昨年末、『全てあげよう』の大ヒットで紅白歌合戦に初出場した新浜レオンさん。楽曲の最後に披露する「膝スライディング」が話題になるなど、今もっとも注目されている演歌歌手の1人です。
そんな新浜さんは、梨の特産地である千葉県白井市の生まれで、母方の実家がまさに梨農家だったそう。梨へのあふれる愛をはじめ、今後の活動への熱い思いを語っていただきました!

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恩人との出会い、そして紅白へ
 
――昨年は、『全てあげよう』の大ヒット、『NHK紅白歌合戦』に初出場、多くの歌番組やバラエティにも出演されて、大活躍の一年でした。

やはり、木梨憲武さんと所ジョージさんとの出会いが、すごく大きなチャンスを作ってくださったなと思います。
小学生から高校生まで野球をやっていたことがきっかけで、一昨年に初めてのドラマ『下剋上球児』に出演したんですが、その番宣でTBSラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』に出演したのが木梨さんとの初対面でした。

木梨さんは西城秀樹さんがお好きなんですが、僕が西城秀樹さんのカバーを歌っているのをご存じだったんです。
そこで、共演されている所ジョージさんに「レオンくんに秀樹さん風の曲を作って」と言ってくださって、『全てあげよう』が生まれたんです。

野球をやってきたこと、西城秀樹さんが大好きなこと、ファンのみなさんの応援…、そういった積み重ねがあったからこそ、出演することができた紅白だったなと改めて思います。

苦難を乗り越えて掴んだチャンス

――甲子園を目指す野球一筋の人生から一転、演歌歌謡の歌手を目指す日々はどんなものでしたか?

母が当時、歌手になることに反対だったので、「大学卒業までにデビューが決まらなかったら諦める」と約束していたんです。なので必死でした。
演歌歌手である父(髙城靖雄さん)の下で歌を本格的に学びながら、レコード会社や芸能事務所にデモテープを送っていました。

ここでダメだったら諦めるという気持ちで、大学4年生の6月に紹介してもらったのが、現在所属するビーイング(現B ZONE)でした。

演歌歌手がいない事務所だったので、”大丈夫かな?”という気持ちもありましたが、デビューが決まった時は嬉しかったですね!

デビュー直前のタイミングで、事務所の先輩である倉木麻衣さんのライブを観て感動し、父に電話して「すごいところからデビューできるかもしれない!」と話したのを今でも覚えています。

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――2019年5月1日に『離さない 離さない』でデビューされて、翌年にはコロナ禍が始まりました。ご苦労もありましたか?

コロナ前の2019年は、リリースイベントで全国どこでも歌うという日々を積み重ねていました。
お客さんたった5人の前で歌うこともありましたが、少しずつファンの方も増えていって、目標であった「日本レコード大賞」新人賞を受賞することができたんです。
ファンのみなさんも泣いて喜んでくださったのが本当に嬉しくて、”ここからスタートだ!”っていう気持ちでいたときに、コロナ禍になって…。

自分は、お客さんと直に接してこそ持ち味が出せると思っていたので、デビュー2年目から”会えない”というのは本当に辛かったです。でも、できることをするしかない。
演歌歌謡の世界には若い歌手がたくさんいるんですが、いざコロナが明けたときに「見た目も歌も同世代から飛び抜けるんだ」というストイックな気持ちで、改めて腹式呼吸を習得したり、憧れの秀樹さんの映像をたくさん見てパフォーマンスを研究したりしていました。

子どもの頃から梨が大好き!

 ――お母さまのご実家が梨農家(秋本梨園)で、子どもの頃から梨が大好物とのこと。お料理もお得意とのことですが、梨を使った得意料理はありますか?

梨を赤ワインで煮るコンポートです!小さい頃から母がよく作ってくれて、好きな食べ物を聞かれると「梨の赤ワイン煮」と答えて、保育園の先生をびっくりさせたこともあります(笑)。母から教わったレシピで自分でも作りますが、今は作る時間がないので、母が梨と一緒にコンポートを送ってくれます。

あとは梨のピクルス。
食べやすい大きさにスライスした梨と、きゅうりやピーマンなどを瓶に詰めて、僕がアンバサダーをやらせていただいている「おいしい酢」に漬けるだけ。
一晩漬けただけでもおいしく食べられますよ!

故郷・白井市への熱い思い

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――今年1月には、地元・千葉県白井市の「しろいふるさと大使」に就任されました。活動を通して、白井市の魅力をどのように発信していきたいですか?

白井市のことをみなさんあまりご存じないと思うので、自分のSNSやテレビなどで白井市の良さをどんどん発信していきたいです。

個人的な夢ですが、ゆくゆくは氣志團さんが木更津でやっている『氣志團万博』のような、「新浜レオンフェス」みたいなものを開催したいです。
全国からお客さんを集めて、梨や自然薯など白井の物産も味わってもらいたい!これは絶対に実現したい夢のひとつです。

――地元・白井市の思い出の場所や、おススメのスポットがあれば教えてください。

白井市民プールの手前に「弁天池」という池があるんですが、夏になると池の前の畑一面にひまわりの花が咲くんです。その風景は思い出の景色で、映えスポットでもありますよ。小さい頃に、弁天池でザリガニ釣りをして遊んだ思い出もあります。

あとは、やっぱり母の実家「秋本梨園」の梨畑。僕にとって一番の青春の思い出の場所です。
去年の夏に、『開運!なんでも鑑定団』のロケで、久しぶりに梨畑で梨もぎをしたら、木が低くて腰をすごく曲げないと採れなくて。

子どもの頃は、下から手を伸ばして採っていたので、”梨の木ってこんなに低かったんだな”と実感しました。
梨農家の方々の農作業のご苦労を改めて知って、リスペクトする気持ちがより深くなったので、これからも応援したいですし、少しでもPRができたらなと思っています。

次なる目標は全国ツアーと俳優業への挑戦

――次なる目標もぜひ教えてください。

毎年、郷ひろみさんのライブを観させていただくんですが、本当に楽しくて。こんなに楽しいことを全国でやっていらっしゃることに、すごく憧れを持っています。

僕も今年初めて全国ツアーをやらせていただくので、何としても成功させて、毎年少しずつ規模を拡大したい。
デビュー10周年には、高校野球の予選で負けたマリンスタジアムと、憧れの甲子園で単独ライブをやりたいです。

そして、歌手として確固たるものを確立できたら、また俳優にも挑戦したいです。
いつか大河ドラマや朝ドラに出てみたいですね。今年はさらに多くの方に知っていただけるような1年にしたいと思っているので、いっぱい梨を食べて頑張ります!
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