春から初夏にかけて旬のサヤエンドウ。おいしいだけでなく、お吸い物やちらし寿司など料理の彩りとしても重宝する野菜ですよね。
【料理の超裏ワザ】シェフ三國は…「アスパラガス」を絶対にカットしない!甘~く焼き上げる方法とは?
改めて問題です!
【問題】
〇〇を5か月ほど育てるとサヤエンドウになります…〇〇とは何でしょう?
thinking time♪
↓
↓
↓
正解は…
「豆苗」でした。
出典:Photo AC
実はこの問題、TUFテレビユー福島のローカルニュース番組『Nスタふくしま』の中で、福島市公設地方卸売市場の担当者の方が出題していたもの。豆苗を5か月間育てるとサヤエンドウになるんですって。
知らなかった…。確かに、育ちすぎた豆苗は葉がサヤエンドウ風になるような気がしないこともない。…知らないことってまだまだありますね。
せっかくなので、もう少しサヤエンドウについて調べてみることにしました。
すると、知らないことが続々と…。
サヤエンドウについて調べてみた!
出典:Photo AC
サヤエンドウ=絹さやですって!
実は、サヤエンドウと絹さやは同じものなんですって。
(※サヤエンドウの中でも、まだ皮が薄く、中の豆がほとんど入っていないものを「絹さや」と呼ぶ、という説もあるようです)
また、「サヤエンドウ(絹さや)」「グリーンピース」「えんどう豆」は同じマメ科エンドウ属。つまり、同じエンドウという植物で、成長段階で呼び名が変わるのだそう。
エンドウをサヤが若くてやわらかい状態で収穫したものが「サヤエンドウ(絹さや)」。サヤの中の豆が少し大きくなり、未成熟の状態で収穫したものが「グリーンピース」、中の豆が完全に熟した状態で収穫したものが「えんどう豆」と呼ばれているそうです。
エンドウは、「豆苗」→「サヤエンドウ(絹さや)」→「グリーンピース」→「えんどう豆」と、成長段階によって名前が変わるというわけです。出世魚ならぬ、出世野菜ですね。どの成長段階でもおいしく食べられるなんて、すごい野菜だなぁ。
ちなみに、サヤエンドウの収穫量全国TOP3は鹿児島、愛知、福島だそうです(令和5年農林水産省調べ)。九州、東海、東北と気候的には異なる地域ですね。
サヤエンドウの栄養は?
3月から6月頃が旬の「サヤエンドウ」。なんと、緑黄色野菜なんですって。
栄養面では、生活習慣病の予防効果もあるといわれるβ-カロテンや免疫力を高めるビタミンC、さらに、食物繊維も豊富。豆部分には疲労回復を助ける効果のあるビタミンB1やたんぱく質、必須アミノ酸のリジンも含まれているそう。リジンは、体の組織の修復を促す働きや集中力の向上、カルシウム吸収の促進効果なども期待できるそうです。
小さくて薄っぺらいサヤエンドウですが、栄養価のとても高い野菜なんですね。
栄養豊富とは思わず、これまで彩りとしてしか使っていませんでした…無知って罪ね(苦笑)。
サヤエンドウの選び方
福島市公設地方卸売市場の担当者の方によると、鮮度の高い、おいしいサヤエンドウを選ぶときのポイントは、主に3つあるとのこと。
出典:Photo AC
point 1 緑が鮮やかなもの
point 2 ツヤ・ハリがあるもの
point 3 ガクが茶色くないもの だそうです。
さらに調べてみると、このほかに「豆が目立たない」「先のひげが白っぽくピンとしている」こともポイントのようです。
ちょうど、2日前に実家の母親から家庭菜園で育てた「サヤエンドウ」をもらったので、見てみると…。
あれれれ、ざっと見た感じ、これは収穫のタイミングが遅すぎだよ…お母さん。
はたして、この中にあるかどうかわかりませんが、選び方のポイントに従って、おいしいサヤエンドウを選んでみることに。
ガクが茶色いものより、
緑色のこちらの方がおいしいのね。
豆が目立たないこともポイントとのことなので…。
下の画像の2つを比べると確かに違いますね。
画像上のサヤエンドウは豆の存在がしっかりわかりますが、下のサヤエンドウは豆の膨らみがほとんどなくて、平らに近いですね。
選び方のポイントに従えば、下の「ガクが緑色で豆が目立たないもの」が、おいしいサヤエンドウということになりそう。
では、上の「ガクが茶色で豆が目立つもの」と食べ比べてみよう♪
それぞれ洗ってヘタとスジを取り、ラップをして、電子レンジ(500W)で10秒加熱します。
加熱したものがこちら。
どちらも緑色が鮮やか!
上:「ガクが茶色で豆が目立つサヤエンドウ」
下:「ガクが緑色で豆が目立たないサヤエンドウ」
食べてみると、どちらもシャキシャキして、甘くておいしい!
ですが、ガクが茶色で豆が目立つ方は、少しサヤが硬く、口に残るような感じがしました。
サヤごと食べるサヤエンドウは、サヤが硬いとおいしさも半減するので、ガクが緑色で豆が目立たないものを選ぶ方が確かに良さそうですね♪
サヤエンドウの保存法と調理法
サヤエンドウは、鮮度が低下しやすいので、乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーでサヤエンドウを包み、ビニール袋などに入れて野菜室で保存するのが良いそうです。保存の目安は7~10日とのこと。
また、調理する際は、サヤエンドウのシャキシャキ食感を生かすため、手早く調理するのがポイントとか。
栄養面でみると、サヤエンドウに豊富に含まれるビタミンCは水に溶けやすく加熱に弱いので、短時間で調理するのが鉄則。ビタミンCを効率的に摂取したい場合は、スープやあんかけなど煮汁も一緒に食べられる料理に加えるのも良いそうです。
β-カロテンは油によく溶ける性質があり、油と一緒に食べることで体内への吸収率がアップするので、炒め物や油で和えるなどの調理が良いそうです。
まとめると、サヤエンドウは食感的にも栄養的にも手早く油で炒めるくらいの方がいいようですね。サヤエンドウ自体に甘みがあるので、サッと油で炒めて、塩とこしょうで味付けするくらいでも十分おいしいかなと思います。母からもらった”成長しすぎ”のサヤエンドウは油で炒めて食べてみよう(笑)。
今が旬の「サヤエンドウ」。小さいながらも栄養満点の緑黄色野菜です。初夏の食卓に取り入れてみてはいかがでしょう。
そんなサヤエンドウですが、実は、"ある野菜"が成長した姿なのだそう。その"ある野菜"は特殊なものではなく、ほぼどこのスーパーにも売っている我々にとって身近な食材なのですが…。では、ここで問題。ジャジャン♪何が成長するとサヤエンドウになるのでしょうか?キッチンで栽培している人、結構いるのでは?うふふ♪
【料理の超裏ワザ】シェフ三國は…「アスパラガス」を絶対にカットしない!甘~く焼き上げる方法とは?
改めて問題です!
【問題】
〇〇を5か月ほど育てるとサヤエンドウになります…〇〇とは何でしょう?
thinking time♪
↓
↓
↓
正解は…
「豆苗」でした。

