「魯肉飯」。こう書いて”ルーローハン”と読む台湾ご飯。
え、これがとりめし⁉炊き込みご飯ではない⁉岡山のソウルフード「とりめし」をリュウジレシピで作ってみた
YouTube83万回再生!武島たけしさんのTwitterがこちら!
武島たけしさんは、お料理系のYouTuber。運営しているチャンネル『武島たけしの極み飯』は、ドラマを見ている気分でレシピを学べます。チャンネル登録者数は48.3万人もいるんですよ!
概要欄を見てみると、プロの料理人ではないものの、和洋中ひと通りの料理経験があるとのこと。なるほど…。レシピ動画がドラマ仕立てでおもしろいながらも、調理のポイントはしっかり解説してくれているのも、納得です。
そんな武島さんレシピから、今回挑戦するのは、「魯肉飯・極」。
プルプルお肉とレベチな旨味【魯肉飯・極】
今回の動画はリクエストの多かったルーローハンや!
プルンプルンの肉と、ある食材を使って出す強烈な旨味が特徴や!
ダチに振る舞った際に、今まで喰った中で1番うまいとガチで複数人から言われた一品なんで、作ってみてや~https://t.co/vk0qWL2NUR pic.twitter.com/7cDoB5YQjl— 武島たけし / 極み飯 (@kiwamimeshi) April 24, 2022
Twitterには、濃いめのタレで豚肉とゆで卵を長時間煮込んでいるような動画が♪ 武島さんの「魯肉飯」は、お友だちにかなり人気があると紹介されていますよ。これは期待出来そう!!
「魯肉飯」ってどこの国の料理?と思い、調べてみたら、台湾の定番料理なんですって。
そして武島さんは「魯肉飯」に五香粉を使っています。そして五香粉を使うと、どんな料理でも台湾風の味付けになると紹介していました。五香粉ってどんなスパイスなのでしょう?
五香粉は5つのスパイスがミックスされた中国の代表的なスパイス
武島さんが台湾料理に欠かせないスパイスとして紹介していたのが五香粉。名前からわかるように、5つのスパイスが混ざっています。
筆者が用意したこちらの五香粉のラベルを見ると八角、花椒、シナモン、陳皮、クローブと書かれています。
五香粉について調べてみたところ、5つのスパイスを配合した中国の代表的なミックススパイスで、配合は様々だそう。花椒(または山椒)、クローブ、シナモン、スターアニス(編集部注:八角の英語名)、フェンネル、陳皮から5つを混ぜるのが一般的なようですよ。
香ってみると八角、シナモン、クローブの香りを強く感じます。そして八角の独特な甘い香りが、中華料理っぽさを連想させますね。
五香粉と干しエビがポイント!「魯肉飯・極」を作ってみた!
YouTubeでは2~3人前レシピで紹介されていますが、今回はおひとり様ランチ用に半量にして作ってみたいと思います。豚バラかたまり肉は皮付きのものがおすすめとのことですが、入手出来なかったため、皮なしのもので作ることに。
【材料】(1人分強)
豚バラかたまり肉…200~250g
卵…2個
にんにく…1/2かけ
しょうが…8g
長ねぎ(白い部分と緑の部分を含む)…1/2本
玉ねぎ…1/4個
干しエビ…5g
ゴマ油…大さじ1
五香粉…大さじ1/4
酒(あれば紹興酒)…大さじ2
砂糖(あれば黒砂糖・ザラメ・氷砂糖)…大さじ1 ※今回は黒砂糖を使用
しょうゆ…大さじ1
オイスターソース…大さじ1/2
酢…小さじ1/2
水…250ml
塩・こしょう…各適量
ご飯…ご飯茶碗1膳分
たくあん(市販)…適量
高菜(または茹でた青菜)…適量 ※今回は茹でた小松菜を使用
1. 沸騰したお湯で卵を10分ほど茹でます。
茹で終わった卵は氷水にすぐに浸すと、殻がきれいに剥けますよ。
2. にんにく、しょうが、長ねぎの白い部分、玉ねぎ、干しエビをみじん切りに、豚バラ肉を1cm角に切ります。
長ねぎの緑の部分は、豚バラ肉を煮込むときに臭み消しとして使うので、切らずに残しておいてくださいね。にんにく、しょうが、長ねぎ、玉ねぎは出来るだけ細かく刻みました。
みじん切りの干しエビが旨味の元になるそうです。豚バラ肉は赤身と脂身がバランスよくなるように切るのがおすすめ。今回は1cm角よりもちょっと大きめに切りました。
3. ゴマ油を引いた鍋を弱めの中火で温め、長ねぎ、玉ねぎ、干しエビを飴色になるまで炒めます。
武島さんによると「魯肉飯」はカレーのような料理だそう。玉ねぎ、長ねぎ、干しエビをじっくりと炒めて旨味の元にするそうです。
具材を広げてしばらく焼き付けるようにし、香ばしい香りがしたら混ぜてまた広げて焼き付ける。
弱めの中火で12分焼くと飴色になりました。干しエビが入っているのでエビの香ばしい香りが広がり、カレー用の飴色玉ねぎを炒める時とは、まったく違う香りがしました。
4. 火加減を弱火にしたら、にんにくとしょうがを加えて香りが立つまで炒め、塩とこしょうを振った豚バラ肉に炒めた野菜をまとわせながら、色が変わるまで炒めます。
弱火で2分ほどにんにくとしょうがを炒めてから、豚バラ肉を投入。弱めの中火にして3分ほど炒めると、肉の表面の色が変わりました。
5. 五香粉を加えて香りが立つまで炒め、酒、砂糖、しょうゆ、オイスターソースを加えて混ぜ合わせ、水を加えて全体を混ぜ合わせます。
スパイスは炒めると香りが立つので、五香粉を加えてから1分ほど炒めました。
