【2つ星店の元シェフが中華!?】素麺で「冷やし担々麺」作ろう！麺が細いから喉ごし良くて味も絡む絡む♡

フレンチレストランCIRPASのシェフ、Georgeさんこと吉田能さん。フレンチのシェフですがYouTubeではこだわりなくおいしい料理を紹介しています。今回は中華風な「冷やし担々素麺」を披露していました。あ、素麺だから和風か!?和食のような中華のような担々素麺をフレンチシェフがどう作るのか、さっそく作ってみましょう！

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YouTubeチャンネル『Georgeジョージ』でおいしそうなレシピを投稿しているのは、日本のミシュラン2つ星レストランの元シェフで、現在は東京・白金台でフレンチレストランCIRPASのシェフをしている吉田能さん。YouTubeの概要欄を見てみると、フランス料理で培った技術をもとに、家庭でも簡単に再現できる料理から、プロ目線の本格的な料理まで幅広く投稿しているんです。チャンネル登録者数は125万人です。

Georgeさんの「冷やし担々麺」の材料と作り方

【材料】※2人分
豚ひき肉…約200g
塩…適量
オリーブオイル…適量
ニラ…1/2束
長ねぎ…1本
しょうが…1かけ（チューブでも可）
豆板醤…小さじ1
甜麺醤…小さじ1
鶏ガラスープの素（顆粒）…少々
しょうゆ…小さじ1
砂糖…小さじ1/2
紹興酒…小さじ2



豚ひき肉は軽く塩を振っておきます。
ニラと長ねぎの青い部分は大きめのみじん切りにしておきます。
長ねぎの白い部分は白髪ねぎにしておきます。
長ねぎの白い部分の芯は大きめのみじん切りにしておきます。
しょうがは皮を剥いてすりおろしておきます。

そうめん…2～4束
豆乳…200ml
練り白ゴマ…大さじ1（白すりゴマ100g、ゴマ油大さじ1杯でできる）※今回は市販
めんつゆ（3倍濃縮）…大さじ2
オイスターソース…大さじ1
鶏ガラスープの素（顆粒）…少々
ラー油…小さじ1/2＋適量
ゴマ油…小さじ1/2
お湯…小さじ2
かいわれ菜…適量
黒こしょう…10振り＋適量
氷…3つほど



【作り方】※調理時間：20分
1. フライパンにオリーブオイルをひいて強火にかけ、豚肉を入れて塩を軽く振ってほぐしながら炒めます。



2. 豚肉が白くなってきたら中火にして、ニラと長ねぎの青い部分と芯を加えて軽く塩を振って炒めます。



3. 豚肉に半分ほど火が入ったらフライパンの端に寄せ、空いたところにしょうが、豆板醬、甜麵醬を入れて全体を混ぜながら炒めます。



4. 鶏ガラスープの素、しょうゆ、砂糖、紹興酒を加えて混ぜながら炒め、アルコールが飛んだらボウルに移して冷まします。粗熱が取れたらラップをして冷蔵庫へ入れておきます。



5. 別のボウルに練りゴマ、鶏ガラスープの素、お湯を入れてよく混ぜます。



6. めんつゆ、オイスターソース、黒こしょう、ラー油、ゴマ油を加えて混ぜます。



7. 豆乳を加えて混ぜます。



8. そうめんを表示通り茹でてよく冷やし、水を切ります。



9. 器に7のスープを張り、氷を入れます。



10. そうめんを加えてスープに絡め、4の肉みそ、白髪ねぎ、かいわれ菜を乗せます。ラー油を回しかけて黒こしょうを振って、できあがりです。



フレンチにニラなんて絶対使わないだろうな、と思いながらニラを刻むと、特有の香りが次第に部屋中に広がっていきました。肉みそとスープを別々に作るところは担々麺のレシピと同じですが、豆板醤と甜面醤を炒めている段階で完全にフレンチではありません。麺もしっかりと冷やし、できたてをさっそく口へ運ぶととんでもなくおいしい担々素麺でしたよ。

具体的には通常の担々麵より麺が細くてのどごしがよく、しっかりとスープを絡めた状態で口に入るのでまろやかなスープの味もちゃんと感じられます。そしてなんといっても肉みそ。冷やしてあるのにしっかりとパンチの効いた旨味と辛味が、冷たい細麺によく合っていました。あまりにおいしいので、慌てて追加のそうめんを茹でてお代わりしました。このレシピですと肉みそが若干多めにできるのが幸いして、お代わりもとてもおいしく頂けました。次回はすごく暑い日に食べてみたくなりました。

担々麺には欠かせない肉みそですが、案外簡単にできる上に保存がきくので便利です。昔はお肉屋さんと言えば量り売りをしてくれるのが当たり前でしたが、今ではスーパーが台頭していることもあってパック売りを買う機会が増えています。パックの方が衛生的でいいという人もいますが、自分が買いたい量がちょうどパックに入っているなんて奇跡には出会ったことがありません。欲しいのは200gなのに、パックには278gとか微妙に半端な量が入っていて、買ってきたあとに余った分をどうするか、もしくは量を無視して作るかを考えなければなりません。そういうときわたしはハンバーグ、肉団子、ワンタンという選択肢から選んでいましたが、ご飯にも麺にも生野菜にも合いますので、今後は肉みそも加えてみようと思います。

先日たまたま見ていた深夜放送で、みそラーメンの隠し味にピーナッツバターを入れるというドラマを放送していました。今回のレシピでは白練りゴマを使っていますが、多くの担々麺は芝麻醤という白ゴマの醤を使います。でも芝麻醬なんて家にはないから、担々麵は作れないと思っている人も多いのですが、実はピーナッツバターで代用できます。もちろん芝麻醬とピーナッツバターは別のものですが、作ってみると不思議なことに違和感がありません。そのドラマでは「隠し味は何か？」がポイントでしたが、「たぶんピーナッツバターだな」と思いながら見たところ、やはりピーナッツバターでした。もしピーナッツバターもないという場合は、白すりゴマ100gとゴマ油大さじ1を混ぜて試してみてください。けっこうちゃんとした練りゴマができます。

暑い季節にぴったりの担々素麺ですので、ぜひ作ってみてください！