管理栄養士のともゆみです。突然ですが、アクアパッツァって作ったりしますか?見た目が華やかでとってもおいしいんですけど、作るのが少し大変じゃないですか?わたしはおうちで作ることに興味がなかったんですが…以前NHKの番組『あさイチ』で超絶簡単かつ時短でできるというアクアパッツアの作り方を紹介していました。
【あさイチ】干物を炊飯器に丸ごとIN♪「あじの炊き込みご飯」作ってみた!干した魚の凝縮したうま味満点♡
そもそもアクアパッツァとは⁉︎
イタリアの南部にあるナポリの郷土料理で、魚介類をトマト、オリーブオイルなどとともに煮込んだものです。
具材は、魚は鯛やスズキなどの白身魚が用いられることが多いと言われています。貝はムール貝やアサリが使われ、魚は丸ごと使うと貝とともに良いだしがでるそうですよ。
番組で紹介していた干物で作るアクアパッツァとは…⁉︎
『あさイチ』でこの料理を教えていたのは島根県出雲市にある老舗干物店3代目の岩田響子さん。
あじの開きを使うことで、魚の下処理の必要がないんだとか。また、生魚から作ると30分程度かかりますが、干物を使うと15分で出来上がり、時短になるとのこと。干物に味が付いているので「塩」を使わず、白ワインのみで作っていきます。
【材料】(2人分)
あじの開き…2枚
あさり…200g
ミニトマト…6個
アスパラガス…3本
白ワイン…200ml
オリーブオイル…大さじ2
にんにく…1かけ
薄力粉…適量(アジ干物の皮にうすくまぶせる量)
こしょう…適宜
生パセリ…適宜
【作り方】
あじの開きが冷凍の場合は解凍しておきます。
あじのゼイゴをキッチンばさみで取り除きます。
あじのゼイゴとは、尾近くにあるとげ状のウロコのことです。硬く口当たりが悪いので、尾の付け根の方から削ぎ取ってから調理します。
あじの皮に薄力粉をまぶしておきます。
あさりを砂抜きします。
50℃のお湯に浸します。
苦しくなって口が開き、15分で砂が抜けます。
その後水洗いして、ザルに取って水気を切ります。
にんにくは芽を取り除きます。焦げやすいのと苦みがあるためです。
その後、薄切りにします。
ミニトマトとアスパラガスは食べやすい大きさに切ります。
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて、弱火で加熱します。香りが立ったらにんにくを取り出します。
中火にして、あじの開きは皮目を下にしてフライパンに入れます。
あじの開きの皮に焦げ目がついたら折りたたんで弱火にします。
フライパンにフタをして5分加熱したら、一度フタを外して野菜をスープに沈め、野菜の旨味をスープに溶け出させます。
再びフタをしてさらに3分加熱したら完成です。お好みでこしょう、パセリをかけます。
とっても豪華な感じのお料理になりました。
あじを折りたたむことで、干物の感じではなく丸ごとの魚を煮たような仕上がりに。
では食べてみます。
スープが…
めちゃくちゃおいしい!
いろんなだしの味がして、深みがあって濃くておいしいです。塩などの調味料がひとつも入っていませんが、塩分もちょうどいい感じです。
魚は食べると干物の味がしますが、焼いたときのようなホクホクした感じではなく、しっとりしています。具とスープを一緒に食べるとほんとに幸せ♡です。
見た目も味も抜群なこのレシピ、お祝い事やパーティーにピッタリですね。
今回作った干物のアクアパッツァの主な栄養素
(1人当たり)
エネルギー…392kcal
たんぱく質…21.8g
脂質…21.4g
炭水化物…15.0g
食塩…2.7g
鉄…3.8mg
ビタミンA…475㎍
ビタミンB12…36.1㎍
ビタミンE(α‐トコフェノール)…2.6mg
オリーブオイルをたっぷり使っているので、エネルギーと脂質の値が高いですが、ビタミンAとEが豊富に含まれています。魚がメインのため、炭水化物は低くたんぱく質がしっかり摂れます。鉄は疲労と貧血予防に、ビタミンAは肌荒れ予防やかぜ予防、ビタミンB12は神経の修復や中枢神経への作用から睡眠障害に効果があると言われています。ビタミンEは血管の老化や脂質の酸化を抑え、生活習慣病に効果があります。あじの干物とあさりからたっぷりとたんぱく質、鉄とビタミンB12が摂れるので、体を元気にしてくれますよ。
とにかくスープがおいしい「干物のアクアパッツァ」は、時短、簡単、栄養満点です。
ぜひ一度お試しください。
参考文献:
ビタミン・ミネラル早わかり 幻冬舎
その秘密は…干物を使うことなんですって!ん、干物?と思いましたが、ちょっと面白そうなのでさっそくトライしてみます!
【あさイチ】干物を炊飯器に丸ごとIN♪「あじの炊き込みご飯」作ってみた!干した魚の凝縮したうま味満点♡
そもそもアクアパッツァとは⁉︎
イタリアの南部にあるナポリの郷土料理で、魚介類をトマト、オリーブオイルなどとともに煮込んだものです。
具材は、魚は鯛やスズキなどの白身魚が用いられることが多いと言われています。貝はムール貝やアサリが使われ、魚は丸ごと使うと貝とともに良いだしがでるそうですよ。
番組で紹介していた干物で作るアクアパッツァとは…⁉︎
『あさイチ』でこの料理を教えていたのは島根県出雲市にある老舗干物店3代目の岩田響子さん。
あじの開きを使うことで、魚の下処理の必要がないんだとか。また、生魚から作ると30分程度かかりますが、干物を使うと15分で出来上がり、時短になるとのこと。干物に味が付いているので「塩」を使わず、白ワインのみで作っていきます。
【材料】(2人分)
あじの開き…2枚
あさり…200g
ミニトマト…6個
アスパラガス…3本
白ワイン…200ml
オリーブオイル…大さじ2
にんにく…1かけ
薄力粉…適量(アジ干物の皮にうすくまぶせる量)
こしょう…適宜
生パセリ…適宜

