料理に重宝するソーセージは、ストック食材のひとつ。何気なく購入していましたが、実はパッケージ裏を見れば、ソーセージの階級がわかるという情報をYouTubeの料理チャンネル『とにかく売れたい中華料理屋』でゲット!調べてみると「JASマーク」がソーセージのランクを表しているそう。
【リュウジが試食してランキング】市販のウインナー1番旨いのはどれ?第1位を超えて「神ランク」が出た!
知っているようで知らない!?「JASマーク」を詳しく紹介!
お店でJASマークを発見!
スーパーなどで食品を購入する際に目にする #JASマーク
実際に売り場に並んでいるJAS製品とともに、どのような製品がJAS認証を受けることができるのか、JAS製品を選ぶメリットも併せてご紹介します。
↓↓https://t.co/FyISzuVEzt pic.twitter.com/ICBYONmlPD— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) October 9, 2024
農林水産省の公式X(旧Twitter)に、「JASマーク」についてのポストがありました。画像を見ると、商品のパッケージにさまざまな「JASマーク」が付いているとわかります。
「JASマーク」は、農林水産大臣が認めた製品や広告などに付けられるマーク。日本農林規格(Japanese Agricultural Standards)の頭文字を取って、マークにデザインされています。
品質や成分、生産方法、管理方法、サービスなど、基準を満たしているかを国が審査。その上で、農林水産大臣が認定した製品や広告に、「JASマーク」が表示されるそうです。
11月はJAS普及推進月間
JAS(日本農林規格)は、農林水産・食品分野における日本の国家規格です。
他の商品との差別化には「特色JAS」、品質の信頼の「丸JAS」、環境にやさしい「有機JAS」など、いろんな種類のJASマークがあります! pic.twitter.com/BsKhHnpDUW— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) November 15, 2023
「JASマーク」は、通称「一般JAS」と呼ばれる平準化規格のマーク。そして、生産方法などに特色があるものに付けられる「特色JAS」。さらに、特色JAS製品の中でも有機の基準に適合するものに付けられる「有機JAS」の3種類があります。
「JASマーク」を見ればソーセージのランクがわかる!?
ソーセージは、素材の肉やつなぎの割合によって4階級に分けられているそうです。上記X(旧Twitter)で紹介した「特色JAS」の他に「特級JAS」「上級JAS」「標準JAS」がパッケージに表示されています。
普段、何気なく購入しているソーセージですが…。買っていたソーセージで、それぞれパッケージの裏側を確認すると、商品によって「特級JAS」「上級JAS」「標準JAS」と、異なるマークが印字されている…!
普段、見ていなかったことにハッとさせられました。
ちなみに、ソーセージに表示される4種類の「JASマーク」には、下記の意味があります。
「特色JAS」…72時間以上熟成し、特殊製法で作られたソーセージ
「特級JAS」…つなぎを使わず、豚肉や牛肉のみを使って作られたソーセージ
「上級JAS」…豚肉や牛肉をのみを使用し、つなぎを5%以下に抑えて作られたソーセージ
「標準JAS」…様々な種類の肉を使用し、つなぎを10%以下に抑えて作られたソーセージ
ちなみに「JASマーク」の表示は、製造業者などの任意によるものなので、「JASマーク」の表示がないソーセージも販売されています。「JASマーク」があるものは、国の基準を満たして製造されているというお墨付きなので、信頼度が高い商品と言えるでしょう。
そして、4種類の「JASマーク」の意味を知っていれば、ソーセージの素材について大まかにわかり、購入する際、判断基準のひとつになりますね。
異なる「JASマーク」のソーセージを食べ比べてみた♪
ソーセージの「JASマーク」について詳しくなったところで、気になるのは味の違い。焼いたものと茹でたもので「特級JASのソーセージ」と「標準JASのソーセージ」を食べ比べてみます。
まずは焼いてみることに。
フッ素樹脂加工のフライパンを、油を引かずに中火で熱し、両端に「特級JASのソーセージ」と「標準JASのソーセージ」を置きました。
続いて、茹でソーセージを。
沸騰しない程度のお湯で「特級JASのソーセージ」を3分茹でました。
お湯を変え、「標準JASのソーセージ」も、沸騰しない程度のお湯で3分茹でました。
それでは、焼いたソーセージと茹でたソーセージで、それぞれのランクを実食してみます!
【特級JASのソーセージ】
まずは「特級JASのソーセージ」を実食してみます。左側が5分ほど焼いたもの、右側が3分ほど茹でたものです。
焼いたソーセージにフォークを刺してみると、ブリッ!と皮の弾ける音がし、肉厚な手応えが。皮も香ばしく焼けています。口に入れると、肉の旨味とジューシーさが広がります♪
茹でたソーセージも、フォークを刺すとプチッと皮が弾け、肉汁が少し溢れるような感じに♪食べてみると、焼いたソーセージよりもさっぱりとしているように感じますが、肉の旨味は健在。
どちらも肉のおいしさが濃厚でしたが、あっさりと食べたい時は、茹でる。がっつり食べたい時は焼いて食べるのがよさそうな味わいでした。
パッケージ裏の原材料表示を見てみると、豚肉と豚脂肪の他は、糖類、食塩、香辛料、添加物の表示が。
【標準JASのソーセージ】
次は「標準JASのソーセージ」を実食してみます。左側が5分ほど焼いたもの、右側が3分ほど茹でたものです。
焼いたソーセージにフォークを刺してみると、むにゅっと刃先がめり込む手応え。肉の脂身が少ないためか、焼き色も薄めです。食べてみると肉の味わいが淡白。「特級JASのソーセージ」の後に食べたので、味の違いが歴然としていました。
茹でたソーセージも、フォークの刃先がむにゅっと入り込む感じ。皮の弾力感が弱めで、肉の旨味もやはり薄め。さっぱりとしていました。
ソーセージだけを食べるよりも、炒め物やスープなどの具材のひとつとして使うと、よさが発揮されそうな印象でしたよ。
パッケージ裏の原材料表示を見てみると、豚肉、豚脂肪、鶏肉、結着材料、還元水あめ、食塩、香辛料、ポークエキス、添加物の表示が。
肉の旨味が淡白に感じたのは、豚肉と豚脂肪の他に鶏肉が使われ、ポークゼラチンと大豆たん白のつなぎも含まれているためのよう。つなぎの割合は表示に書かれていないので不明ですが、豚肉と鶏肉の2種類を使っていることから、「標準JAS」のマークが表示されていたのですね。
パッケージ裏の「JASマーク」も商品選びの有益な情報!
YouTubeの料理チャンネル『とにかく売れたい中華料理屋』が伝えていた、ソーセージにはランクがあるという情報。それを知り、ソーセージの「JASマーク」について調べてみると、まったく知らないことばかりで、とても勉強になりました。
普段、ソーセージを購入する際は、商品名、値段、原材料表示くらいしか見ていません。「JASマーク」の有無も認知していないくらいに、パッケージの裏側は見ていなかったことに気付かされました。
ソーセージに関しては、製造方法や素材によって4種類の「JASマーク」が表示されています。ぜひ参考にして、商品を選んでみてくださいね。
<参考文献>
WEB
『農林水産省~徹底解説!「JAS」のすべて』
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2410/spe1_01.html#main_content
『一般社団法人日本農林規格協会(JAS協会)~JAS規格制度~』
http://www.jasnet.or.jp/seido2.html
ということで今回、ソーセージの「JASマーク」を徹底調査!さらに、異なる階級のソーセージを食べ比べしてみました。
【リュウジが試食してランキング】市販のウインナー1番旨いのはどれ?第1位を超えて「神ランク」が出た!
知っているようで知らない!?「JASマーク」を詳しく紹介!
お店でJASマークを発見!
スーパーなどで食品を購入する際に目にする #JASマーク
実際に売り場に並んでいるJAS製品とともに、どのような製品がJAS認証を受けることができるのか、JAS製品を選ぶメリットも併せてご紹介します。
↓↓https://t.co/FyISzuVEzt pic.twitter.com/ICBYONmlPD— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) October 9, 2024
農林水産省の公式X(旧Twitter)に、「JASマーク」についてのポストがありました。画像を見ると、商品のパッケージにさまざまな「JASマーク」が付いているとわかります。
「JASマーク」は、農林水産大臣が認めた製品や広告などに付けられるマーク。日本農林規格(Japanese Agricultural Standards)の頭文字を取って、マークにデザインされています。
品質や成分、生産方法、管理方法、サービスなど、基準を満たしているかを国が審査。その上で、農林水産大臣が認定した製品や広告に、「JASマーク」が表示されるそうです。
11月はJAS普及推進月間
JAS(日本農林規格)は、農林水産・食品分野における日本の国家規格です。
他の商品との差別化には「特色JAS」、品質の信頼の「丸JAS」、環境にやさしい「有機JAS」など、いろんな種類のJASマークがあります! pic.twitter.com/BsKhHnpDUW— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) November 15, 2023
「JASマーク」は、通称「一般JAS」と呼ばれる平準化規格のマーク。そして、生産方法などに特色があるものに付けられる「特色JAS」。さらに、特色JAS製品の中でも有機の基準に適合するものに付けられる「有機JAS」の3種類があります。
「JASマーク」を見ればソーセージのランクがわかる!?
ソーセージは、素材の肉やつなぎの割合によって4階級に分けられているそうです。上記X(旧Twitter)で紹介した「特色JAS」の他に「特級JAS」「上級JAS」「標準JAS」がパッケージに表示されています。

