乾燥ひじきは長期間の保存に向き、かさばらないのでストック食材として常備している筆者。けれど、しょうゆや砂糖などで甘辛く炊いた「ひじきの煮物」以外のレシピは、思い付きません。
フレンチの谷昇シェフ流「伝統的な仏の煮込み料理」に挑戦!え、ルウもケチャップもソースも使わない!?
レシピ指南者は東京・神楽坂のフレンチ「ル・マンジュ・トゥー」の谷昇シェフ
以前放送の『きょうの料理』で「ひじきのオイル炒め」を紹介していたのは、東京・神楽坂にあるフレンチレストラン「ル・マンジュ・トゥー」のオーナーシェフである谷昇さん。
2度フランスへ渡り、フランス・アルザスの3つ星レストラン「クロコディル」や、2つ星レストラン「シリンガー」などで修業した経歴をお持ちの方です。
谷シェフはフランス料理のシェフ。ひじきとオリーブオイルを使うレシピを紹介するなんて、珍しいなと感じました。曰くひじきは油との相性がよく、洋風料理にも使えるとのこと。
筆者は、しょうゆや砂糖で甘辛く味付けした「ひじきの煮物」にすることが多く、オリーブオイルと合わせた経験はありません。一体どんな仕上がりになるのでしょう…。さっそく作ってみます!
炒めるだけ♪「ひじきのオイル炒め」を作ってみた!
【材料】(作りやすい分量)
長ひじき…50g ※今回は乾燥長ひじき11gを使用
オリーブオイル…大さじ2
粗びき黒こしょう…少々
【作り方】
1. 水を替えながら、ひじきが少ししんなりとするまで洗います。
レシピには、水をかえながら洗うと書かれていましたが、ひじきの戻し方は書かれていませんでした。そこで今回は、パッケージに書かれている通り、たっぷりの水に乾燥ひじきを入れて戻しました。
パッケージには、20~30分浸けると書かれていましたが、少し早めに引き上げることに。
15分経つとひじきから色が出て、少し芯が残るくらいに戻っていたので、ここからレシピ通りに作ってみます。
2回、水をかえてひじきを洗いました。
公式サイトのレシピによると、この料理のポイントは、「ひじきを戻しすぎない」ということのようです。水をかえながら、少ししんなりする程度に洗うことで、磯の香りや食感が残って、ひじきの存在感が出るんですって。
水気を切って計量すると、乾燥ひじき11gが48gになりました。2g少ないですが、オリーブオイルは分量通り、大さじ2で炒めてみます。
2. フライパンにオリーブオイルを引き、強めの中火で熱します。まんべんなく油が絡むように炒め、黒こしょうを加えます。
わが家のフライパンは内側が黒いので、わかりやすく、鍋で炒めることに。
熱したオリーブオイルに戻したひじきを入れると、水分がパチパチとはねるので、最初はご注意くださいね。強めの中火で炒めるので、あっという間に水分がなくなりました。
ひじきが黒いので、まんべんなく炒まったのか判断が付きませんが、香ばしい香りがしてきたので火を止めました。
ほのか~に香ばしい風味と…ねっちょりした食感で無味に近い!
以前の『きょうの料理』でフレンチの重鎮・谷昇シェフが紹介していた「ひじきのオイル炒め」が、こちらです。オリーブオイルで炒めて黒こしょうを振りましたが、ひじきが真っ黒なので、水で戻したひじきにしか見えません。
お箸では食べづらいので、スプーンで食べることに。炒めたことで香ばしい風味が少し付いていますが、ほぼ無味に近い味わいに感じます。たぶん、ひじきの煮物に親しみすぎて、甘辛い味わいがひじきの味だとすり込まれているせいでしょうね。
ひじきの食感はやわらかく、噛んでいくうちに、口の中でねっちょりとしたペーストのように。食べ慣れていないと、不思議な料理に感じます。
健康になりそうな一品ですが、筆者には少し食べづらく感じたので、卵焼きにしてみることに。
卵1個分の溶き卵に、「ひじきのオイル炒め」を大さじ1と白だし少々を加え、フライパンで焼いて卵焼きを作りました。
「ひじきのオイル炒め入り卵焼き」が、こちら。黄色い卵に黒いひじきが映えますよ♪
ひと切れ食べてみると、卵焼きなのでとても食べやすい♪ひじきの味わいはわかりませんが、食感が少しあって、ヘルシーに感じます。
和の食材とイタリアの調味の融合が新鮮!サラダ油よりも風味マシマシ!
フレンチの重鎮・谷昇シェフのレシピ「ひじきのオイル炒め」は、オリーブオイルで炒めるのがポイントでした。
ひじきの煮物を作る時も、最初にサラダ油で炒めるので、油との相性のよさはなんとなくわかっていましたが…。オリーブオイルも使えるのか!という発見がありました。
ただ、初めて食べた料理なので、正解の味がわからず…。今回作ったものが、番組で谷シェフが作っていたものと同じだったのか?という疑問が残りました。ひじきを戻しすぎないのが上手に作るコツのようですが、仕上がったものはやわらかく、噛むうちにねっちょりとしたので、15分水に浸したのは長かったのかもしれません。
「ひじきのオイル炒め」は食べ慣れていないと、食べにくさを感じる可能性がありそう。他の食材と組み合わせて、料理に活かすのがよさそうでした。
サラダのトッピング、炒飯の具、お好み焼きなどに加えたら、ひじきの栄養を手軽にプラス出来ていいんじゃないかなと思います!
ところが、『みんなのきょうの料理』のサイトでひじき料理を検索したら、「ひじきのオイル炒め」にヒット。なんと、フレンチの重鎮・谷昇シェフのレシピですって!?オリーブオイルで炒めるとひじきが洋風になるって…本当に??
フレンチの谷昇シェフ流「伝統的な仏の煮込み料理」に挑戦!え、ルウもケチャップもソースも使わない!?
レシピ指南者は東京・神楽坂のフレンチ「ル・マンジュ・トゥー」の谷昇シェフ
以前放送の『きょうの料理』で「ひじきのオイル炒め」を紹介していたのは、東京・神楽坂にあるフレンチレストラン「ル・マンジュ・トゥー」のオーナーシェフである谷昇さん。
2度フランスへ渡り、フランス・アルザスの3つ星レストラン「クロコディル」や、2つ星レストラン「シリンガー」などで修業した経歴をお持ちの方です。
谷シェフはフランス料理のシェフ。ひじきとオリーブオイルを使うレシピを紹介するなんて、珍しいなと感じました。曰くひじきは油との相性がよく、洋風料理にも使えるとのこと。
筆者は、しょうゆや砂糖で甘辛く味付けした「ひじきの煮物」にすることが多く、オリーブオイルと合わせた経験はありません。一体どんな仕上がりになるのでしょう…。さっそく作ってみます!
炒めるだけ♪「ひじきのオイル炒め」を作ってみた!

