去年記録的な不漁となった新潟県佐渡市・加茂湖のカキ。今年の水揚げも平年の6割ほどにとどまる見込みで、漁師は将来的なカキ漁の存続に不安を募らせています。

3月14日、行われた佐渡牡蠣祭り。

【訪れた人】
「とてもうまみがあっておいしかった」

【訪れた人】
「レモンとポン酢、どっちもおいしかったけど、基本的にはポン酢のほうがおいしかった」

去年は水揚げ量が平年の3分の1と、記録的な不漁となった加茂湖の養殖ガキ。

【加茂湖漁協 粕谷大祐 理事】
「去年の牡蠣祭りでは、加茂湖の不漁で殻付きのカキが提供できなかったが、満を持して、今年は出すことができたので、お客さんも喜んでいるのでは」

しかし、その裏で漁師の間には今シーズンも水揚げへの不安が広がっています。

【加茂湖漁協 山本博文 組合長】
「今シーズンは去年よりはいいが、カキの出来に地域格差があり、ダメな地域は全然ダメ。今シーズンは平年の6割くらいいけばいいかなという感じ」

場所によって水揚げ量に差がある点について漁師は…

【漁師】
「夏の高温が関係している。そのほかに海水の出入りが少ない」

【漁師】
「水の流れ、循環が悪いのではないかとみている」

昨シーズンの不漁の一因だった魚による食害については対策しているものの、温暖化や海水の流れについては漁師には手の打ちようがありません。

【漁師】
「結局、行政が動いてくれないと」

【漁師】
「今後、ますます温暖化が進んでいくわけなので、加茂湖のカキ養殖は廃れてしまう、できないということになるかと思う」

一方、牡蠣祭りでは、来場者からこんな声も聞かれました。

【訪れた人】
「カキがあまりとれないというのは聞いているが、その中でも祭りを開催してくれて、おいしいカキを提供してくれて本当にありがたい」

マイルドで子どもから大人まで食べやすいと言われている加茂湖のカキ。漁師たちは、行政の協力も得ながら、その味を守っていきたいと考えています。

編集部おすすめ