毎年、寒くなると大活躍するヒートテック…!?でも、ふと「なんだか去年より暖かく感じない?」と思ったことはありませんか?実は、ヒートテックにも寿命があるんです。今回は、ヒートテックの寿命について徹底調査! 新品と2年目のヒートテックの暖かさの違いや、年数・寿命の見分け方、少しでも長持ちさせる方法までくわしく解説します。
これを読めば、手持ちのヒートテックがまだ大丈夫かどうか、すぐにチェックできますよ♪

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そもそもヒートテックの年数はどうやって確認するの?

ヒートテックを何枚も持っていると、どれが新しくてどれが古いのか、わからなくなりますよね。
そんなときは、タグをチェックしてみましょう。

ヒートテックのタグには「(〇〇-〇〇)」というコードが記載されています。前半の2つの数字を見てください。

最初の数字は製造年(202◯年)、次の数字は「春夏秋冬(1~4の数字)」を表しています。

画像のように「34-〇〇」と書かれていたら、2023年の冬に発売されたヒートテックということ。これを参考に、どのくらい着続けているか確認できるんですよ。

ヒートテックの寿命の原因は?

ヒートテックの寿命は、生地に含まれるポリウレタンの劣化が原因です。ポリウレタンは約3年で劣化し、ちぎれて白い糸が出てくることも。着用や洗濯の頻度にもよりますが、時間が経つと生地が伸びてフィット感が失われてしまいます。

ヒートテックは伸縮性があり、肌に密着することで暖かさを保つ仕組み。でも、ポリウレタンが劣化して生地が伸びると、フィット感が弱まり、暖かさを感じにくくなってしまいます。


ユニクロの店員さんに聞いてみると「ヒートテックは3年で買い替えるのがおすすめ」とのこと。やはりヒートテックの寿命は3年なのですね~!

うちにあるヒートテックと新品で暖かさに違いはあるの?

「まだ着られるし大丈夫」と思っていたわが家の2シーズン目のヒートテック。でもふと、「新品と比べて、ちゃんと暖かさをキープできているの?」と疑問に…。そこで、新品と比べてみることにしました!

こちらが、2シーズン着たヒートテック(左)と、新品(右)。見た目や着心地に違いはあるのでしょうか?

一見違いはなさそうですが…

2枚をぴったり重ねて比べると、少しだけ2シーズン目(下)の方が伸びているのがわかります。首元も、少しヨレていますね。

気温4度の環境で体感の違いを比較

それでは、実際にそれぞれのヒートテックを着て、暖かさに違いがあるのか検証していきましょう。

本日の気温は4℃。風はありませんが、じっとしていると体の芯から冷えてきます。
まずは2シーズン目のヒートテックから。上にアウターを羽織り、さっそく検証スタート!

2シーズン目のヒートテック、暖かいです。フィット感もあり、十分使える感じ。
やっぱり寿命の3年以内なので、保温性もまだしっかりしているんですね。

30分後、この時点での”体感”を記憶しておきます。で、ここで新品に着替えてみます。

あれっ?ピタッと密着する感じが全然違う!肌に吸い付くようなフィット感で、包み込まれるような暖かさを感じます。動かなくても熱が逃げにくい気がする…。やっぱり繊維のハリが違うのかも?

そして30分後。うん、新品の方が圧倒的に暖かさをキープできている気がします。去年買った方も暖かさを十分感じたのですが、こちらの方が上。多分、フィット感、密着感が新品の方がいいので、保温力がより良い感じがします。

結論。保温力に差が出たのは、昨年のヒートテックが”伸びて”しまったから。フィット感が若干落ちたため、包まれているような暖かさが(新品と比較すると)感じられなかった、と思います。


ヒートテックの寿命を伸ばす方法

お気に入りのヒートテック、できるだけ長く使いたいですよね。少しの工夫で、寿命を延ばすことができます。

洗濯ネットに入れる

できるだけポリウレタンが伸びないよう、洗濯する際はネットに入れましょう。実は、ヒートテックのタグにも「洗濯ネットをご使用ください」と記載されていました。生地を傷めないよう、フィット感を損なわせないよう、やさしく洗濯することが大切なんですね。

乾燥機は使わない

ポリウレタンは熱に弱く、高温の乾燥機にかけると劣化が早まります。ヒートテックは自然乾燥がおすすめです。

ヒートテックは適切なケアをすれば、より長く暖かさをキープできます。寒い冬を快適に過ごすためにも、今シーズンはお手持ちのヒートテックを一度見直してみてはいかがでしょうか?
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