喫茶店やコーヒーショップで飲むコーヒーって、おいしく感じますよね。そんなおいしいコーヒーを自宅で手軽に淹れることができたらいいのに…と思っている人も少なくないはずです。
空気で淹れるコーヒー!?「AIR DRIP COFFEE SHIBUYA」へスペシャルなコーヒー飲みに行ってきた♪
石谷貴之さんは2006年からバリスタの道を志して2012年に独立、TAKA ISHITANI として活動を開始しました。バリスタの育成やセミナー開催だけでなく、企業のメニュー監修やコーヒーアイスクリームの監修、CM出演など精力的に活動しています。2023年のJAPAN BARISTA CHAMPIONSHIPでは自身3度目の日本チャンピオンを獲得、2024年のWORLD BARISTA CHAMPIONSHIPでは世界第3位になっています。
石谷貴之さん(バリスタ)の「おいしいコーヒーの淹れ方」
【材料】※1杯分
コーヒー豆…10g(挽いたもの)
お湯…150ml(豆1に対してお湯15の割合)
お湯は沸騰させておきます。
【淹れ方】※所要時間:3分弱
1. ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、コーヒー豆を入れます。
2. コーヒーカップの上にドリッパーを置き、お湯を注ぎやすいポットなどに移してから、豆の上に円を描くように30ml注いで30秒蒸らします。
※100℃のお湯を別の容器に移すことで、最適な90℃に近づけることができます。
3. 2と同様に豆の上に円を描くようにお湯を60ml注ぎ、コーヒーの成分をしっかり抽出します。
4. 3を注ぎ終わって10秒経ったら、円を描くようにお湯を30ml注ぎます。
5. 4を注ぎ終わって5秒経ったら、豆の中心にお湯を30ml注ぎます。
6. お湯が落ち切るのを待ちます。
7. ドリッパーを外し、出来上がりです。
個人的には苦味が強めのコーヒーが好きですが、今回は飲みやすいモカブレンドを用意しました。コーヒーをおいしく淹れるポイントはいくつかありますが、そのひとつはお湯を静かに細く落として、豆をしっかりと蒸らすことにあります。最初にちゃんと蒸らしておかないと、豆の中のおいしい成分が出ないうちにお湯が落ち切ってしまうからです。
石谷さんの説明では150mlのお湯を2:4:2:2の比率で落とすとのことですので、30ml、60ml、30ml、30mlに分けることになります。きっちりと計るのは大変ですので、そこまで神経質になることはありませんが、この比率でお湯を注ぐつもりで淹れることが重要です。
さて一般家庭に細くお湯を注げる調理器具はあるのかと考えたところ、計量カップに思い当たりました。試しに水で細く落とせるかやってみると案外とうまくできましたので、今回は計量カップを採用しました。
やかんから計量カップにお湯を移し、すぐに豆の上に注ぐとふわっと膨れました。ここのポイントは豆全体にお湯を行きわたらせることと、お湯を注ぎ過ぎないことです。若い頃に喫茶店で毎日100杯以上のコーヒーを淹れていましたので、慣れてはいるつもりですが、計量カップは初めてでちょっと緊張しました。
石谷さんの説明通りにお湯を注いでいき、完全にお湯が落ち切ったところを飲んでみると、嫌な苦味もなく、普段より柔らかい味になっていました。モカブレンドらしい飲みやすさはもちろんありますが、嫌な苦味が出ていないのはコーヒーにとっては大事なポイントです。ちゃんとした注ぎ口の細いポットを用意しなくても計量カップで淹れられることが分かったのは、今回の最大の収穫かもしれません。
昔に比べるとバリスタという言葉をよく聞くようになった気がしますが、バリスタはイタリア語でコーヒーを淹れる職業及びその職業に就いている人のことです。コーヒーもお酒も飲めるバールという形態の飲食店のカウンターにいて、注文に応じてコーヒーを淹れてくれます。
バリスタの技能向上を目的とした教育や資格認定を行っている国際的な組織「スペシャルティコーヒー協会(SCA)」があります。また、世界各国の代表が腕を競う「ワールドバリスタチャンピオンシップ」も開催されており、バリスタの技術は世界的にも高く評価される時代です。
石谷さんは、ジャパンバリスタチャンピオンシップで3度の優勝を果たし、2022年の世界大会では第3位という輝かしい成績を収めています。その実力と実績には、本当に感心させられます。
コーヒーは今回使ったようなペーパーフィルターの他にも、ネルという生地をフィルターにしたり、お湯ではなく水で抽出したりと、何通りかの淹れ方があります。同じ豆を使ってもそれぞれ味わいが違いますし、豆の種類を変えると、さらに多くの味のバリエーションが楽しめます。
今回のレシピでは蒸らし時間を30秒にしていますが、長くすることで苦味が抽出されやすくなりますので、基本を覚えたらあとは好みの味を探してみるのがおススメです。
自宅でも簡単においしいコーヒーを淹れることができますので、ぜひチャレンジしてみてください!
NHKの番組「あしたが変わるトリセツショー」では、バリスタの世界大会で3位に輝いた石谷貴之さんが、家庭で簡単にできるおいしいコーヒーの淹れ方を紹介していましたよ。これは試さない手はありません。さっそく淹れてみましょう!
空気で淹れるコーヒー!?「AIR DRIP COFFEE SHIBUYA」へスペシャルなコーヒー飲みに行ってきた♪
石谷貴之さんは2006年からバリスタの道を志して2012年に独立、TAKA ISHITANI として活動を開始しました。バリスタの育成やセミナー開催だけでなく、企業のメニュー監修やコーヒーアイスクリームの監修、CM出演など精力的に活動しています。2023年のJAPAN BARISTA CHAMPIONSHIPでは自身3度目の日本チャンピオンを獲得、2024年のWORLD BARISTA CHAMPIONSHIPでは世界第3位になっています。
石谷貴之さん(バリスタ)の「おいしいコーヒーの淹れ方」
【材料】※1杯分
コーヒー豆…10g(挽いたもの)
お湯…150ml(豆1に対してお湯15の割合)

