中東情勢の悪化が様々な分野に影響を及ぼしています。アメリカとイランの停戦が合意されてもなお封鎖状態が続くホルムズ海峡。
【高市総理】
「原油および石油製品の日本全体としての必要な量は確保されている。アジア諸国で原油から加工された形で供給される。医療関係を含む重要物資についても直ちに供給途絶が生じることはない」
4月7日、「年を越えて石油の供給を確保できるめどがついた」と話した高市総理。
その翌日、アメリカとイランは停戦合意に至りましたが、その後イスラエル軍がレバノンに大規模攻撃。これをイランは、合意違反と批判し、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡は再び封鎖状態となっています。
胎内市の歯科医院。診療前に院長の佐久間さんが手にはめるのは、石油製品である東南アジア製のゴム製の手袋です。
【胎内I’S歯科・矯正歯科 佐久間利喜 院長】
「(Q.1日に何枚?)私ひとりで1箱以上は使う」
【佐久間利喜 院長】
「患者1人に対して1組使うわけではなく、歯科衛生士に呼ばれた場合、その時にまた付け替えるので、結構消費が早い」
1日に50人ほどの患者を診察する中で、院長1人で1日1箱、100枚のゴム製手袋を使うという歯科医院。ゴム製手袋を使うのは歯科医師だけではありません。
【松村道子アナウンサー】
「ゴム手袋は歯科衛生士の手にもはめられています」
その供給に不安を与えるホルムズ海峡の封鎖ですが、医療資源の確保に教訓となっているのが新型コロナウイルス禍でのマスク不足です。
【佐久間利喜 院長】
「新型コロナ禍のときに全く(マスクが)入ってこなかった時期があったので、(ゴム製手袋が)なくなるのではないかという不安があって、普段よりは多めにストックしておこうと」
現在、向こう3カ月分の在庫を確保していますが。
【佐久間利喜 院長】
「少しずつだが値段が上がってきている。出荷制限で今まで10箱入ってきていたのが2箱ずつという形になって少ない」
【松村道子アナウンサー】
「歯科医院ではゴム製の手袋だけでなく、患者さんの胸元にあてるエプロン、さらには医療器具が滅菌されていることを示すパッケージなど、様々な石油由来製品が使われています」
滅菌パックは、使用した医療器具をこのパックに入れて滅菌処理をすることでその後も衛生状態を保てるというもので、医療の安全を担保する上で欠かせない資材。こちらも供給が少なくなっています。
【佐久間利喜 院長】
「不安。まだストックはあるが、不安な状況が続いている」
医療資材の不足で治療できなくなることが患者にとって最大のデメリットとなると話す佐久間院長。
【佐久間利喜 院長】
「本当に早く停戦というか、戦争が終わって石油関係の不安が早くなくなってほしい」

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