管理栄養士のともゆみです。伝説の家政婦で人気のタサン志麻さんが作る料理って、どれもおしゃれで洗練されていますよね。
【志麻さんの初物料理】初ガツオが甘酸っぱうんまい♡「カツオのタイ風サラダ」のねっとり舌触りに感激!
YouTube『タサン志麻』はタサン志麻さんの公式アカウント。志麻さんのご自宅のキッチンから動画配信しています。志麻さんは料理を紹介するときに、基本の作り方を紹介しつつ、食べる人の好みに近づけるようにさまざまなアイデアを教えてくれます。いろいろな話を盛り込んで説明してくれるので、見るたびにいつも勉強になります。
今回は志麻さんの作る「トマトサラダ」をピックアップ。映える見た目と味の決め手のドレッシングが楽しみです。
ドレッシングについて
志麻さんがドレッシングについて説明をしてくれました。
ドレッシングは基本的に酢が1、油が3の割合で作ります。
穀物酢とリンゴ酢などのフルーツ酢の違いは、穀物酢の方が酸味が強いので、穀物酢しかない人は少し量を減らしたり、砂糖などの甘さを入れるとやわらかな味わいになります。基本の割合を押さえながら調節してください。
マスタードを入れると乳化するので分離しにくくなり、味がのりやすい、均一な味になりやすいなどの利点があります。マスタードを入れないと乳化しないので、酸味が濃い部分や油の多い部分が出ますが、それはそれでおいしいドレッシングなので、好みのものを探してみてください。
「トマトサラダ」の材料と作り方
【材料】
トマト…小さめ3~4個
玉ねぎ…1/8個
パセリ(生)…適量
塩…適量
粗びき黒こしょう…適量
〈ドレッシング〉(作りやすい分量)
塩…3つまみ
こしょう…少々
リンゴ酢…大さじ3
イエローマスタード…大さじ1
サラダ油…大さじ5
オリーブオイル…大さじ4
【作り方】
1. ドレッシングを作ります。ボウルにリンゴ酢、塩、こしょうを入れてよく混ぜ、塩を溶かします。油を入れると塩が溶けにくくなるので、油を入れる前にしっかりと溶かします。
2. イエローマスタードを入れて混ぜ、油を少しずつ入れながらよく混ぜます。大きく混ぜると分離しやすいので、泡だて器を細かく動かします。その方が乳化が促進されます。
作り始めから5分ほど混ぜました。
3. 玉ねぎはみじん切りにし、ザルに入れ、水で洗い辛みを洗い流します。キッチンペーパーでしっかりと水分を取ります。
4. トマトは洗ってキッチンペーパーで水気を取り、半分に切ってへたを取ります。薄くスライスします。バラバラにせず、切った状態のままにします。
5. トマトをスライスした状態のまま皿にのせ、斜めにずらして広げます。円になるように盛り付け、最後に真ん中にものせます。
6. トマトに軽く塩をふります。トマトの旨味を引き出すのが目的です。ドレッシングをかけます。
7. 3の玉ねぎと刻んだパセリを散らして、こしょうをかけたら完成です。
ドレッシングがおいしい♡トマトの味も濃い
トマトの赤と玉ねぎの白、パセリの緑で色鮮やか。盛り付け方もきれい。いただきます。
このドレッシング、すごくおいしい。家庭ではなかなか出せない、プロの味ですね。なめらかでクリーミー、まろやかな酸味とコク、甘さもあって均整がとれたドレッシングです。トマトは普段はここまで薄く切らないのですが、薄く切ることで食べやすくなり、ドレッシングも絡みやすくなりますね。薄い方が洗練された味わいになる気がします。このようにずらして盛り付けると見た目も美しくなりますしね。
また、トマトに塩をかけたからか、いつもよりトマトの味を濃く感じます。玉ねぎとパセリは彩り以外の役割もありました。
トマトは抗酸化野菜
ヨーロッパでは、「トマトが赤くなると、医者が青くなる」ということわざがあるほど、昔から健康に役立つ食品として知られてきました。そんなトマトには、赤い色素成分リコピンが豊富に含まれています。リコピンは細胞膜の中や血液中ではLDLコレステロールの中に入り込み、活性酸素を除去して酸化を防ぐ働きがあります。その結果、細胞のがん化を防いだり、血管の損傷を抑えて動脈硬化の予防が期待できます。トマトには抗酸化力のあるビタミンCやEも豊富に含まれていて、これらがリコピンと一緒に働くことで、より強力な抗酸化パワーを発揮し、免疫力を高めることが期待できます。油と一緒に摂るとリコピンを効率よく吸収できます。
やっぱり志麻さんはプロの料理人なんだなぁと思う1品でした。簡単に作れますが、ドレッシングの調味料の比率、トマトの切り方や盛り付け方など参考になる内容が盛りだくさんでした。わが家の食卓もトマトサラダのおかげで一気に華やかさが足されましたよ。ドレッシングは1/5くらいしか使わず残ったので、別のサラダなどにして楽しみたいと思います。
参考文献:
病気にならない人の食べるクスリの本 監修 板倉弘重 永岡書店
今日作るのは、志麻さんが自身のYouTubeで紹介していた「トマトサラダ」。鮮やかな彩りがまるでレストランで出てくる一品のよう。夏らしい爽やかさに、思わず食欲がそそられます。特に手作りのドレッシングがとてもおいしそうで、実際味の決め手になるそう!わが家の食卓も、今日はちょっと華やかにしてみたいと思います。
【志麻さんの初物料理】初ガツオが甘酸っぱうんまい♡「カツオのタイ風サラダ」のねっとり舌触りに感激!
YouTube『タサン志麻』はタサン志麻さんの公式アカウント。志麻さんのご自宅のキッチンから動画配信しています。志麻さんは料理を紹介するときに、基本の作り方を紹介しつつ、食べる人の好みに近づけるようにさまざまなアイデアを教えてくれます。いろいろな話を盛り込んで説明してくれるので、見るたびにいつも勉強になります。
今回は志麻さんの作る「トマトサラダ」をピックアップ。映える見た目と味の決め手のドレッシングが楽しみです。
ドレッシングについて
志麻さんがドレッシングについて説明をしてくれました。
ドレッシングは基本的に酢が1、油が3の割合で作ります。
酢や油の種類は1種類よりも数種類で作った方が丸く立体的な味になります。
穀物酢とリンゴ酢などのフルーツ酢の違いは、穀物酢の方が酸味が強いので、穀物酢しかない人は少し量を減らしたり、砂糖などの甘さを入れるとやわらかな味わいになります。基本の割合を押さえながら調節してください。
マスタードを入れると乳化するので分離しにくくなり、味がのりやすい、均一な味になりやすいなどの利点があります。マスタードを入れないと乳化しないので、酸味が濃い部分や油の多い部分が出ますが、それはそれでおいしいドレッシングなので、好みのものを探してみてください。
「トマトサラダ」の材料と作り方
【材料】
トマト…小さめ3~4個
玉ねぎ…1/8個
パセリ(生)…適量
塩…適量
粗びき黒こしょう…適量
〈ドレッシング〉(作りやすい分量)
塩…3つまみ
こしょう…少々
リンゴ酢…大さじ3
イエローマスタード…大さじ1
サラダ油…大さじ5
オリーブオイル…大さじ4

