オウム真理教による一家殺人事件で犠牲になった坂本堤弁護士の遺体が上越市で見つかって、9月6日で30年です。現場では慰霊碑を前に黙とうが捧げられました。



6日、上越市の慰霊碑を訪れたのは日本弁護士連合会の関係者などです。

この事件は1989年、オウム真理教の問題を追及する活動にあたっていた坂本堤弁護士の一家3人が教団の幹部らに殺害され、1995年に、遺体が別々の山の中で発見されたものです。

坂本弁護士の遺体が現在の上越市名立区で見つかってから30年となったこの日、追悼式で日弁連の渕上玲子会長は「弁護士業務妨害対策の象徴として事件を語り継いでいく」と話しました。

【坂本弁護士の同期は】
「弁護士は人権擁護の最後の砦にならなければいけない仕事。少しでも坂本さんの遺志を継げたらという思い」

また、これまで慰霊碑の管理にあたってきた弁護士有志などの高齢化が課題となる中、今後は日弁連が主体的に管理するとして、合意書の調印式も行われました。

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