【画像を見る】おうち時間は寄せ植えに挑戦!【花農家直伝】道具選びと植え替えのコツ

教えてくれたのは、東京都東村山市で花苗を生産して13年、江藤園芸の2代目、江藤博亮さんです。
「ビニールポットに入った苗を買ってきたら、少し大きめの鉢やプランターに植え替えてください。そうすることで、ゆったりと根を張ることができ、葉の色つやや、花の付きがグンとよくなります」(江藤さん)
好みの花1種類を色違いで植えるもよし、複数の花やカラーリーフなどを植えて、変化をつけるもよし。
苗を植え替える時のポイントさえつかんでおけば、誰でも簡単に、オリジナルの寄せ植えが作れちゃいますよ!
道具は、すべて100均グッズでOK
【準備するもの】
・お好みの花の苗
・鉢(プランター)
・花用の培養土
・スコップ

100円ショップには、さまざまなガーデニンググッズが売られています。
どういったものを選べばよいのでしょうか?
「鉢は、必ず底に穴が開いていて、根腐れしないよう、あげた水が抜けるものを選んでください」(江藤さん)

底の穴が大きい場合は、土がこぼれ出ないように、鉢の大きさに合わせて切った「鉢底ネット」を敷きます。

鉢底ネットも、100円ショップで買うことができますよ。

「土は、庭の土などを使ってもいいですが、100円ショップで売られている花用の培養土には、肥料などがあらかじめ配合されているので、そのまま使えて便利です」(江藤さん)

「スコップは、筒状になった小さい土入れがあるといいですね。植え替えは細かい作業が多いのですが、これがあると、土をこぼさずにすみます」(江藤さん)

100円ショップには、大小2個セットも売られています。鉢に土をたくさん入れる時は大きいサイズを、細かい作業には小さいサイズを、と使い分けができて、お得感たっぷり!
さっそく、植え替えてもらいましょう!

「まずは、鉢の1/3くらいの高さまで、土を敷きます」(江藤さん)

「土の上にポットから出した苗を仮置きして、入れる土の量を決めます。鉢の上部にウォータースペース(水やりしたときに水がたまるスペース)がとれるよう、鉢の淵から1~2㎝下に、苗の土の表面がくるようにするのがポイントです」(江藤さん)

「苗に、黄色や黒色に変色した葉があれば、取り除きます」(江藤さん)

「根が鉢底にぐるりと回って白くなっているものは、根鉢(土と根が固まっている部分)を崩してください。また、肩の部分(上部の四隅)の土も軽くほぐしておくと、土となじみやすくなります」(江藤さん)

「苗を最初に入れた土の上に置き、隙間部分に小さな土入れで、土を追加していきます。

「苗の植え替えが終わったら、鉢の底から水が流れ出るまでたっぷり水をあげます。花ではなく、株元の土に水をかけるように意識してください。土がしっかりと入っていないと、土が沈むので、その場合は、土を補充してください」(江藤さん)

ジョウロがない場合は、ペットボトルにセットできる便利なグッズも、100円ショップで購入することができますよ。

プランターに植え替える場合は…

プランターに植え替える場合も準備するものは基本的に同じ。

苗はキッチリ詰めるのではなく、少し余裕を持たせるのがポイント。これくらいのプランターに植える場合は、4苗ではなく、3苗にしてもいいとか。余裕を持たせることで根が広がり、花がより元気に育つそうです。
地植えでも、カラーアレンジを楽しんで!

直売も行っている江藤園芸の敷地内には、江藤さんのお母さんが植えた地植えのパンジー、ビオラも。
「これを見て、苗の組み合わせを選ぶお客様もいます」(江藤さん)
同じ色でそろえてボリュームを持たせるもよし、違った色でカラフルにアレンジできるのも、カラーが豊富なパンジー、ビオラならでは楽しみ方ですね。
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住所:東京都東村山市廻田町4-18-3
インスタグラム:https://www.instagram.com/etoengei/