【材料】(作りやすい分量)
長ひじき…50g ※今回は乾燥長ひじき11gを使用
オリーブオイル…大さじ2
粗びき黒こしょう…少々
【作り方】
1. 水を替えながら、ひじきが少ししんなりとするまで洗います。

レシピには、水をかえながら洗うと書かれていましたが、ひじきの戻し方は書かれていませんでした。そこで今回は、パッケージに書かれている通り、たっぷりの水に乾燥ひじきを入れて戻しました。

パッケージには、20~30分浸けると書かれていましたが、少し早めに引き上げることに。
15分経つとひじきから色が出て、少し芯が残るくらいに戻っていたので、ここからレシピ通りに作ってみます。

2回、水をかえてひじきを洗いました。
公式サイトのレシピによると、この料理のポイントは、「ひじきを戻しすぎない」ということのようです。水をかえながら、少ししんなりする程度に洗うことで、磯の香りや食感が残って、ひじきの存在感が出るんですって。

水気を切って計量すると、乾燥ひじき11gが48gになりました。2g少ないですが、オリーブオイルは分量通り、大さじ2で炒めてみます。
2. フライパンにオリーブオイルを引き、強めの中火で熱します。まんべんなく油が絡むように炒め、黒こしょうを加えます。

わが家のフライパンは内側が黒いので、わかりやすく、鍋で炒めることに。

熱したオリーブオイルに戻したひじきを入れると、水分がパチパチとはねるので、最初はご注意くださいね。強めの中火で炒めるので、あっという間に水分がなくなりました。
ひじきが黒いので、まんべんなく炒まったのか判断が付きませんが、香ばしい香りがしてきたので火を止めました。
これで完成です。
ほのか~に香ばしい風味と…ねっちょりした食感で無味に近い!

以前の『きょうの料理』でフレンチの重鎮・谷昇シェフが紹介していた「ひじきのオイル炒め」が、こちらです。オリーブオイルで炒めて黒こしょうを振りましたが、ひじきが真っ黒なので、水で戻したひじきにしか見えません。
お箸では食べづらいので、スプーンで食べることに。炒めたことで香ばしい風味が少し付いていますが、ほぼ無味に近い味わいに感じます。たぶん、ひじきの煮物に親しみすぎて、甘辛い味わいがひじきの味だとすり込まれているせいでしょうね。
ひじきの食感はやわらかく、噛んでいくうちに、口の中でねっちょりとしたペーストのように。食べ慣れていないと、不思議な料理に感じます。
健康になりそうな一品ですが、筆者には少し食べづらく感じたので、卵焼きにしてみることに。

卵1個分の溶き卵に、「ひじきのオイル炒め」を大さじ1と白だし少々を加え、フライパンで焼いて卵焼きを作りました。

「ひじきのオイル炒め入り卵焼き」が、こちら。黄色い卵に黒いひじきが映えますよ♪
ひと切れ食べてみると、卵焼きなのでとても食べやすい♪ひじきの味わいはわかりませんが、食感が少しあって、ヘルシーに感じます。
卵に混ぜ込むとお箸でも掴みやすく、パクパクといただけました。
和の食材とイタリアの調味の融合が新鮮!サラダ油よりも風味マシマシ!

フレンチの重鎮・谷昇シェフのレシピ「ひじきのオイル炒め」は、オリーブオイルで炒めるのがポイントでした。
ひじきの煮物を作る時も、最初にサラダ油で炒めるので、油との相性のよさはなんとなくわかっていましたが…。オリーブオイルも使えるのか!という発見がありました。
ただ、初めて食べた料理なので、正解の味がわからず…。今回作ったものが、番組で谷シェフが作っていたものと同じだったのか?という疑問が残りました。ひじきを戻しすぎないのが上手に作るコツのようですが、仕上がったものはやわらかく、噛むうちにねっちょりとしたので、15分水に浸したのは長かったのかもしれません。
「ひじきのオイル炒め」は食べ慣れていないと、食べにくさを感じる可能性がありそう。他の食材と組み合わせて、料理に活かすのがよさそうでした。
サラダのトッピング、炒飯の具、お好み焼きなどに加えたら、ひじきの栄養を手軽にプラス出来ていいんじゃないかなと思います!
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