あらゆるものに使われている半導体。近年のデジタル化の加速や生成AIの普及を背景に、半導体市場は拡大を続けています。
世界の半導体市場規模の推移

※グラフ内のイラストは、半導体を必要とする製品やサービスの一例であり、位置はおおよその時期を示しています。
※上記は過去のデータであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。
(出所)Statista(Source:米国半導体産業協会(SIA)、世界半導体市場統計(WSTS)、ASMLホールディング)、各種資料より大和アセットマネジメント作成
こうした半導体市場の成長を牽引する国の一つが台湾です。半導体の製造には、設計から製造に至るまで高度で複雑な工程が求められるため、国際的な分業体制が確立されています。中でも台湾は、設計図に基づいて半導体を製造するファウンドリーサービスにおいて、世界市場の約63%のシェアを占めています。特にTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)は、台湾に本社を置く世界最大の半導体受託製造会社であり、同分野において過半のシェアを有する圧倒的な競争力を誇っています。
半導体ファウンドリーサービス世界シェア(売上高)

(出所)ブルームバーグ、Statistaより大和アセットマネジメント作成
台湾政府は、2024年9月に半導体、AI、軍事、セキュリティ、次世代通信の5分野を重点的に育成する国家戦略「5大信頼産業推進政策」を掲げました。
台湾政府が推進する新産業政策「5大信頼産業推進政策」

(出所)台湾行政院、ジェトロ、ブルームバーグより大和アセットマネジメント作成
当社は、世界的な半導体産業成長の恩恵を受けやすい台湾企業に投資するETFを上場することで、投資家の皆様に新しい投資機会をご提供したいと考えています。
新しいETFの特徴
(1)安定的成長を続ける台湾に投資する本邦初の台湾株式ETF
半導体産業を中心に安定的に経済成長を継続する台湾に投資を行います。
台湾株式のみに投資する本邦初の東証上場ETFです。(2025年8月25日時点)
(2)台湾産業の中心である代表的なテクノロジー・通信企業に厳選投資
台湾証券取引所およびタイペイエクスチェンジに上場するテクノロジー・通信関連企業の内、流動性と収益性でスクリーニングされた時価総額上位30銘柄から構成される「TIP FactSet Taiwan Technology Leader & Communications指数(配当込み、円ベース)」(※以下、「台湾テックリーダー指数」)を投資対象インデックスとします。
(3)台湾ETF市場大手キャセイ投信の台湾証券所上場ETFに投資
台湾大手金融グループ、キャセイ・フィナンシャル・ホールディング傘下のキャセイ投信が運用する2020年12月10日台湾証券取引所上場の「Cathay Taiwan Technology Leader ETF」への投資を通じて、「台湾テックリーダー指数」への連動を目指します。
なお、当ETFは為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いませんので、株価変動と共に、新台湾ドルの値上がり・値下がりの影響を受ける点もご留意ください。
連動指標のパフォーマンス
連動指標のパフォーマンス推移

※台湾テックリーダー指数、台湾加権指数、TOPIXいずれも配当込み、円ベース
(出所)ブルームバーグより大和アセットマネジメント作成
連動指標の騰落率

※暦年ベース、年次、2020年は2020年8月末から2020年12月末まで、2025年は2024年12月末から2025年7月末まで
※台湾テックリーダー指数、台湾加権指数、TOPIXいずれも配当込み、円ベース
(出所)ブルームバーグより大和アセットマネジメント作成
連動指標の主要構成銘柄
組入上位銘柄

※組入比率についてはETFで代替。
(出所)ブルームバーグ、Cathay Securities Investment Trustより大和アセットマネジメント作成
業種別構成比率

※セクター別比率についてはETFで代替。セクターで分類されない資産(キャッシュ等)は除く。
(出所)ブルームバーグ、Cathay Securities Investment Trustより大和アセットマネジメント作成
【参考情報】
● 情報ベンダーコード
(ETFコード)
Quick:413A/T、Bloomberg:413A JT Equity、Refinitive:413A.T
(対象指標)
Quick:-、Bloomberg:IR0139 Index、Refinitive:-
● 対象指標の算出要領
https://backend.taiwanindex.com.tw/api/downloadFile/IndexFiles/819/en
※指数のディスクレイマーについては下記をご参照ください。
日本語訳は参考として大和アセットマネジメント株式会社が作成したものであり、英語版と日本語訳に矛盾・齟齬等がある場合は、英語版が優先されます。
iFreeETF キャセイ台湾テックリーダー指数は、いかなる形式においてもTaiwan Index Plus Corporation(「TIP」)によって支援、推奨、販売促進されることはございません。また、TIPは、TIP FactSet Taiwan Technology Leader & Communications Index(「指数」)の使用により得られる結果や、特定の日時等にインデックスが示す数値に関して、明示的にも暗示的にもいかなる保証や表明も行いません。当該指数はTIPによって編纂および計算されていますが、TIPは指数の誤りについて(過失の有無を問わず)何人に対しても責任を負わず、また、その誤りを何人に対しても通知する義務を負いません。
This iFreeETF Cathay Taiwan Tech Leader Index is not in any way sponsored, endorsed, sold or promoted by Taiwan Index Plus Corporation (“TIP”) and TIP does not make any warranty or representation whatsoever, expressly or impliedly, either as to the results to be obtained from the use of the TIP FactSet Taiwan Technology Leader & Communications Index (“the Index”) and/or the figure at which the said Index stands at any particular time on any particular day or otherwise. The Index is compiled and calculated by TIP. However, TIP shall not be liable (whether in negligence or otherwise) to any person for any error in the Index and TIP shall not be under any obligation to advise any person of any error therein.