3月11日放送『ノンストップ!』の料理コーナー「笠原将弘のおかず道場」では、春らしい味わいに仕立てた「菜の花と豚バラのあんかけ焼きそば」を紹介していました。焼きそばといえばソースか塩味が定番ですが、これは辛子酢じょうゆ味。
京都の町中華でおなじみの「からしそば」にヒントを得た味付けだそう。菜の花と辛子の相性のよさは「菜の花の辛子和え」で周知の通り。新鮮な焼きそばを楽しめそうなので、いざ挑戦!

『この餡は覚えておくといろいろ使えるよ』 笠原さんの「町中華風あんかけ焼きそば」に挑戦!とろみが命♡

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今朝のESSE#笠原将弘 さんのおかず道場#菜の花と豚バラのあんかけ焼きそば

菜の花は炒める前にゴマ油で和える
焼きそば麺に辛子でアクセント

笠原の眼#菜の花卵サラダ
塩茹でした菜の花にゆで卵と粗みじん切りのピーナツ、マヨネーズ、醤油、砂糖を和えるだけ
ぜひ作ってみてください pic.twitter.com/61vgrJx53B— 【公式】『ノンストップ!』 (@nonstop_fujitv) March 11, 2025

3月11日の放送回で紹介していた「菜の花と豚バラのあんかけ焼きそば」の画像が、『ノンストップ!』の公式Xにポストされていますよ。

和食の料理人・笠原将弘さんが手にしているのが、「菜の花と豚バラのあんかけ焼きそば」。右上にも、少し拡大された画像が見られますね。

菜の花は、鮮やかな緑色を損なわないために、炒める前にゴマ油で和えるのがポイント。また、焼きそば麺に辛子でアクセントを付けるのがおいしさの秘密だそうです。

京都の町中華には、茹でた麺に辛子じょうゆを和え、具だくさんの餡をかける「からしそば」という麺料理があります。笠原さんは、そこから、この料理のヒントを得たとか。

筆者は「からしそば」を食べたことがあるので、興味津々!菜花入りということは、ほろ苦さと辛子の風味が合わさって、大人っぽいおいしさなのかしら♪和食の料理人の笠原さんらしい、あっさりとした焼きそばになりそうなので期待大!

辛子がポイント!「菜の花と豚バラのあんかけ焼きそば」を作ってみた!

だしは和風のものでも、鶏ガラスープでもよいとのこと。お好きなものをご用意くださいね。
番組では4人分の材料を紹介していましたが、今回は2人分で作ります。


【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


【材料】(2人分)
焼きそば…2袋
菜の花…1/2束 ※今回は50g使用
ゴマ油…大さじ1 ※菜花用
玉ねぎ…1/4個
しいたけ…2個 ※今回はしいたけ(大)1個使用。他のきのこでも可
にんじん…1/4本
豚バラ薄切り肉…150g
塩・こしょう…各少々
サラダ油…大さじ1/2

(あん)
だし…200ml ※今回はお湯200mlに顆粒の和風だしの素2gを溶かしたものを使用
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ1
オイスターソース…大さじ1/2
砂糖…小さじ1
水溶き片栗粉…水大さじ1/2+片栗粉大さじ1/2

(焼きそば用調味料)
酢…大さじ1と1/2
しょうゆ…大さじ1
練り辛子…小さじ1

1. 菜の花の根元の乾燥した部分を切り落とします。半分の長さに切り、ゴマ油で和えます。

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


菜の花の鮮やかな色を保つため、炒める前にゴマ油を和えておきます。菜の花に限らず、小松菜やほうれん草などの青物野菜も、炒める前に油を和えておくと色や食感がよくなるそうです。

2. 玉ねぎと、石突きを取り除いたしいたけを薄切りにします。にんじんは4cm長さの細切りに、豚肉は5cm長さに切ってほぐしておきます。

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


にんじんは火が通りにくいので、マッチ棒くらいの細さにするのがおすすめです。今回用意したしいたけは、軸もきれいだったので、石突きだけ切り落とし、軸も一緒に薄切りにしました。

