立春を過ぎ、徐々に春の息吹が感じられるようになった新潟県佐渡市。繁殖期を迎えたトキに、豊作を祈る繭玉飾りなど、冷たい空気が和らぎ始めた佐渡の風景をお伝えします。

佐渡金山の道遊の割戸が白く染まる一方で、雪の間から顔を出していたのはスイセンです。佐渡市では立春を過ぎ、少しずつ春の息吹が感じられています。

新穂地区の牛尾神社では、先日『お七日祈願祭』が執り行われました。天狗による“猿田彦の舞”は地域に良くないものが入ってこないように四方を清める所作が特徴です。

このほか、恵比寿様が鯛を釣り上げる“事代主の舞”なども奉納。

【牛尾神社 佐山眞理子 宮司】
「こちらでは神楽も一つのお祓いなので、それを一身に受けて良い年にして、また来年お顔が見られればという気持ちでいる」

【訪れた人】
「家族みんなが健康に過ごしてくれたらうれしい」

トキにも春が訪れています。

首のあたりからはがれ落ちる黒い物質を体にこすりつけ、羽を灰色に変化させるトキ。繁殖シーズンに入ったことを示しています。

相川地区の民家で空間を彩っているのは、宝船や大黒様などの繭玉飾り。米粉などで作った60以上の繭玉を梶井さん夫妻が毎年この時期に飾り付けているものです。

【梶井忠志さん】
「豊作を祈って稲穂が下がるように、下向きになるようにする。穂が重たくなるように」

【梶井美千枝さん】
「みんなが健康で幸せで楽しく暮らせますようにと、最後に拝んでいる」

その華やかさから一般の人が見に訪れることもあるといいます。



一方、同じ相川地区では、2月12日。

【服部公平さん】
「パッと見ると、そこにかわいらしく、愛らしくフキノトウが咲いていて」

岩場で顔をのぞかせたのは、春の訪れを告げるフキノトウ。思いがけず発見した男性の声も弾みます。

【服部公平さん】
「もう春が来たという、すごくうれしい感じで発見することができた」

長かった佐渡の冬も、その出口が見え始めています。

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