【画像を見る】ご…後光が差してる!?オーラが眩しい松平健さん
――松平さんは昨年、芸能生活50周年を迎えられました。50年を振り返って、思い出深い作品は何ですか?
一番はやっぱり『暴れん坊将軍』ですね。25年間続きましたが、スタートした当初は、時代劇で新人が主演をやるドラマなんてなかったから、まわりからも3ヶ月で終わるだろうって言われてたんですよ(笑)。それがみなさんにここまで愛されて、すごくありがたかったです。
――25年も続いた人気の秘密は何だと思いますか?
将軍という顔と貧乏旗本の三男坊という二つの顔を持って、町で起こる事件を解決していく設定が視聴者にウケたのでしょう。それまで徳川吉宗が主役の作品がなかったというのもあると思います。お城の華やかな生活と町人たちの活気に満ちた生活、両方を観ることができたのも新鮮だったのかもしれません。
幼稚園から老人ホームまで、みんなが踊ってくれて幸せです
――松平さんは、歌手としても2004年に『マツケンサンバⅡ』がヒットして、2021年にも再び大ヒットしました。スパンコールのキンキラの衣装もインパクトがありますね。
アメリカ公演が決まった際に、せっかくだったらリオのカーニバルみたいな派手な着流しがいいなと思って、アメリカまで生地を探しに行ったんです。

――同世代の方はもちろん、その後は若い子たちにも人気が広がっていきましたね。
自分でも楽しい曲だなと思うけど、幼稚園の子どもたちまで踊ってくれるとは思ってもみなくて、なぜ人気になったのかわからないんです(笑)。
――『マツケンサンバⅡ』は健康にも良いそうですね。
歌って踊ることは脳の刺激になって認知症予防に効果があるのだそうです。老人ホームに訪問した際に、みなさん笑顔で体を動かしている姿を見ると、僕自身も幸せな気持ちになります。
――現在、芸能生活50周年記念公演で東京、大阪とまわってきて、3月6日から名古屋・御園座があります。今回は『暴れん坊将軍』の舞台を1部でやられていますが、10年ぶりに徳川吉宗を演じていかがですか?
気持ちは昔から変わらなくて、まったく違和感なく演じられますね(笑)。
――2部では歌謡ショーで、マツケンシリーズの曲をきらびやかな衣装とともに披露されて、若いお客さんがうちわを振っていて賑わっていましたね。
そうそう、アイドルのコンサートみたいですよね(笑)。若いお客さんが多くて驚きました。
――ファンの方たちは松平さんに元気をいただいていますが、松平さん自身の元気の源は何ですか?
お客さんから「ステージを観ると元気をもらえる」と言っていただくんですけど、自分はみなさんの笑顔を見たり、拍手をもらったりすると元気が出ますね。自分が楽しむのはもちろんですが、お客さんが喜んでもらうということを常に大切にしています。
健康のための習慣は「毎朝のウォーキング」!
――元気が出る食べ物は何ですか?また、健康面で注意していることを教えてください。
好きな食べ物はお寿司なんですけど、パワーをつけたいときはお肉を食べます。それから舞台中は必ず梅干しを食べてますね。
あと、食事と睡眠と運動は大切ですね。ちゃんと野菜、お肉、魚をバランスよくしっかり食べるようにして、公演で地方に来たりして野菜が不足しているなと思ったときは青汁を飲んだりしています。あと、体にいいと言われたものは飲んだり食べたりしているかな。だから、何が効いているのかわからないんだけど(笑)。毎日の習慣にしているのは朝のウォーキング。時間があれば、1時間以上は歩きますよ。

――誰にでもできる健康維持のオススメはありますか?
1番いいのは「ラジオ体操第一」。屋内でできるし、全身運動になるからあれはいいですよ。あとは、やっぱり湯舟に浸かると疲れが取れますよね。僕は入浴剤やバスソルトなどを気分によって使い分けています。
――息抜きになる趣味などはありますか?
ドライブ。運転が好きなんですよね。車の中で覚えたい歌を流しながら一緒に歌ったりしています。あとは温泉に行くのも好きですね。最近は忙しくて行けてないけど、時間ができたら北海道とか沖縄へ行きたいな。
――松平さんは芸能生活50年ですが、同じことを長く続けていく秘訣は何でしょうか?
『暴れん坊』の場合は、常にフレッシュな気持ちで演じていました。周りから「マンネリだからそろそろやめた方がいいんじゃないか」という話があっても、僕自身は楽しいからやっているだけ。だから長く続けていく秘訣というよりも、楽しいから続けていたということなのかな。
――なるほど。楽しむことが大切なんですね。
そうですね、見てくださるお客さんがいるので、お客様がいてくださる限りはやり続けたかったし、『暴れん坊』をやりながら舞台をやったり色々なことができたから、煮詰まることがなかったんですよね。
※松平健さんのインタビューは、月刊誌『家の光』2025年3月号にも掲載されています。
https://www.ienohikari.net/press/hikari/