普段、何気なく購入しているソーセージですが…。買っていたソーセージで、それぞれパッケージの裏側を確認すると、商品によって「特級JAS」「上級JAS」「標準JAS」と、異なるマークが印字されている…!
普段、見ていなかったことにハッとさせられました。
ちなみに、ソーセージに表示される4種類の「JASマーク」には、下記の意味があります。
「特色JAS」…72時間以上熟成し、特殊製法で作られたソーセージ
「特級JAS」…つなぎを使わず、豚肉や牛肉のみを使って作られたソーセージ
「上級JAS」…豚肉や牛肉をのみを使用し、つなぎを5%以下に抑えて作られたソーセージ
「標準JAS」…様々な種類の肉を使用し、つなぎを10%以下に抑えて作られたソーセージ
ちなみに「JASマーク」の表示は、製造業者などの任意によるものなので、「JASマーク」の表示がないソーセージも販売されています。「JASマーク」があるものは、国の基準を満たして製造されているというお墨付きなので、信頼度が高い商品と言えるでしょう。
そして、4種類の「JASマーク」の意味を知っていれば、ソーセージの素材について大まかにわかり、購入する際、判断基準のひとつになりますね。
異なる「JASマーク」のソーセージを食べ比べてみた♪
ソーセージの「JASマーク」について詳しくなったところで、気になるのは味の違い。焼いたものと茹でたもので「特級JASのソーセージ」と「標準JASのソーセージ」を食べ比べてみます。