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【作り方】
あじの開きが冷凍の場合は解凍しておきます。
あじのゼイゴをキッチンばさみで取り除きます。
あじのゼイゴとは、尾近くにあるとげ状のウロコのことです。硬く口当たりが悪いので、尾の付け根の方から削ぎ取ってから調理します。

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あじの皮に薄力粉をまぶしておきます。

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あさりを砂抜きします。
50℃のお湯に浸します。
苦しくなって口が開き、15分で砂が抜けます。
その後水洗いして、ザルに取って水気を切ります。

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にんにくは芽を取り除きます。焦げやすいのと苦みがあるためです。
その後、薄切りにします。

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ミニトマトとアスパラガスは食べやすい大きさに切ります。

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フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて、弱火で加熱します。香りが立ったらにんにくを取り出します。

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中火にして、あじの開きは皮目を下にしてフライパンに入れます。

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あじの開きの皮に焦げ目がついたら折りたたんで弱火にします。
折りたたむことで出来上がりの見栄えが良くなるそうです。ミニトマト、アスパラガス、あさりを入れ、白ワインを回しかけます。

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フライパンにフタをして5分加熱したら、一度フタを外して野菜をスープに沈め、野菜の旨味をスープに溶け出させます。

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再びフタをしてさらに3分加熱したら完成です。お好みでこしょう、パセリをかけます。

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とっても豪華な感じのお料理になりました。
あじを折りたたむことで、干物の感じではなく丸ごとの魚を煮たような仕上がりに。
では食べてみます。
スープが…
めちゃくちゃおいしい!
いろんなだしの味がして、深みがあって濃くておいしいです。塩などの調味料がひとつも入っていませんが、塩分もちょうどいい感じです。
魚は食べると干物の味がしますが、焼いたときのようなホクホクした感じではなく、しっとりしています。具とスープを一緒に食べるとほんとに幸せ♡です。
見た目も味も抜群なこのレシピ、お祝い事やパーティーにピッタリですね。
今回作った干物のアクアパッツァの主な栄養素
(1人当たり)
エネルギー…392kcal
たんぱく質…21.8g
脂質…21.4g
炭水化物…15.0g
食塩…2.7g
鉄…3.8mg
ビタミンA…475㎍
ビタミンB12…36.1㎍
ビタミンE(α‐トコフェノール)…2.6mg
オリーブオイルをたっぷり使っているので、エネルギーと脂質の値が高いですが、ビタミンAとEが豊富に含まれています。魚がメインのため、炭水化物は低くたんぱく質がしっかり摂れます。鉄は疲労と貧血予防に、ビタミンAは肌荒れ予防やかぜ予防、ビタミンB12は神経の修復や中枢神経への作用から睡眠障害に効果があると言われています。ビタミンEは血管の老化や脂質の酸化を抑え、生活習慣病に効果があります。あじの干物とあさりからたっぷりとたんぱく質、鉄とビタミンB12が摂れるので、体を元気にしてくれますよ。
とにかくスープがおいしい「干物のアクアパッツァ」は、時短、簡単、栄養満点です。
ぜひ一度お試しください。
参考文献:
ビタミン・ミネラル早わかり 幻冬舎
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