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【作り方】
1. ドレッシングを作ります。ボウルにリンゴ酢、塩、こしょうを入れてよく混ぜ、塩を溶かします。油を入れると塩が溶けにくくなるので、油を入れる前にしっかりと溶かします。

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2. イエローマスタードを入れて混ぜ、油を少しずつ入れながらよく混ぜます。大きく混ぜると分離しやすいので、泡だて器を細かく動かします。その方が乳化が促進されます。

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作り始めから5分ほど混ぜました。
油が浮いておらず、乳化しました。ドレッシングの完成です。

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3. 玉ねぎはみじん切りにし、ザルに入れ、水で洗い辛みを洗い流します。キッチンペーパーでしっかりと水分を取ります。

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4. トマトは洗ってキッチンペーパーで水気を取り、半分に切ってへたを取ります。薄くスライスします。バラバラにせず、切った状態のままにします。

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5. トマトをスライスした状態のまま皿にのせ、斜めにずらして広げます。円になるように盛り付け、最後に真ん中にものせます。

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6. トマトに軽く塩をふります。トマトの旨味を引き出すのが目的です。ドレッシングをかけます。

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7. 3の玉ねぎと刻んだパセリを散らして、こしょうをかけたら完成です。

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ドレッシングがおいしい♡トマトの味も濃い
トマトの赤と玉ねぎの白、パセリの緑で色鮮やか。盛り付け方もきれい。いただきます。

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このドレッシング、すごくおいしい。家庭ではなかなか出せない、プロの味ですね。なめらかでクリーミー、まろやかな酸味とコク、甘さもあって均整がとれたドレッシングです。トマトは普段はここまで薄く切らないのですが、薄く切ることで食べやすくなり、ドレッシングも絡みやすくなりますね。薄い方が洗練された味わいになる気がします。このようにずらして盛り付けると見た目も美しくなりますしね。
また、トマトに塩をかけたからか、いつもよりトマトの味を濃く感じます。玉ねぎとパセリは彩り以外の役割もありました。
シャキシャキとした玉ねぎは食感にアクセントを与え、パセリは爽やかな風味を運んでくれます。これらがあるとないとでは、味わいの奥行きが変わりますね。
トマトは抗酸化野菜
ヨーロッパでは、「トマトが赤くなると、医者が青くなる」ということわざがあるほど、昔から健康に役立つ食品として知られてきました。そんなトマトには、赤い色素成分リコピンが豊富に含まれています。リコピンは細胞膜の中や血液中ではLDLコレステロールの中に入り込み、活性酸素を除去して酸化を防ぐ働きがあります。その結果、細胞のがん化を防いだり、血管の損傷を抑えて動脈硬化の予防が期待できます。トマトには抗酸化力のあるビタミンCやEも豊富に含まれていて、これらがリコピンと一緒に働くことで、より強力な抗酸化パワーを発揮し、免疫力を高めることが期待できます。油と一緒に摂るとリコピンを効率よく吸収できます。
やっぱり志麻さんはプロの料理人なんだなぁと思う1品でした。簡単に作れますが、ドレッシングの調味料の比率、トマトの切り方や盛り付け方など参考になる内容が盛りだくさんでした。わが家の食卓もトマトサラダのおかげで一気に華やかさが足されましたよ。ドレッシングは1/5くらいしか使わず残ったので、別のサラダなどにして楽しみたいと思います。
参考文献:
病気にならない人の食べるクスリの本 監修 板倉弘重 永岡書店
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