酒、砂糖、しょうゆ、オイスターソース、水を入れて煮込みます。鍋底に焦げが付いていたら、こそげ落としてくださいね。焦げも旨味の元になりますよ。
6. 茹で卵、長ねぎの緑の部分を加え、あくを取ってからフタをして弱火で1時間ほど煮込みます。
煮汁が沸騰してくると少しあくが出てきたので、取り除きました。
臭みを閉じ込めないようにフタを少しずらしてかぶせて煮込むとのことでしたが、ちょうどいいフタがなかったため、今回はアルミホイルをフタ代わりにしました。
このまま弱火で1時間程度じっくりと煮込みます。
7. 煮込み終わったら酢を加えて味を調え、完成です。これをご飯の上に盛って、たくあんと高菜を添えます。
今回は45分程度の煮込みで、煮汁が少なくなりました。仕上げに酢を加えて混ぜ合わせたら完成!ご飯に盛ってたくあんと茹でた小松菜を刻んでトッピングします♪
ほのかな五香粉の香りに気分は台湾♪ とろっとやわらかい豚バラ肉が絶品!
約1時間かけて作った「魯肉飯・極」です♪ 調味料の濃い色が豚バラ肉とゆで卵にしっかりと染み込んで、とってもおいしそう!
茹で卵も外側2mm程度にしっかりと煮汁が染み込んでいて、煮卵としても、おいしそうに仕上がりました。
こんな感じで豚バラ肉の脂身部分にも煮汁の色が浸透し、プルンとした感じ♪ ご飯にも煮汁が染みていて、これは飯テロ級のビジュアルでしょう!!
ではひと口♪ 豚肉の脂がとろ~んとしていて、赤身の肉質もやわらかくて…これは絶品!五香粉の風味はかすかに感じる程度なので、強いクセはなく、とても食べやすいですよ。
一見「豚の角煮」と同じでは?と思いますが、「魯肉飯・極」は飴色炒め野菜の甘みと干しエビの香ばしさが元になっているので、「豚の角煮」のような甘辛いしょうゆ味とは別物。飴色炒め野菜、干しエビ、五香粉、豚の脂の甘さ。味わいのハーモニーがスゴいです!
付け合わせも、いい働きをしています♪ゆで卵のおかげで、ボリューム感はマシマシに。
旨味がしっかりで絶品の「魯肉飯・極」♪ 少量と言わず大量に作りたい!
武島たけしさんの自信作「魯肉飯・極」は、程よい味付けのとろっとした豚バラ肉が絶品なガッツリ系の丼でした♪
筆者は八角の香りがあまり得意ではないのですが、五香粉を使うことで他のスパイスとバランスの取れた香りになっていたため、とても風味がよいように感じました。
もしかしたら本場の「魯肉飯」はもう少し八角の香りが強いのかもしれませんが、武島さんのレシピで作ると、日本人の味覚に合うおいしさになりますよ。「魯肉飯・極」をマスターすれば、料理上手のお墨付きをきっともらえると思います。
次回は豚バラ肉を大量にゲットしてたっぷりと作ります!みなさんもぜひ、作ってみてくださいね。
<参考文献>
Web
『S&B公式サイト~S&B五香粉~』
https://www.sbfoods.co.jp/products/detail/09225.html
存在は知っていますが、実は食べたことがないので、試しに作ってみようかと。「魯肉飯」のレシピを検索するとたくさんヒットしましたが、気になったのが武島たけしさんのYouTubeレシピ。お友だちにふるまうと、過去一おいしい!とガチで褒められる自慢のレシピなんだとか。味の決め手はどうやら干しエビと飴色炒め野菜みたいです。中華スパイスでいったいどんな味にまとまるのかしら…楽しみです♪
え、これがとりめし⁉炊き込みご飯ではない⁉岡山のソウルフード「とりめし」をリュウジレシピで作ってみた
YouTube83万回再生!武島たけしさんのTwitterがこちら!
武島たけしさんは、お料理系のYouTuber。運営しているチャンネル『武島たけしの極み飯』は、ドラマを見ている気分でレシピを学べます。チャンネル登録者数は48.3万人もいるんですよ!
概要欄を見てみると、プロの料理人ではないものの、和洋中ひと通りの料理経験があるとのこと。なるほど…。レシピ動画がドラマ仕立てでおもしろいながらも、調理のポイントはしっかり解説してくれているのも、納得です。
そんな武島さんレシピから、今回挑戦するのは、「魯肉飯・極」。
プルプルお肉とレベチな旨味【魯肉飯・極】
今回の動画はリクエストの多かったルーローハンや!
プルンプルンの肉と、ある食材を使って出す強烈な旨味が特徴や!
ダチに振る舞った際に、今まで喰った中で1番うまいとガチで複数人から言われた一品なんで、作ってみてや~https://t.co/vk0qWL2NUR pic.twitter.com/7cDoB5YQjl— 武島たけし / 極み飯 (@kiwamimeshi) April 24, 2022
Twitterには、濃いめのタレで豚肉とゆで卵を長時間煮込んでいるような動画が♪ 武島さんの「魯肉飯」は、お友だちにかなり人気があると紹介されていますよ。これは期待出来そう!!
「魯肉飯」ってどこの国の料理?と思い、調べてみたら、台湾の定番料理なんですって。
脂身が多い豚バラ肉を甘辛いしょうゆで煮込み、それをご飯にかけて食べる丼めし。これは日本人の味覚にも合いそうですよ♪
そして武島さんは「魯肉飯」に五香粉を使っています。そして五香粉を使うと、どんな料理でも台湾風の味付けになると紹介していました。五香粉ってどんなスパイスなのでしょう?
五香粉は5つのスパイスがミックスされた中国の代表的なスパイス

