管理栄養士のともゆみです。独特な香りと苦みを持つピーマンは、特に子どもたちには敬遠されてしまいがちですよね。
「生ピーマンの肉詰め」作ってみた!「生」です!ピーマンが”パリッパリになる”調理の裏ワザ”も披露!
ではさっそくですが問題です!
苦みの少ないピーマンはどこを見て見分けるのでしょうか?
1. へた
2. 色味
3. 大きさ
答えは、
「へた」です。
熟してくるとへたが五角形以上になります。角の数が増えるほど甘みを感じるようになり苦みを感じにくくなるそうです。
ピーマンを選ぶときに五角形よりも六角形、七角形のものを探してみてください。
生のまま食べ比べてみました。
左がへたが五角形、右が六角形です。
う~ん、正直あんまり違いがわかりませんでした。
どちらも苦みが少なくパリッと新鮮なピーマンという印象でした。
同じ袋に入っていたので、たまたま五角形のものも熟していたのでしょうか。
一般的に五角形より六角形の方が熟している割合が多いということでしょう。
苦みが嫌いな人は、六角形を選んだ方がより確実なのでしょうね。
また、鮮度が落ちると苦みが増すので、購入するさいは鮮度の高いものを選んでください。
選ぶポイントは、へたの緑が鮮やかで切り口が茶色くなっていないもの、表面がつやつやしてハリがあるものです。
番組ではおすすめ料理として、丸ごと食べる料理を紹介していました。
普通は種やワタを取ってしまいますが、血行促進効果のあるピラジンという成分が含まれています。ゴミを出さない観点からもぜひそのまま調理してみてください、とのことでした。
「ピーマンの丸ごと焼き」
【材料】
ピーマン…2個
オリーブオイル…小さじ1
かつお節…適量
ポン酢じょうゆ…適量
【作り方】
1. ピーマンにオリーブオイルを塗ります。
2. 魚焼きグリルに入れます。
3. 強火のまま、片側5分、ひっくり返して3分ほど少し焦げる程度まで焼きます。これで出来上がりです。
かつお節やポン酢じょうゆはお好みでかけてください。
では食べてみます。
わお、めっちゃジューシーじゃないですか!!!
ピーマンがこんなに水分があるなんてびっくりです。
ピーマンの苦みはあるんですが、甘さもしっかりあります。
ただ、種はわたしには固かったです。小さいので気にならない人もいるかもしれません。
それにしてもこの肉汁感(と言ったらいいのかな?)みなさんにもぜひ味わってもらいたいです。
わたしはポン酢じょうゆで食べましたが、しょうゆやマヨネーズなんかも合いそうです。
ここでピーマンの栄養について触れたいと思います。
ピーマンの主な栄養素(100g当たり)
エネルギー…20kcal
ビタミンA(β‐カロテン当量)…400㎍
ビタミンC…76mg
ビタミンE…0.8mg
カリウム…190mg
参考:文部科学省 日本食品標準成分表 2020年度版(八訂)
ピーマンに多く含まれているビタミンA、C、E。この3種類が揃うとお互いに補完し合い、抗酸化作用が高まります。免疫力を高め、風邪を防ぎ健康維持に役立ちます。また、美肌効果や夏の日焼け対策にも効果が期待できます。
