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暗号資産は、ここ数年で投資対象として広まりつつある。実際にビットコインやイーサリアムといった銘柄名を耳にしたことがある人も多いだろう。

会社員は暗号資産をどれくらい知っており、どの銘柄を保有しているのだろうか。暗号資産の保有状況について全国の20~40代の会社員1,102人を対象に調査した。

Q1. 暗号資産についてどれくらい知っていますか?

よく知っている 12.2%
少し知っている 35.4%
どちらでもない 12.7%
あまり知らない 20.6%
全く知らない 19.1%

暗号資産について「よく知っている」と答えた人は12.2%にとどまった。「少し知っている」が35.4%で最も多く、全体的にみると詳しくはないがある程度知っているという人が多いようだ。一方で「あまり知らない」「全く知らない」と答えた人も約4割いて、暗号資産に対する認知度についてはまだ差があることがわかる。

Q2. 保有している暗号資産の種類はなんですか?(複数回答)

ビットコイン 68.5%
イーサリアム 27.9%
その他 2.5%
暗号資産を保有していない 22.1%

Q1で知っていると回答した人へ実際に保有している暗号資産について聞いたところ、「ビットコイン」が多い結果となった。その他の銘柄を保有している人は少なく、主要な暗号資産に投資が集中している様子がうかがえる。また「保有していない」と答えた人も一定数いて、暗号資産について知ってはいるものの保有していない状況であった。

Q3. (保有している人へ)これまで暗号資産で取引した額はいくらですか?

300万円以上 12.0%
200~300万円未満 20.1%
100~200万円未満 22.5%
50~100万円未満 10.3%
30~50万円未満 7.1%
10~30万円未満 6.9%
10万円未満 21.1%

保有している人に取引額を尋ねたところ、「100~200万円未満」が22.5%で最も多く、次いで「200~300万円未満」が20.1%、「10万円未満」が21.1%だった。まとまった資金を取引している層と、少額から試している層が一定数いて、暗号資産への投資スタイルは二極化していることがうかがえる。

暗号資産はまだリスクが高いとされる一方で、少額から始める人や主要銘柄を中心に投資する人が一定数存在しているようだ。今後、暗号資産に対する制度の整備や周知によって、さらに身近な投資先として広がる可能性もあるだろう。

(藤田祐依)

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「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2025年7月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,102件

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