【茶碗蒸しはフライパンで】具材は「卵とエビ」だけ、という潔さ!映え最強のとろ~り餡であったまる♡
「ダイコンの茶碗蒸し」はこの雑誌から…
農家向けの月刊誌『家の光』は、「食と農」「暮らし」「協同」「家族」を柱に、暮らしに役立つ情報を紹介しているJAグループのファミリー・マガジンです。創刊は、いまから100年以上前の大正14年(1925年)!
100周年を迎えた『家の光』2025年5月号には「いま、よみがえる『家の光』台所の知恵ベストセレクション」という別冊付録が付いていました。100年分の記事から厳選した「台所の知恵」を、現代でも実践しやすいようにアレンジして紹介していますよ。
「ダイコンの茶碗蒸し」の元レシピは昭和34年11月号に掲載されていました。この頃の日本は高度経済成長期の真っ只中。誌面では「どんどん上がる生活水準」と当時の景気のよさが伝わる記事も掲載されていますが、こちらの茶碗蒸しの具は「大根」のみ!ただ、当時としてはハイカラな料理の一つとして紹介されていた模様です。
いったいどんな味がするのでしょうか。
さっそく作ってみましょう♪
「ダイコンの茶碗蒸し」の材料と作り方
【材料】(4~6個分)
大根…1/6本(200g)
卵…4個
[A]
だし汁…200ml
しょうゆ…小さじ2
砂糖…小さじ2
塩…少々
[B]
だし汁…600ml
塩…小さじ1/2
※材料が少し多いかなと思い、すべて1/2量で作りました。液体が160mlほど入る容器で4個作れました。
【作り方】
1. 鍋に1cm角に切った大根、[A]のだし汁、かぶるくらいの水(分量外)を入れて中火にかけます。
2. 1に[A]のしょうゆ、砂糖、塩を加えて軽く混ぜ、火を止めてそのまま冷まします。
3. 卵をボウルに入れてしっかりと溶きほぐします。[B]を加えて混ぜます。
4. 器に汁気を切った2を入れます。
5. 3を流します。
6. 鍋に厚手のキッチンペーパーを敷き、5を並べ、器の半分の高さまで水を注ぎます。
7. 中火にかけ、沸騰したらフタをして弱火で8~10分蒸します。フタの内側に付いた水蒸気が、器の中に落ちて水っぽくならないように、フタに大判の布巾をかぶせました。
8. 一度火を強めてから火を止め、5分蒸らします。
9. やけどに気を付けて取り出し、小皿にのせて出来上がりです。残しておいた大根を上にのせて飾ってみました。
やわらかくやさしい味
それではいただきます♪
プルンプルンでとってもやわらかく、なめらかです。水分が多くギリギリ固まったという感じで、口当たりや喉越しがいいですね。
味は控えめでやさしい味付けです。大根も味は控えめですね。だしを濃いめに取ったのでだしの味をしっかりと感じます。
具が大根だけで寂しい感じもしますが、卵豆腐みたいでシンプルなのも、それはそれでおいしいです。熱々でなかなか冷めないので、体がとても温まります。
大根の根は上と下で成分が変わる
大根の根は、根の部分によって主に含まれる成分の割合が違っています。葉に近い上部には、消化酵素のアミラーゼ、先端部分には辛味成分のイソチオシアネート、皮の近くにはビタミンCが多く含まれています。アミラーゼはでんぷんを消化する酵素で、消化を助け、胸やけや胃もたれの予防に働きます。イソチオシアネートは解毒の働きや抗酸化力が期待されます。辛味成分の多い先端部分を大根おろしにすると、ピリッとした辛味が味わえます。
水分たっぷりで、ふるふるやわらかな茶碗蒸しでした。しいたけや銀杏が入った普通の茶碗蒸しも好きですけど、「ダイコンの茶碗蒸し」は、卵の部分も大根もやわらかく味も控えめなので、消化がよく、病中・病後など弱った体でも食べられそうなやさしい料理でした。家族が体調を崩したときにも、また作ってみたいと思います。
参考文献:
一生役立つ きちんとわかる栄養学 監修 飯田薫子 寺本あい 西東社









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