お湯は沸騰させておきます。
【淹れ方】※所要時間:3分弱
1. ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、コーヒー豆を入れます。

2. コーヒーカップの上にドリッパーを置き、お湯を注ぎやすいポットなどに移してから、豆の上に円を描くように30ml注いで30秒蒸らします。

※100℃のお湯を別の容器に移すことで、最適な90℃に近づけることができます。
3. 2と同様に豆の上に円を描くようにお湯を60ml注ぎ、コーヒーの成分をしっかり抽出します。

4. 3を注ぎ終わって10秒経ったら、円を描くようにお湯を30ml注ぎます。

5. 4を注ぎ終わって5秒経ったら、豆の中心にお湯を30ml注ぎます。

6. お湯が落ち切るのを待ちます。

7. ドリッパーを外し、出来上がりです。

個人的には苦味が強めのコーヒーが好きですが、今回は飲みやすいモカブレンドを用意しました。コーヒーをおいしく淹れるポイントはいくつかありますが、そのひとつはお湯を静かに細く落として、豆をしっかりと蒸らすことにあります。最初にちゃんと蒸らしておかないと、豆の中のおいしい成分が出ないうちにお湯が落ち切ってしまうからです。
石谷さんの説明では150mlのお湯を2:4:2:2の比率で落とすとのことですので、30ml、60ml、30ml、30mlに分けることになります。きっちりと計るのは大変ですので、そこまで神経質になることはありませんが、この比率でお湯を注ぐつもりで淹れることが重要です。
さて一般家庭に細くお湯を注げる調理器具はあるのかと考えたところ、計量カップに思い当たりました。試しに水で細く落とせるかやってみると案外とうまくできましたので、今回は計量カップを採用しました。
やかんから計量カップにお湯を移し、すぐに豆の上に注ぐとふわっと膨れました。ここのポイントは豆全体にお湯を行きわたらせることと、お湯を注ぎ過ぎないことです。若い頃に喫茶店で毎日100杯以上のコーヒーを淹れていましたので、慣れてはいるつもりですが、計量カップは初めてでちょっと緊張しました。
石谷さんの説明通りにお湯を注いでいき、完全にお湯が落ち切ったところを飲んでみると、嫌な苦味もなく、普段より柔らかい味になっていました。モカブレンドらしい飲みやすさはもちろんありますが、嫌な苦味が出ていないのはコーヒーにとっては大事なポイントです。ちゃんとした注ぎ口の細いポットを用意しなくても計量カップで淹れられることが分かったのは、今回の最大の収穫かもしれません。
昔に比べるとバリスタという言葉をよく聞くようになった気がしますが、バリスタはイタリア語でコーヒーを淹れる職業及びその職業に就いている人のことです。コーヒーもお酒も飲めるバールという形態の飲食店のカウンターにいて、注文に応じてコーヒーを淹れてくれます。
バリスタの技能向上を目的とした教育や資格認定を行っている国際的な組織「スペシャルティコーヒー協会(SCA)」があります。また、世界各国の代表が腕を競う「ワールドバリスタチャンピオンシップ」も開催されており、バリスタの技術は世界的にも高く評価される時代です。
石谷さんは、ジャパンバリスタチャンピオンシップで3度の優勝を果たし、2022年の世界大会では第3位という輝かしい成績を収めています。その実力と実績には、本当に感心させられます。
コーヒーは今回使ったようなペーパーフィルターの他にも、ネルという生地をフィルターにしたり、お湯ではなく水で抽出したりと、何通りかの淹れ方があります。同じ豆を使ってもそれぞれ味わいが違いますし、豆の種類を変えると、さらに多くの味のバリエーションが楽しめます。
今回のレシピでは蒸らし時間を30秒にしていますが、長くすることで苦味が抽出されやすくなりますので、基本を覚えたらあとは好みの味を探してみるのがおススメです。
自宅でも簡単においしいコーヒーを淹れることができますので、ぜひチャレンジしてみてください!
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