豆苗
出典:Photo AC
実はこの問題、TUFテレビユー福島のローカルニュース番組『Nスタふくしま』の中で、福島市公設地方卸売市場の担当者の方が出題していたもの。豆苗を5か月間育てるとサヤエンドウになるんですって。
知らなかった…。確かに、育ちすぎた豆苗は葉がサヤエンドウ風になるような気がしないこともない。…知らないことってまだまだありますね。
せっかくなので、もう少しサヤエンドウについて調べてみることにしました。
すると、知らないことが続々と…。
サヤエンドウについて調べてみた!

サヤエンドウ
出典:Photo AC
サヤエンドウ=絹さやですって!
実は、サヤエンドウと絹さやは同じものなんですって。
「サヤエンドウ」は主に関西で、「絹さや」は主に関東での呼び名だそうです。
(※サヤエンドウの中でも、まだ皮が薄く、中の豆がほとんど入っていないものを「絹さや」と呼ぶ、という説もあるようです)
また、「サヤエンドウ(絹さや)」「グリーンピース」「えんどう豆」は同じマメ科エンドウ属。つまり、同じエンドウという植物で、成長段階で呼び名が変わるのだそう。
エンドウをサヤが若くてやわらかい状態で収穫したものが「サヤエンドウ(絹さや)」。サヤの中の豆が少し大きくなり、未成熟の状態で収穫したものが「グリーンピース」、中の豆が完全に熟した状態で収穫したものが「えんどう豆」と呼ばれているそうです。
エンドウは、「豆苗」→「サヤエンドウ(絹さや)」→「グリーンピース」→「えんどう豆」と、成長段階によって名前が変わるというわけです。出世魚ならぬ、出世野菜ですね。どの成長段階でもおいしく食べられるなんて、すごい野菜だなぁ。
ちなみに、サヤエンドウの収穫量全国TOP3は鹿児島、愛知、福島だそうです(令和5年農林水産省調べ)。九州、東海、東北と気候的には異なる地域ですね。
サヤエンドウの栄養は?
3月から6月頃が旬の「サヤエンドウ」。なんと、緑黄色野菜なんですって。
これも、初耳。ほうれん草ほど緑色が濃くないので、緑黄色野菜とは思いませんでした。
栄養面では、生活習慣病の予防効果もあるといわれるβ-カロテンや免疫力を高めるビタミンC、さらに、食物繊維も豊富。豆部分には疲労回復を助ける効果のあるビタミンB1やたんぱく質、必須アミノ酸のリジンも含まれているそう。リジンは、体の組織の修復を促す働きや集中力の向上、カルシウム吸収の促進効果なども期待できるそうです。
小さくて薄っぺらいサヤエンドウですが、栄養価のとても高い野菜なんですね。
栄養豊富とは思わず、これまで彩りとしてしか使っていませんでした…無知って罪ね(苦笑)。
サヤエンドウの選び方
福島市公設地方卸売市場の担当者の方によると、鮮度の高い、おいしいサヤエンドウを選ぶときのポイントは、主に3つあるとのこと。

