新潟県は、26年に一般栽培が始まる暑さに強いコメの極早生品種「新潟135号」の名称候補を募集すると発表した。
■暑さに強い"新潟135号"

記録的な猛暑が続く中、高温に強いコメを作ろうと2009年から研究が始まった新たなコメの品種・新潟135号。
8月中に収穫できる極早生品種で、食味がよく、夏の異常高温でも高い整粒歩合が確保できるのがが特徴だ。
コメは、穂が出始める出穂期の平均気温が26℃を超えると未熟な粒が多くなると言われている。2023年は平均気温が26℃を超える日が平年の倍以上の31日間となった結果、一等米比率は過去最低の5%にまで落ち込んでいた。
25年も新潟135号の出穂期である7月は記録的な高温となったが、試験的に栽培された11地点全てで採れたコメが一等米となった。
■一般栽培開始前に名称候補を募集

2026年から一般栽培が始まるのを前に、県は9月25日から新潟135号の名称候補の募集を開始。文字数は10文字以内で親しみやすく覚えやすい名称が条件となっている。
花角知事は「新しい品種の認知を広げたいという思いがある。愛されるコメになってもらいたいという気持ちを込めて、皆さんに広く提案してもらいたい」とコメント。
名称の候補は県の電子申請システム、または郵便はがきで10月6日まで募集。発表は11月下旬の予定だ。