まずは焼いてみることに。
フッ素樹脂加工のフライパンを、油を引かずに中火で熱し、両端に「特級JASのソーセージ」と「標準JASのソーセージ」を置きました。
2種類のソーセージの味が混ざらないよう、転がしながら5分ほどかけて焼いていきます。

続いて、茹でソーセージを。
沸騰しない程度のお湯で「特級JASのソーセージ」を3分茹でました。

お湯を変え、「標準JASのソーセージ」も、沸騰しない程度のお湯で3分茹でました。
それでは、焼いたソーセージと茹でたソーセージで、それぞれのランクを実食してみます!
【特級JASのソーセージ】

まずは「特級JASのソーセージ」を実食してみます。左側が5分ほど焼いたもの、右側が3分ほど茹でたものです。

焼いたソーセージにフォークを刺してみると、ブリッ!と皮の弾ける音がし、肉厚な手応えが。皮も香ばしく焼けています。口に入れると、肉の旨味とジューシーさが広がります♪

茹でたソーセージも、フォークを刺すとプチッと皮が弾け、肉汁が少し溢れるような感じに♪食べてみると、焼いたソーセージよりもさっぱりとしているように感じますが、肉の旨味は健在。
どちらも肉のおいしさが濃厚でしたが、あっさりと食べたい時は、茹でる。がっつり食べたい時は焼いて食べるのがよさそうな味わいでした。

パッケージ裏の原材料表示を見てみると、豚肉と豚脂肪の他は、糖類、食塩、香辛料、添加物の表示が。
つなぎになる素材は使われておらず、豚肉100%で作られています。だから、「特色JAS」のマークが表示されていたのですね。
【標準JASのソーセージ】

次は「標準JASのソーセージ」を実食してみます。左側が5分ほど焼いたもの、右側が3分ほど茹でたものです。

焼いたソーセージにフォークを刺してみると、むにゅっと刃先がめり込む手応え。肉の脂身が少ないためか、焼き色も薄めです。食べてみると肉の味わいが淡白。「特級JASのソーセージ」の後に食べたので、味の違いが歴然としていました。

茹でたソーセージも、フォークの刃先がむにゅっと入り込む感じ。皮の弾力感が弱めで、肉の旨味もやはり薄め。さっぱりとしていました。
ソーセージだけを食べるよりも、炒め物やスープなどの具材のひとつとして使うと、よさが発揮されそうな印象でしたよ。

パッケージ裏の原材料表示を見てみると、豚肉、豚脂肪、鶏肉、結着材料、還元水あめ、食塩、香辛料、ポークエキス、添加物の表示が。
肉の旨味が淡白に感じたのは、豚肉と豚脂肪の他に鶏肉が使われ、ポークゼラチンと大豆たん白のつなぎも含まれているためのよう。つなぎの割合は表示に書かれていないので不明ですが、豚肉と鶏肉の2種類を使っていることから、「標準JAS」のマークが表示されていたのですね。
パッケージ裏の「JASマーク」も商品選びの有益な情報!

YouTubeの料理チャンネル『とにかく売れたい中華料理屋』が伝えていた、ソーセージにはランクがあるという情報。それを知り、ソーセージの「JASマーク」について調べてみると、まったく知らないことばかりで、とても勉強になりました。
普段、ソーセージを購入する際は、商品名、値段、原材料表示くらいしか見ていません。「JASマーク」の有無も認知していないくらいに、パッケージの裏側は見ていなかったことに気付かされました。
ソーセージに関しては、製造方法や素材によって4種類の「JASマーク」が表示されています。ぜひ参考にして、商品を選んでみてくださいね。
<参考文献>
WEB
『農林水産省~徹底解説!「JAS」のすべて』
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2410/spe1_01.html#main_content
『一般社団法人日本農林規格協会(JAS協会)~JAS規格制度~』
http://www.jasnet.or.jp/seido2.html
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