新潟県長岡市は市立学校で事務職員による学校預り金の不正経理・着服が判明したと発表しました。着服額は約4年にわたり1300万円以上に上っています。

着服したのは、市立学校に勤務する事務職員(県費負担教職員)です。

事務職員は、2022年7月から今年5月までに学校の管理する保護者からの預り金等(学校教材費、修学旅行積み立て金等)や学校職員厚生費など計1346万9915円を着服していました。

長岡市によりますと、事務職員は学校が管理する25の口座の通帳を管理する担当者で、25口座のうち19の口座から合計複数回にわたり不正に引き出しを行っていました。事務職員は本来であれば校長の決済を受けてから引き出しを行わなければいけないところを決済をせずに引き出していたということです。

5月11日に事務職員本人から学校の教頭に預り金を着服したと申し出があり、本件が発覚。16日には市教育委員会が事務職員とともに警察へ届け出て、その後、市教育委員会は内部調査を行っていました。

着服した額については、すでに全額返済されていて、事務職員は調査に対し、「生活費やボートレースなどのギャンブルに使った」と話しているということです。

長岡市の金澤俊道教育長は「市立学校においてこのような不正行為があったことを大変申し訳なく思います。今後このようなことがないよう、改めて学校に対する指導を徹底してい参ります。」とコメントしています。

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