武島さんが台湾料理に欠かせないスパイスとして紹介していたのが五香粉。名前からわかるように、5つのスパイスが混ざっています。
筆者が用意したこちらの五香粉のラベルを見ると八角、花椒、シナモン、陳皮、クローブと書かれています。
五香粉について調べてみたところ、5つのスパイスを配合した中国の代表的なミックススパイスで、配合は様々だそう。花椒(または山椒)、クローブ、シナモン、スターアニス(編集部注:八角の英語名)、フェンネル、陳皮から5つを混ぜるのが一般的なようですよ。
香ってみると八角、シナモン、クローブの香りを強く感じます。そして八角の独特な甘い香りが、中華料理っぽさを連想させますね。
五香粉と干しエビがポイント!「魯肉飯・極」を作ってみた!
YouTubeでは2~3人前レシピで紹介されていますが、今回はおひとり様ランチ用に半量にして作ってみたいと思います。豚バラかたまり肉は皮付きのものがおすすめとのことですが、入手出来なかったため、皮なしのもので作ることに。

【材料】(1人分強)
豚バラかたまり肉…200~250g
卵…2個
にんにく…1/2かけ
しょうが…8g
長ねぎ(白い部分と緑の部分を含む)…1/2本
玉ねぎ…1/4個
干しエビ…5g
ゴマ油…大さじ1
五香粉…大さじ1/4
酒(あれば紹興酒)…大さじ2
砂糖(あれば黒砂糖・ザラメ・氷砂糖)…大さじ1 ※今回は黒砂糖を使用
しょうゆ…大さじ1
オイスターソース…大さじ1/2
酢…小さじ1/2
水…250ml
塩・こしょう…各適量
ご飯…ご飯茶碗1膳分
たくあん(市販)…適量
高菜(または茹でた青菜)…適量 ※今回は茹でた小松菜を使用
1. 沸騰したお湯で卵を10分ほど茹でます。

茹で終わった卵は氷水にすぐに浸すと、殻がきれいに剥けますよ。
2. にんにく、しょうが、長ねぎの白い部分、玉ねぎ、干しエビをみじん切りに、豚バラ肉を1cm角に切ります。

長ねぎの緑の部分は、豚バラ肉を煮込むときに臭み消しとして使うので、切らずに残しておいてくださいね。にんにく、しょうが、長ねぎ、玉ねぎは出来るだけ細かく刻みました。

みじん切りの干しエビが旨味の元になるそうです。豚バラ肉は赤身と脂身がバランスよくなるように切るのがおすすめ。今回は1cm角よりもちょっと大きめに切りました。
3. ゴマ油を引いた鍋を弱めの中火で温め、長ねぎ、玉ねぎ、干しエビを飴色になるまで炒めます。

