大手不動産会社が初めて『Uターンしたい街のランキング』を発表しました。地元を離れて暮らす人にとったアンケートで、Uターンを希望すると答えた率が高かった市町村の6位に新潟県の出雲崎町が入りました。

県内の市町村では唯一のランキング入りです。その背景を探りました。

■なぜ?『Uターンしたい街ランキング』で出雲崎町が6位に!

新潟県のほぼ中央に位置する日本海に面した出雲崎町。

人口約4000人の小さな町ではありますが、今回初めて発表されたUターンしたい街ランキングで全国6位に入りました。

【出雲崎町民】
「びっくり」

【出雲崎町民】
「文化・歴史がある町だから。それも兼ねて、海もあるし、戻ってきて安心できる、安らげる町なのでは」

都市計画の専門家・宗健さんは出雲崎町がランクインした理由について「良寛さんの出生の地で古い町並みもあり、歴史と文化が見える形で残っていることが町の愛着につながっていると考えられる」と分析します。

■町の外で暮らして気付いた出雲崎の良さ

では、実際にUターンした人はどう感じているのでしょうか。

【麺処いずも屋 宮崎有希さん】
「やっぱり自然、海があって、山があって、野生の動物もたくさんいる。関東に住んでいたときとは違う日常があるなとは思っている」

こう話すのは、4年前にUターンした宮崎有希さん。現在は千葉県出身の夫・義崇さんとともにラーメン店を営んでいます。

【宮崎さんの夫・義崇さん】
「知れば知るほど、良寛さんとか、北前船とか、歴史的背景がすごく詰まった魅力的な町だなと感じた」

町の外で暮らした経験があるからこそ気づける魅力。町役場で働く田口さんも東京のIT企業で5年間働いたあと、地元に戻りました。

【出雲崎町産業観光課 田口賢 係長】
「海も山もあって、季節ごとに景色が大きく変わるのがいい。東京に住んだからこそ、そういうのは当たり前じゃないと気づいた」

■子育て支援の充実も要因に「帰ってきたいと思える街づくりを」

自然の豊かさを町の魅力に挙げる人が多い中、仙海町長が挙げたのは別の要因です。



【出雲崎町 仙海直樹 町長】
「子育て支援が以前から充実していたので、そういったところがまた一つの要因になっているのかなという気もする」

出産準備金や出産祝い金のほか、入学・卒業祝い金の支給。さらに、高校卒業までの医療費の全額助成など子育て支援が充実している出雲崎町。

子育て支援施設には保健師や保育士が常駐していて、出産や子育てを考えてUターンや移住を決めたという母親もいました。

【Uターンした母親】
「かなりありがたい。病院にたくさん行くが、全部補助があり、とても助かっている」

【移住した母親】
「最近、離乳食を始めたばっかりだが、どういう頻度であげるとか、どれくらいの固さにするとか、そういうのが気軽に聞けるのでうれしい」

今回のランクインがきっかけで全国的に注目されることになった出雲崎町。

今後Uターンや移住者の増加につなげるためにも、町はさらなる住みやすさ・魅力の向上を目指す考えです。

【出雲崎町 仙海直樹 町長】
「様々な支援を通して、地元に帰ってきたいと思えるような街づくりを進めることは重要じゃないかなと思う」

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