青い岩石『ラピスラズリ』が日本国内で初めて、新潟県糸魚川市で産出されたことが確認され、3月7日、一般公開が始まりました。このラピスラズリを顔料として使用してきた日本画家に、その魅力を聞きました。

■日本初!糸魚川市で“ラピスラズリ”発見

【観覧者】
「もう単純に、すごく美しい石」

【観覧者】
「とても神秘的。びっくりした」

【観覧者】
「海みたい」

深い海のような青い石…これは、ラピスラズリです。

かつて、エジプトやギリシャなどの遺跡から出土し、日本では正倉院にも宝物として収蔵されているラピスラズリ。

これまで産出された宝石品質の原石はすべてアフガニスタン産と考えられていて、国内での産出が確認されたのは初めて。

7日、糸魚川市のフォッサマグナミュージアムで、そのラピスラズリの展示が始まりました。

糸魚川市の姫川支流で愛好家が見つけ、ヒスイなどを取り扱う物産店に持ち込まれたと言います。

【小滝物産店 伊藤加奈子 代表】
「もう3~4年くらい前になるが、石の引き取りをしたものの中に青い石があった。最初は糸魚川でも青い石は結構見つかるので、その石かなと思ってずっと持って歩いていた」

そして2月、国立科学博物館でX線解析などを経てラピスラズリであると確認されました。

【魚川市 久保田郁夫 市長】
「糸魚川はヒスイという文化に今まで育まれてきたが、新たにラピスラズリという大きなツールが増えた。糸魚川市にとって本当の財産にしていきたい」

学芸員もヒスイとラピスラズリの関係性に言及します。

【フォッサマグナミュージアム 小河原孝彦 学芸員】
「今回のラピスラズリについてもヒスイと関係した石なのではないかと国立科学博物館で研究が進められている。おそらくヒスイが出る場所のごく一部でラピスラズリがあるのではないかと思う」

■日本画家が語る“顔料”としての魅力

このラピスラズリを作品に使用してきた人がいます。上越市在住の日本画家、川崎日香浬さんです。



【川崎日香浬さん】
「ちょっと濡らすと、色がより鮮明になる。これが石の色だと信じられない。青くて」

川崎さんはラピスラズリの顔料としての魅力は発色の美しさだけではないと話します。

【川崎日香浬さん】
「美しいだけではなく、地球が形成されるときに圧力がかかってできた鉱物なので、何かうちに秘めた、目に見えないパワーがあると考えている。すごく魅力的な鉱物」

現在、アフガニスタン産の顔料を使用している川崎さん。身近な糸魚川市で見つかったことについては…

【川崎日香浬さん】
「これはもう世紀の大発見だと思っている」

ヒスイで知られる糸魚川市に加わった大きな魅力、ラピスラズリは今年8月まで展示されます。

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