東京・松濤にあった人気フレンチレストラン「シェ松尾」。今年の1月末に45年の歴史に幕を閉じましたが、オーナーシェフの松尾幸造さんは、YouTubeで家庭でも作りやすいフレンチを紹介していますよ。
今回は簡単に素早く作れ、おもてなし料理にもなると紹介していた「サーモンと春菊の紙包み焼き」に挑戦。ゆずごしょう、春菊、ゴマ油などフレンチらしからぬ食材を使うのも興味深い。レンチン調理なので気軽に作れそう♪

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YouTube『Grand Chef MATSUO 松尾幸造』は松尾幸造シェフの料理チャンネル

レンチンで作れる「サーモンと春菊の紙包み焼き」を見つけたのは、チャンネル登録者数67.7万人のYouTubeの料理系チャンネル『Grand Chef MATSUO 松尾幸造』。運営者は、東京・松濤にあった人気フレンチレストラン「シェ松尾」の元オーナーシェフ・松尾幸造さんです。

チャンネルでは松尾さんがヨーロッパ各国の一流ホテルやレストランで学んだ文化と、オーナーシェフとしての経験を活かし、ヨーロッパとアジアの食文化を融合させた、家庭料理を紹介していますよ。

グランシェフならではのテクニックを知れるので、家庭料理のランクが上がり、筆者はとても参考にしています。

今回作ってみる紙包み焼きは、フレンチでは「パピヨット」と呼ばれ、食材をクッキングシートやアルミホイルで包んで蒸し焼きにするおなじみの料理法のようです。

動画ではゆずごしょうや春菊を使い、和風に仕上げたと紹介していましたよ。フレンチのシェフが作る和風な一品に興味津々!作ってみます。

ゆずごしょうがポイント!「サーモンと春菊の紙包み焼き」を作ってみた!

下記材料の他にクッキングシートをご用意くださいね。

【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


【材料】(2人分)
サーモン…2切れ
春菊…160g
長ねぎ…1/4本
ゆずごしょう…小さじ1
塩昆布…6~8g ※今回は6g使用
白いりゴマ…小さじ1
ゴマ油…大さじ1

【作り方】
1. サーモンの皮を剥いで小骨があれば抜き、身が広い方にゆずごしょうを塗ります。

【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


塩味と辛味があり、ゆずの香りが広がるゆずごしょうをサーモンの下味に使うのがポイントです。
下味を付けたらラップをかけて冷蔵庫に入れておきます。

2. 春菊の茎を3~4cmに、葉をざく切りに、長ねぎを5cmほどの白髪ねぎにします。

【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


春菊と長ねぎの組み合わせが和風な印象です。香りが強い春菊を使うことで、紙包み焼きを開いた時に良い香りが広がるそうです。

3. 2、塩昆布、白ゴマ、ゴマ油を和えます。

【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


全体を和えたら中華の和え物のような一品に。

4. 長さ30cmほどに切ったクッキングシートの中央に3と1を乗せて包みます。

【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


ゴマ油で和えた春菊の半量をどっさりと乗せます。大量に感じますが、加熱するとかさがぐっと減るので多すぎることは無いとのこと。その上にゆずごしょうを塗ったサーモンを乗せました。

【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


手前と奥のクッキングシートを重ねて細かく2回折ります。クッキングシートを重ねると滑るので折りづらいですが、蒸した時に蒸気が逃げないようにしっかりと閉じるのがポイントです。


【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


両端は下側に2回折ります。両端をねじってキャンディー包みにしても構いませんよ。

5.耐熱皿に乗せ、電子レンジ(500W)で6分加熱します。

【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


あとは電子レンジ(500W)で6分加熱するだけです♪1個ずつ加熱する場合は、電子レンジ(500W)で5分加熱してくださいね。包んだままお皿に乗せたら完成です。

包みを開けると春菊の良い香り♪サーモンはふんわり、春菊はとろっとろ♪

【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


松尾幸造シェフ直伝の「サーモンと春菊の紙包み焼き」が完成しました。包みを開けると、春菊の濃い緑色とサーモンの華やかなピンク色のコントラストが鮮やか!

春菊の香りが湯気と共に広がります♪

【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


サーモンをお箸で切ると、身がほろっとほぐれました。食べてみるとふんわりとした食感で、ゆずごしょうの塩味、辛味、香りがほんのりと付いていて、少し和風な味わいです。

たっぷりと敷いた春菊の和え物は、火が通ったことでかさがぐっと減りました。特有のほろ苦さは残っていますが、くったりと煮えたように火が通り、とろっとしていて、大量だった春菊がぺろりといただけました。

今回は春菊に塩昆布を6g混ぜ合わせましたが、筆者には塩分が強く感じました。味が強い春菊に旨味の宝庫のような塩昆布を合わせたので、味が濃く感じたのかも知れませんが、塩昆布はもう少し減らしても、サーモンのやさしい味わいに合う付け合わせになると思います。


素材のおいしさを閉じ込められる紙包み焼き♪開ける楽しみも醍醐味

【グランシェフの簡単仏料理】「サーモンと春菊の紙包み焼き」作ろう!紙に包んで香りも旨味も閉じ込めろ


YouTubeの料理チャンネル『Grand Chef MATSUO 松尾幸造』で見つけた「サーモンと春菊の紙包み焼き」。クッキングシートで食材を包んでレンチンするだけなのに、食材の香りや旨味が逃げずにおいしく作れる作り方でした。

1人分ずつ包んで準備しておけば、家族の食事の時間が異なる時でもすぐに調理出来て、熱々を食べてもらえるメリットも感じました。

フライパンで焼かずに作れるので後片付けもとっても楽でした。油を使わずに調理出来るのでヘルシーレシピとしても重宝しますよ!たくさんのメリットを感じられる「サーモンと春菊の紙包み焼き」でした♪

とても簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね。
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