塩谷哲さんからピアノの先生へのお願い……指の練習より生徒の感性を刺激して!

塩谷哲さんからピアノの先生へのお願い……指の練習より生徒の感性を刺激して!
塩谷 哲さん 撮影:太田やすお
ピアニストで作・編曲家の塩谷 哲(しおのや・さとる)さんには、全国のピアノの先生へどうしてもお願いしたいことがあるといいます。

* * *

昔はレッスンで弾けない箇所があるとバシッと手をたたくような、スパルタ式のピアノの先生がよくいました。
さすがに最近は、そういうタイプの先生は少ないと思うのですが、ピアノのレッスンは、「バイエル」にはじまって、やれ「ハノン」、「ツェルニー」といった具合で、「指の訓練」ばかりやっているうちに嫌になってしまいがちです。
確かに「指の訓練」は大切です。でも、ピアノを教えることとは、技術のみならず、音楽のすばらしさを感じることのできる豊かな心を育てることであってほしいと思うのです。
これは! と思う魅力的なミュージシャンに、仕事の合間に話を聞いてみると、ほぼ例外なく、幼いころに夢中になった音楽があったと答えてくれます。
それは、レコードやCD、コンサートだけでなく、音楽やピアノの先生の演奏ということもあります。僕の場合は、父が好んで聞いていたオスカー・ピーターソンのレコードや、姉のバレエのレッスンについていったときに聞いたオーケストラの響きが音楽に触れ合うきっかけでした。
ピアノの前に座るのが苦痛になってしまった子どもは、ピアノだけでなく、音楽も苦痛になってしまうかもしれません。
それとは逆に、音楽の魅力にはまった子どもは、放っておいても自分で挑戦していくものです。そのためにも、まずは先生みずから渾身(こんしん)の演奏で、生徒を感動させましょう。生徒の感性をびりびり刺激しましょう。

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