サヤエンドウ
出典:Photo AC
point 1 緑が鮮やかなもの
point 2 ツヤ・ハリがあるもの
point 3 ガクが茶色くないもの だそうです。
さらに調べてみると、このほかに「豆が目立たない」「先のひげが白っぽくピンとしている」こともポイントのようです。
ちょうど、2日前に実家の母親から家庭菜園で育てた「サヤエンドウ」をもらったので、見てみると…。

サヤエンドウ
あれれれ、ざっと見た感じ、これは収穫のタイミングが遅すぎだよ…お母さん。
豆がめちゃめちゃ目立っているし、ガクが茶色のものもあるし…。サヤエンドウじゃなくて、グリーンピースになっているみたい(苦笑)。今度、サヤエンドウの収穫のタイミングを母に伝授しなくては。
はたして、この中にあるかどうかわかりませんが、選び方のポイントに従って、おいしいサヤエンドウを選んでみることに。
ガクが茶色いものより、

サヤエンドウ
緑色のこちらの方がおいしいのね。

サヤエンドウ
豆が目立たないこともポイントとのことなので…。
下の画像の2つを比べると確かに違いますね。

サヤエンドウ
画像上のサヤエンドウは豆の存在がしっかりわかりますが、下のサヤエンドウは豆の膨らみがほとんどなくて、平らに近いですね。
選び方のポイントに従えば、下の「ガクが緑色で豆が目立たないもの」が、おいしいサヤエンドウということになりそう。
では、上の「ガクが茶色で豆が目立つもの」と食べ比べてみよう♪
それぞれ洗ってヘタとスジを取り、ラップをして、電子レンジ(500W)で10秒加熱します。
加熱したものがこちら。
どちらも緑色が鮮やか!

サヤエンドウ
上:「ガクが茶色で豆が目立つサヤエンドウ」
下:「ガクが緑色で豆が目立たないサヤエンドウ」
食べてみると、どちらもシャキシャキして、甘くておいしい!
ですが、ガクが茶色で豆が目立つ方は、少しサヤが硬く、口に残るような感じがしました。
サヤごと食べるサヤエンドウは、サヤが硬いとおいしさも半減するので、ガクが緑色で豆が目立たないものを選ぶ方が確かに良さそうですね♪
サヤエンドウの保存法と調理法
サヤエンドウは、鮮度が低下しやすいので、乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーでサヤエンドウを包み、ビニール袋などに入れて野菜室で保存するのが良いそうです。保存の目安は7~10日とのこと。
また、調理する際は、サヤエンドウのシャキシャキ食感を生かすため、手早く調理するのがポイントとか。
栄養面でみると、サヤエンドウに豊富に含まれるビタミンCは水に溶けやすく加熱に弱いので、短時間で調理するのが鉄則。ビタミンCを効率的に摂取したい場合は、スープやあんかけなど煮汁も一緒に食べられる料理に加えるのも良いそうです。
β-カロテンは油によく溶ける性質があり、油と一緒に食べることで体内への吸収率がアップするので、炒め物や油で和えるなどの調理が良いそうです。
まとめると、サヤエンドウは食感的にも栄養的にも手早く油で炒めるくらいの方がいいようですね。サヤエンドウ自体に甘みがあるので、サッと油で炒めて、塩とこしょうで味付けするくらいでも十分おいしいかなと思います。母からもらった”成長しすぎ”のサヤエンドウは油で炒めて食べてみよう(笑)。
今が旬の「サヤエンドウ」。小さいながらも栄養満点の緑黄色野菜です。初夏の食卓に取り入れてみてはいかがでしょう。
編集部おすすめ