3. 中火で熱したフッ素樹脂加工のフライパンに豚肉を入れ、塩とこしょうを振って色が変わるまで炒めます。1を油ごと加え、炒め合わせます。

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


今回はしゃぶしゃぶ用の薄い豚バラ肉を使ったので、片面1分ずつ焼くと色が変わりました。
ゴマ油を和えた菜の花を加え、サッと炒め合わせました。

4. 2の玉ねぎ、しいたけ、にんじんを加えて、しんなりとするまで炒めます。

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


玉ねぎ、しいたけ、にんじん、菜花、豚肉と具だくさん♪2分ほどかけて炒めると、にんじんや玉ねぎがしんなりとしました。

5. だし、しょうゆ、みりん、オイスターソース、砂糖を加えてひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉を回し入れて、とろみを付けます。

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


だしと調味料をひと煮立ちさせたら、弱火にして水溶き片栗粉を加えました。

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


水と片栗粉の割合が1:1の水溶き片栗粉を加えましたが、少量なので、それほどとろみは付かず。中火にして、3分ほど混ぜながら煮込みました。

とろみが付いたら火を止め、フタをして置いておきます。

6. ボウルに焼きそば麺を入れて、サラダ油をまぶします。塩とこしょうを振って、別のフライパンで中火で炒めます。

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


焼きそば麺は麺同士がくっついているので、炒める前にサラダ油をまぶし、ほぐしておきます。塩とこしょうを軽く振っておきました。


【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


サラダ油をまぶした麺を広げ、焼き色が付くように木べらで軽く押さえながら片面を2分ほど焼きます。ひっくり返して、2分ほど焼きました。

7. ボウルに酢、しょうゆ、練り辛子を入れて混ぜ合わせ、6を加えて和えます。

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


焼いた麺に辛子を溶かした酢じょうゆを和えるのがポイントです。焼きそばを辛子味にするのは初めてです!

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


炒めた麺に辛子酢じょうゆをしっかりと和えました。お皿に麺を盛り付け、温め直した5の具材をかけたら完成です。

麺に淡く辛子の風味♪具だくさんの餡があっさりコク旨で和中折衷のおいしさ

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


和食の料理人・笠原将弘さん考案の「菜の花と豚バラのあんかけ焼きそば」が、こちらです。あんかけ焼きそばという料理名ですが、あんは軽いとろみが付く程度。汁なし五目麺のような仕上がりになりました。

菜の花、にんじん、玉ねぎ、しいたけ、豚肉と具がたっぷりで食べ応えがありそうです♪

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


麺をお箸で持ち上げてみると…。汁気の多いあんが絡んでいるので、麺同士がもつれ合うこともなく、お皿の下からするっと出てきました。

菜の花と一緒に麺を食べてみると、麺にほんのりと辛子の風味が付いていて、穏やかな和風のピリ辛さ。
あっさりとした具だくさんのあんかけは、中華の八宝菜を思わせるおいしさで、和と中華が穏やかに融合しているよう。

笠原さんが参考にしたという、京都の町中華でおなじみの「からしそば」を食べたことがありますが、それに似たような味わい。とてもおいしく仕上がっています♪

菜花は炒めた後に軽く煮込んでいるので苦みは気にならず、くったりとやわらかい食感です。けれど、ゴマ油を先に絡めておいたので、鮮やかな緑色は健在。春らしい味わいを楽しめました。

辛子酢じょうゆ味の麺が新鮮♪菜花のほろ苦さと辛子の風味がマッチ

【笠原流焼きそば】春は「菜の花」で焼きそば作ろう!辛子酢醤油の味付けで…京風中華の辛子そば風♪


3月11日放送の『ノンストップ!』で、和食の料理人・笠原将弘さんが作っていた「菜の花と豚バラのあんかけ焼きそば」。

菜の花の定番料理「菜の花の辛子和え」で、菜の花と辛子の相性のよさは知られていますが、辛子酢じょうゆで和えた焼きそば麺と、菜の花入りのあんかけの相性も抜群でした。

焼きそばの味付けと言えば、ソースか塩かの2択になりがち。辛子酢じょうゆ味で、新鮮な焼きそばになりますよ!和風と中華が融合したような、旨味がありながらもあっさりとしたおいしさで、ボリューム感のある食べ応えも楽しめると思います。

菜の花は出回る時期が短いので、お店で見つけたら、ぜひ作ってみてくださいね。
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