「蕎麦屋のカレー」という言葉、ちょっと不思議ですよね。固有名詞というほどでもないのに、なぜかみんなが「蕎麦屋の」とあえて付けたくなる。
【米粉でカレールウを作る方法】小麦粉、油、乳製品不使用だと!?とろみ満点「米粉カレー」が旨すぎる件
ふぐ屋、割烹料理店、和食店などでの経験以外に宅配便スタッフやスキューバダイビングのインストラクターの経験も持つ阿部さん。墨田区向島に天ぷら店「河原のあべ」を構えたのが2010年のこと。芸人のヒロシさんがネタを披露せずに淡々と投稿するキャンプ動画に共感して始めたというYouTubeで人気になり、現在1000本以上の動画を投稿し登録者数100万人を目指しています。
阿部公一さんの「蕎麦屋の和風カレー」の材料と作り方
【材料】※2人分
鳥もも肉...1/2枚
玉ねぎ...1/2個
大将の八方出汁...1袋(ほかのだしパックでも可)
酒とき片栗粉...適量(酒と片栗粉を同量で溶いたもの)
水...500ml
めんつゆ(三倍濃縮のもの)...100ml
ウスターソース...大さじ1/2
豆乳...大さじ3
カレー粉...小さじ3
サラダ油...大さじ1
ご飯...適量
福神漬け...適量(あれば)
かつお節...適量
七味唐辛子...適量
※今回大将の八方出汁は手に入らなかったので、市販のだしパックを使っています。
鶏肉は食べやすい大きさに切っておきます。
玉ねぎは薄切りにしておきます。
【作り方】※調理時間:20分
1. フライパンを強火にかけてサラダ油をひき、温まったら鶏肉を加えます。
2. 全体に焼き色がついたら火を弱め、カレー粉を加えます。
3. 香りが立ったら水を加えます。
4. めんつゆとだしパックを加えて煮立てます。
5. ウスターソースを加えます。
6. 豆乳を加えて3分煮詰め、酒とき片栗粉を加えて混ぜます。
7. 玉ねぎを加えて軽く煮ます。
8. 器にご飯と一緒に盛り付け、福神漬け(あれば)とかつお節を乗せ、七味唐辛子を振りかけて出来上がりです。
蕎麦屋のカレーはサラサラしている――そんなイメージを勝手に抱いていましたが、今回作ったカレーもまさにその通りで、それほどとろみの強くない、さらっとした仕上がりでした。さっそく口に運んでみると、カレー粉の風味の奥に、しっかりとしただしの味が感じられます。
具材は鶏もも肉と玉ねぎだけというシンプルな構成ですが、だしの旨味と豆乳のコクが絶妙に合わさって、カレーなのにさっぱりと食べられる、不思議なおいしさがありました。
今回は阿部さん考案の「大将の八方出汁」は入手できなかったものの、シンプルなレシピだからこそ、だしの味が出来上がりを大きく左右するなと実感。まさに”蕎麦屋のカレー”という表現がぴったりの一品でした。
このレシピでは、和風カレーらしく鶏もも肉を使っていますが、子どもの頃によく食べていたのは、どちらかというとポークカレーだったのをよく覚えています。当時はゴロッとした塊の豚肉が入っていて、小学生の頃のわたしは脂身が苦手だったため、よく肉だけ残してしまっていました。
そのせいか、いつからか母がひき肉で作ってくれるようになったんです。
蕎麦屋のカレーがおいしく感じられるのは、だしがしっかり効いていて「旨味」を感じやすいからだとも言われています。この”旨味”という概念が池田菊苗博士によって発見されたのは、実はまだ100年ほど前のこと。
グルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸の3つが代表的な旨味成分とされていますが、グルタミン酸はトマトやチーズに、イノシン酸は肉や魚に含まれています。
海外では肉や魚を長時間煮込んで旨味を引き出すのに対し、日本では昆布やかつお節などから、短時間でだしを取るという特徴があります。日本人の舌は旨味を感じやすいと言われますが、きっとこうした「だし文化」の積み重ねによるものなのでしょう。
だしの旨味と豆乳のコクが絶妙に合わさった、さっぱりおいしい”蕎麦屋のカレー”。
ぜひ一度、作ってみてください!
それだけ、普通のカレーとは違う特別なおいしさがあるということなのかもしれません。そんな”蕎麦屋の和風カレー”を、YouTubeで紹介していたのが下町の天ぷら屋「河原のあべ」の大将・阿部公一さん。天ぷら屋なのに蕎麦屋のカレー!? これは気になる…ということで、さっそく作ってみました!
【米粉でカレールウを作る方法】小麦粉、油、乳製品不使用だと!?とろみ満点「米粉カレー」が旨すぎる件
ふぐ屋、割烹料理店、和食店などでの経験以外に宅配便スタッフやスキューバダイビングのインストラクターの経験も持つ阿部さん。墨田区向島に天ぷら店「河原のあべ」を構えたのが2010年のこと。芸人のヒロシさんがネタを披露せずに淡々と投稿するキャンプ動画に共感して始めたというYouTubeで人気になり、現在1000本以上の動画を投稿し登録者数100万人を目指しています。
阿部公一さんの「蕎麦屋の和風カレー」の材料と作り方
【材料】※2人分
鳥もも肉...1/2枚
玉ねぎ...1/2個
大将の八方出汁...1袋(ほかのだしパックでも可)
酒とき片栗粉...適量(酒と片栗粉を同量で溶いたもの)
水...500ml
めんつゆ(三倍濃縮のもの)...100ml
ウスターソース...大さじ1/2
豆乳...大さじ3
カレー粉...小さじ3
サラダ油...大さじ1
ご飯...適量
福神漬け...適量(あれば)
かつお節...適量
七味唐辛子...適量
※今回大将の八方出汁は手に入らなかったので、市販のだしパックを使っています。

