2月8日に行われた衆院選で新潟4区から出馬し、落選した中道改革連合の米山隆一氏を直撃。選挙戦を終え、新党合流の舞台裏や中道の立て直しに向けたポイントなどを聞いた。
■選挙戦で感じた自民党の勢い
選挙戦を終えて数日…
後片付けが進む新潟県長岡市の事務所で今回の衆院選について語ってくれたのは、新潟4区から出馬した中道改革連合の米山隆一氏だ。
「大変だった。物理的にも気候的にも、いろんな制限の中で、かつ、厳しい自然条件の中で大変だったというのが率直な感想。なかなか聞いてくれないですし、そういう空気にもならなかった」
記録的な大雪の中での選挙戦の難しさについて口にした米山氏。その物理的な過酷さとともに感じたのが、自民党の勢いだったという。
「いくつかの失敗はあったが、私自身の力不足はもちろん大前提として、全体的な結果を見れば、自民党の勢いが非常に強かったというのは否定できない。個々人の努力で反省すべきところと、制空権的な話がある。もう制空権は完全に取られている状態で、地上戦でうまくいかなかったという反省はある。同時に、地上戦がうまいと定評のある人まで多く落選しているのは、完全に制空権を取られたからだと思う」
■「立憲で戦いたかった…」
制空権を完全にとられてしまったと敗因を語る一方で、選挙直前に結成した新党・中道改革連合について「結成のプロセスに関しては大いなる反省が必要というか、率直に言って自己否定でしょう、という感じ。政党として自己否定ですよね、という以上には言葉が見つからない」と口にした米山氏。
中道に合流せずに無所属で出馬する意思はなかったのかとの問いに対しては「考えはしたが、間に合わない。あの状況で無所属でやるなら相当な用意がいる。それをカバーするものを用意するのは非常に困難な日程だった。当選をしようと思って一定の選挙活動をするなら、無所属という選択肢は極めて困難だったと思う」と明かした。
その上で、「立憲で戦いたかった…」と本音をこぼした米山氏。高市内閣の圧倒的な支持に加えて、選挙戦で展開される「野合批判」に抗うことが出来なかったと振り返る。
「無党派への影響は大きかった。野合批判というものは極めて強くあった。合流そのものが悪いというよりは、そのプロセスがどういう影響を及ぼすかということに対して、あまりにも考慮が不足していたと思う」
■中道立て直しのポイントは?
中道の新代表には小川淳也氏が選ばれた。果たして中道を立て直すことができるのか…米山氏は党を立て直すポイントについて「党というのは「こうありたい」という未来像を示すためにある。まず、中道が目指す未来像を明確に作り上げることが大事。その未来像に基づいて広報をしたり批判をしたりすれば、それは生産的なものとして伝わる。小川さんには、それをまとめることを期待する」と話した。
一方で、参議院の立憲民主党と公明党の合流に関しては慎重であるべきとの見解を示した。
「結論ありきで合流を進めるのは禍根を残す。参議院の方々は意思決定のプロセスに加わっていない。
今後、批判覚悟で離党する考えはないか聞くと「今は中道の一員。自己否定的だったとはいえ、自分で選択したプロセスなので、今何かをしたいということではない。ただ、参議院に関しては結論ありきではない議論をすべきだと強く要望する。その上で次の状況ができたときには、そのときをよく見て、自分の納得のいく選択をする」と含みを持たせた。
高市内閣の支持率・新党だけでなく、米山氏が苦戦した理由の一つが自身が得意としていたSNSでの炎上だった。

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