通常ビタミンCは熱に弱いのですが、ピーマンは果肉が厚いために加熱しても壊れにくいのが特徴です。β‐カロテンは油と一緒に摂取することで吸収が高まります。油を使った炒め物にするとビタミンCの損失を気にすることなくβ‐カロテンも効率よく摂取できておすすめです。
ビタミンA、C、E。1つの食材で3つのビタミンが一度に取れるピーマンは優秀な野菜ですね。
カリウムは体内の余分な塩分を排出してくれます。そのためむくみの解消に効果があります。
ではわたしのおすすめレシピを紹介します。
たんぱく質でビタミンB1を多く含む豚肉。ビタミンB1は糖質の代謝に関わり、疲労物質を作りにくくしてくれます。そんなビタミンB1を豊富に含む豚肉と抗酸化作用の高いピーマンを合わせた炒め物でスタミナをつけて暑い夏を乗り切りましょう。
「ピーマンと豚肉の細切り炒め」
【材料】(2人分)
ピーマン…2個
豚こま切れ肉…100g
ゴマ油…小さじ1
塩…少々
料理酒…小さじ1
片栗粉…大さじ1
焼肉のたれ(市販)…大さじ1
〈1人分〉
エネルギー…244Kcal
塩分…1.3g
【作り方】
1. ピーマンと豚肉はそれぞれ千切りにする。
2. 千切りにした豚肉をポリ袋の中に入れて、塩、料理酒、片栗粉を入れて混ぜる。
3. フライパンにゴマ油を引き、強火にかける。
4. 豚肉を炒め、色が変わったらピーマンを入れて強火のまま炒める。
5. ピーマンに火が通ったら焼肉のたれを回しかけて出来上がり。
チンジャオロースの簡単バージョンです。
ピーマンは繊維に沿って縦に切ることにより、シャキシャキの歯ごたえになります。
また、繊維をつぶさないので、苦み成分が出にくくなります。
豚肉は片栗粉をまぶすことにより水分が保持されるため、パサパサにならずにやわらかく仕上がります。
ピーマンシャキシャキでおいしくいただきました。
焼肉のたれの味でご飯が進みます。しっかり食べて夏バテを予防しましょう。
栄養価の高いピーマン、夏バテ予防にも積極的に摂りたいですね。
へたが6角形以上のもの、新鮮なもの、また、加熱することでも苦みが軽減されますので、苦手な方もぜひトライしてみてください。
【あわせて読みたい】
【料理の裏ワザ】プチサイズの「ピーマン肉詰め」を一度に大量生産する方法!しかも時短で!
【調理の裏ワザ】生ピーマンを超絶うまくする簡単過ぎる方法!半分に切って塩で食べるとすごいのなんの!
ピーマンをまるっと使うから失敗ナシ!「めちゃ旨ピーマンの肉詰め」を作ってみた!立てて焼くのが面白い♪
でも、ピーマンって夏の日差しをたっぷり浴びて育っているのでビタミンが豊富に含まれています。できればたくさん食べてもらいたいのが親心…。テレビ番組『ポップUP!』で苦みの少ないピーマンの見分け方とおすすめレシピを紹介していたので、栄養素の話と合わせて解説していきますね♪
「生ピーマンの肉詰め」作ってみた!「生」です!ピーマンが”パリッパリになる”調理の裏ワザ”も披露!
ではさっそくですが問題です!
苦みの少ないピーマンはどこを見て見分けるのでしょうか?
1. へた
2. 色味
3. 大きさ

