新潟県燕市で“春キュウリ”の出荷が進んでいます。春の恵みが楽しみな季節の一方、中東情勢の悪化による原油の高騰に農業の現場からも懸念の声が上がっています。

燕市吉田地区本町の農業用ハウスで収穫されていたのはこの地域で50年以上にわたって栽培されるブランドキュウリ『もとまちきゅうり』です。

一般的にキュウリの旬は夏ですが、もとまちきゅうりは春キュウリとして一足早く旬を迎え、県内で最も早い2月下旬に出荷が始まっています。

【記者リポート】
「噛めば噛むほど甘さが広がります。皮が薄めで食べやすいです」

夏のキュウリに比べ、早くからゆっくりと栽培されることで甘みが増すといいます。

【瀬戸農園 瀬戸隆正 代表】
「(今年のキュウリは)やっぱりおいしいなと思った。でも、まだ、もっと、もっと、おいしく作れるんじゃないかと思って日々勉強していく」

一方、農業の現場でも懸念が広がっているのが、中東情勢の悪化による原油の高騰です。

【瀬戸農園 瀬戸隆正 代表】
「暖房機で使っている重油などはこれから値上がりしていく中で、暖房費を抑えると、出荷の開始時期が遅れたり、収穫量に影響するのではないかというのは懸念している」

寒い時期から栽培されるもとまちきゅうり。農業用ハウス内の温度は26℃ほどに保つ必要があります。

生産者は現時点ではまだ影響は出ていないとする一方、今後、暖房に使う燃油代や資材費が高騰し、農業経営を圧迫することを警戒します。

【瀬戸農園 瀬戸隆正 代表】
「経費面、包装資材だとか燃料費の高騰が続くとしたら心配。値段を上げて販売するのであれば、私たちもそれに見合った品物を作っていくことが大事かなと思っている」

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