新潟県見附市の小学校で9月17日、新たなクラスメイトを迎える入学式が行われました。ふわふわで愛らしいアルパカの登場に、児童たちは特別な学校生活の始まりを喜んでいました。

17日、見附市の葛巻小学校で開かれた入学式。

1年生の児童約70人がわくわくした様子で待っていたのは、長岡市山古志地区からやってきたアルパカの親子『リリー』と『ニーナ』です。

【児童】
「これから、みんなでお世話頑張るね。一緒にたくさん遊ぼうね」

葛巻小学校で児童がアルパカを飼育するのは今年で6年目。

新型ウイルス禍で課外活動が制限される中、命の大切さや仲間と協力する楽しさを学ぶ機会を提供しようと始まりました。

入学式では手紙や歌のプレゼントで歓迎の気持ちを伝えたあと、待ちきれない様子でリリーとニーナとふれあいました。

【児童】
「かわいい~、かわいい~」

児童たちは緊張しながらも優しく手を伸ばしてなで、新たなクラスメイトを迎え入れていました。

【児童】
「ふわふわした。いっぱいなでたい。だから優しくする」

【児童】
「こっちに来てくれたところがかわいかった。エサをいっぱいあげたり、一緒に遊んだりしたい」

山古志アルパカ村の青木代表は、アルパカの飼育を通して子どもたちには責任感も育んでほしいと話します。

【山古志アルパカ村 青木勝 代表取締役】
「動物とふれあうことの楽しさとその楽しさを維持するために、自分たちが面倒を見るんだという義務感。

そういうものが重要だと思う」

12月の冬休み前まで休日も交代でお世話をしながらリリーとニーナと過ごす予定の1年生。

今年も子どもたちとアルパカの特別な学校生活が始まりました。

編集部おすすめ