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答えは、
「へた」です。

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熟してくるとへたが五角形以上になります。角の数が増えるほど甘みを感じるようになり苦みを感じにくくなるそうです。
ピーマンを選ぶときに五角形よりも六角形、七角形のものを探してみてください。
生のまま食べ比べてみました。
左がへたが五角形、右が六角形です。

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う~ん、正直あんまり違いがわかりませんでした。
どちらも苦みが少なくパリッと新鮮なピーマンという印象でした。
同じ袋に入っていたので、たまたま五角形のものも熟していたのでしょうか。
一般的に五角形より六角形の方が熟している割合が多いということでしょう。
苦みが嫌いな人は、六角形を選んだ方がより確実なのでしょうね。
また、鮮度が落ちると苦みが増すので、購入するさいは鮮度の高いものを選んでください。
選ぶポイントは、へたの緑が鮮やかで切り口が茶色くなっていないもの、表面がつやつやしてハリがあるものです。
番組ではおすすめ料理として、丸ごと食べる料理を紹介していました。
普通は種やワタを取ってしまいますが、血行促進効果のあるピラジンという成分が含まれています。ゴミを出さない観点からもぜひそのまま調理してみてください、とのことでした。

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「ピーマンの丸ごと焼き」
【材料】
ピーマン…2個
オリーブオイル…小さじ1
かつお節…適量
ポン酢じょうゆ…適量
【作り方】
1. ピーマンにオリーブオイルを塗ります。

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2. 魚焼きグリルに入れます。

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3. 強火のまま、片側5分、ひっくり返して3分ほど少し焦げる程度まで焼きます。これで出来上がりです。

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かつお節やポン酢じょうゆはお好みでかけてください。
では食べてみます。
いただきま~す。

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わお、めっちゃジューシーじゃないですか!!!
ピーマンがこんなに水分があるなんてびっくりです。
ピーマンの苦みはあるんですが、甘さもしっかりあります。
ただ、種はわたしには固かったです。小さいので気にならない人もいるかもしれません。
それにしてもこの肉汁感(と言ったらいいのかな?)みなさんにもぜひ味わってもらいたいです。
わたしはポン酢じょうゆで食べましたが、しょうゆやマヨネーズなんかも合いそうです。
ここでピーマンの栄養について触れたいと思います。
ピーマンの主な栄養素(100g当たり)
エネルギー…20kcal
ビタミンA(β‐カロテン当量)…400㎍
ビタミンC…76mg
ビタミンE…0.8mg
カリウム…190mg
参考:文部科学省 日本食品標準成分表 2020年度版(八訂)
ピーマンに多く含まれているビタミンA、C、E。この3種類が揃うとお互いに補完し合い、抗酸化作用が高まります。免疫力を高め、風邪を防ぎ健康維持に役立ちます。また、美肌効果や夏の日焼け対策にも効果が期待できます。
通常ビタミンCは熱に弱いのですが、ピーマンは果肉が厚いために加熱しても壊れにくいのが特徴です。β‐カロテンは油と一緒に摂取することで吸収が高まります。油を使った炒め物にするとビタミンCの損失を気にすることなくβ‐カロテンも効率よく摂取できておすすめです。
ビタミンA、C、E。1つの食材で3つのビタミンが一度に取れるピーマンは優秀な野菜ですね。
カリウムは体内の余分な塩分を排出してくれます。そのためむくみの解消に効果があります。
ではわたしのおすすめレシピを紹介します。
たんぱく質でビタミンB1を多く含む豚肉。ビタミンB1は糖質の代謝に関わり、疲労物質を作りにくくしてくれます。そんなビタミンB1を豊富に含む豚肉と抗酸化作用の高いピーマンを合わせた炒め物でスタミナをつけて暑い夏を乗り切りましょう。
「ピーマンと豚肉の細切り炒め」
【材料】(2人分)
ピーマン…2個
豚こま切れ肉…100g
ゴマ油…小さじ1
塩…少々
料理酒…小さじ1
片栗粉…大さじ1
焼肉のたれ(市販)…大さじ1
〈1人分〉
エネルギー…244Kcal
塩分…1.3g

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【作り方】
1. ピーマンと豚肉はそれぞれ千切りにする。
2. 千切りにした豚肉をポリ袋の中に入れて、塩、料理酒、片栗粉を入れて混ぜる。
3. フライパンにゴマ油を引き、強火にかける。
4. 豚肉を炒め、色が変わったらピーマンを入れて強火のまま炒める。
5. ピーマンに火が通ったら焼肉のたれを回しかけて出来上がり。

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チンジャオロースの簡単バージョンです。
ピーマンは繊維に沿って縦に切ることにより、シャキシャキの歯ごたえになります。
また、繊維をつぶさないので、苦み成分が出にくくなります。
豚肉は片栗粉をまぶすことにより水分が保持されるため、パサパサにならずにやわらかく仕上がります。
ピーマンシャキシャキでおいしくいただきました。
焼肉のたれの味でご飯が進みます。しっかり食べて夏バテを予防しましょう。
栄養価の高いピーマン、夏バテ予防にも積極的に摂りたいですね。
へたが6角形以上のもの、新鮮なもの、また、加熱することでも苦みが軽減されますので、苦手な方もぜひトライしてみてください。
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