武島さんによると「魯肉飯」はカレーのような料理だそう。玉ねぎ、長ねぎ、干しエビをじっくりと炒めて旨味の元にするそうです。
具材を広げてしばらく焼き付けるようにし、香ばしい香りがしたら混ぜてまた広げて焼き付ける。
具材を触らずに炒めることで、早く飴色に炒まりますよ。焦げそうになったら、少し水を加え、焦げをこそげ取るようにして炒めてくださいね。

弱めの中火で12分焼くと飴色になりました。干しエビが入っているのでエビの香ばしい香りが広がり、カレー用の飴色玉ねぎを炒める時とは、まったく違う香りがしました。
4. 火加減を弱火にしたら、にんにくとしょうがを加えて香りが立つまで炒め、塩とこしょうを振った豚バラ肉に炒めた野菜をまとわせながら、色が変わるまで炒めます。

弱火で2分ほどにんにくとしょうがを炒めてから、豚バラ肉を投入。弱めの中火にして3分ほど炒めると、肉の表面の色が変わりました。
5. 五香粉を加えて香りが立つまで炒め、酒、砂糖、しょうゆ、オイスターソースを加えて混ぜ合わせ、水を加えて全体を混ぜ合わせます。

スパイスは炒めると香りが立つので、五香粉を加えてから1分ほど炒めました。

酒、砂糖、しょうゆ、オイスターソース、水を入れて煮込みます。鍋底に焦げが付いていたら、こそげ落としてくださいね。焦げも旨味の元になりますよ。
6. 茹で卵、長ねぎの緑の部分を加え、あくを取ってからフタをして弱火で1時間ほど煮込みます。

煮汁が沸騰してくると少しあくが出てきたので、取り除きました。

臭みを閉じ込めないようにフタを少しずらしてかぶせて煮込むとのことでしたが、ちょうどいいフタがなかったため、今回はアルミホイルをフタ代わりにしました。
このまま弱火で1時間程度じっくりと煮込みます。
7. 煮込み終わったら酢を加えて味を調え、完成です。これをご飯の上に盛って、たくあんと高菜を添えます。

今回は45分程度の煮込みで、煮汁が少なくなりました。仕上げに酢を加えて混ぜ合わせたら完成!ご飯に盛ってたくあんと茹でた小松菜を刻んでトッピングします♪
ほのかな五香粉の香りに気分は台湾♪ とろっとやわらかい豚バラ肉が絶品!

約1時間かけて作った「魯肉飯・極」です♪ 調味料の濃い色が豚バラ肉とゆで卵にしっかりと染み込んで、とってもおいしそう!
茹で卵も外側2mm程度にしっかりと煮汁が染み込んでいて、煮卵としても、おいしそうに仕上がりました。

こんな感じで豚バラ肉の脂身部分にも煮汁の色が浸透し、プルンとした感じ♪ ご飯にも煮汁が染みていて、これは飯テロ級のビジュアルでしょう!!
ではひと口♪ 豚肉の脂がとろ~んとしていて、赤身の肉質もやわらかくて…これは絶品!五香粉の風味はかすかに感じる程度なので、強いクセはなく、とても食べやすいですよ。
一見「豚の角煮」と同じでは?と思いますが、「魯肉飯・極」は飴色炒め野菜の甘みと干しエビの香ばしさが元になっているので、「豚の角煮」のような甘辛いしょうゆ味とは別物。飴色炒め野菜、干しエビ、五香粉、豚の脂の甘さ。味わいのハーモニーがスゴいです!
付け合わせも、いい働きをしています♪ゆで卵のおかげで、ボリューム感はマシマシに。
塩味のあるたくあんと、さっぱりとした小松菜は、お肉を食べた後のお口直しとして相性が抜群でした。
旨味がしっかりで絶品の「魯肉飯・極」♪ 少量と言わず大量に作りたい!

武島たけしさんの自信作「魯肉飯・極」は、程よい味付けのとろっとした豚バラ肉が絶品なガッツリ系の丼でした♪
筆者は八角の香りがあまり得意ではないのですが、五香粉を使うことで他のスパイスとバランスの取れた香りになっていたため、とても風味がよいように感じました。
もしかしたら本場の「魯肉飯」はもう少し八角の香りが強いのかもしれませんが、武島さんのレシピで作ると、日本人の味覚に合うおいしさになりますよ。「魯肉飯・極」をマスターすれば、料理上手のお墨付きをきっともらえると思います。
次回は豚バラ肉を大量にゲットしてたっぷりと作ります!みなさんもぜひ、作ってみてくださいね。
<参考文献>
Web
『S&B公式サイト~S&B五香粉~』
https://www.sbfoods.co.jp/products/detail/09225.html
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