鶏肉は食べやすい大きさに切っておきます。
玉ねぎは薄切りにしておきます。
【作り方】※調理時間:20分
1. フライパンを強火にかけてサラダ油をひき、温まったら鶏肉を加えます。

2. 全体に焼き色がついたら火を弱め、カレー粉を加えます。

3. 香りが立ったら水を加えます。

4. めんつゆとだしパックを加えて煮立てます。

5. ウスターソースを加えます。

6. 豆乳を加えて3分煮詰め、酒とき片栗粉を加えて混ぜます。

7. 玉ねぎを加えて軽く煮ます。

8. 器にご飯と一緒に盛り付け、福神漬け(あれば)とかつお節を乗せ、七味唐辛子を振りかけて出来上がりです。

蕎麦屋のカレーはサラサラしている――そんなイメージを勝手に抱いていましたが、今回作ったカレーもまさにその通りで、それほどとろみの強くない、さらっとした仕上がりでした。さっそく口に運んでみると、カレー粉の風味の奥に、しっかりとしただしの味が感じられます。
具材は鶏もも肉と玉ねぎだけというシンプルな構成ですが、だしの旨味と豆乳のコクが絶妙に合わさって、カレーなのにさっぱりと食べられる、不思議なおいしさがありました。
今回は阿部さん考案の「大将の八方出汁」は入手できなかったものの、シンプルなレシピだからこそ、だしの味が出来上がりを大きく左右するなと実感。まさに”蕎麦屋のカレー”という表現がぴったりの一品でした。

このレシピでは、和風カレーらしく鶏もも肉を使っていますが、子どもの頃によく食べていたのは、どちらかというとポークカレーだったのをよく覚えています。当時はゴロッとした塊の豚肉が入っていて、小学生の頃のわたしは脂身が苦手だったため、よく肉だけ残してしまっていました。
そのせいか、いつからか母がひき肉で作ってくれるようになったんです。
今では脂身も大好きなので、もちろん残さず食べられますが、あのとき母が工夫してくれていたんだなと、今になってしみじみ思います。
蕎麦屋のカレーがおいしく感じられるのは、だしがしっかり効いていて「旨味」を感じやすいからだとも言われています。この”旨味”という概念が池田菊苗博士によって発見されたのは、実はまだ100年ほど前のこと。
グルタミン酸・イノシン酸・グアニル酸の3つが代表的な旨味成分とされていますが、グルタミン酸はトマトやチーズに、イノシン酸は肉や魚に含まれています。
海外では肉や魚を長時間煮込んで旨味を引き出すのに対し、日本では昆布やかつお節などから、短時間でだしを取るという特徴があります。日本人の舌は旨味を感じやすいと言われますが、きっとこうした「だし文化」の積み重ねによるものなのでしょう。
だしの旨味と豆乳のコクが絶妙に合わさった、さっぱりおいしい”蕎麦屋のカレー”。
ぜひ一度、作ってみてください!
編集部おすすめ