なすとそうめんの相性のよさは昔から知られ、香川県には甘辛く炊いたなすと油揚げをそうめんにのせる「なすそうめん」という郷土料理があります。人気料理家・リュウジさんはこの「なすそうめん」からヒントを得て、甘辛いなすと豚肉を乗せたそうめん料理を考案。
【涼麺の裏ワザ】そうめんに飽きたら…蕎麦っしょ!「冷たいなすのぶっかけ」で暑さを一瞬忘れたってよ!
香川県の郷土料理「なすそうめん」は冷やあつスタイル
段取りの都合で早飯。
香川の郷土料理なすそうめんを白央さんのレシピで。切り込みを入れたなすを油で焼いて煮てとろとろ。揚げもしっかり味が染みている。麺はお隣徳島の半田めんでやってみた。うまい。#なすそうめん pic.twitter.com/Av20cqFxbl— ツジメシ (@tsujimeshi) July 4, 2018
香川県の郷土料理「なすそうめん」をX(旧Twitter)にポストされている方がいらっしゃいました。
「なすそうめん」はボリューム感があり、食欲がないときでも食べやすいことから、香川県では暑い日の家庭料理として広く浸透しているんですって。
具は炊いたなすと油揚げが定番。冷たいそうめんの上に温かい具をのせるのも特徴です。リュウジさんは「冷たいそうめんに熱い具をぶっかけて食べるのが、すごくおいしい」と紹介していましたよ。
冷やあつスタイルのそうめんレシピはあまり見かけないので、さっそく作ってみます。
具と麺の温度差がポイント!「とろとろ豚なすそうめん」を作ってみた!
【材料】(1人分)
そうめん…100g
なす…1本(80g)
しょうが…5g
豚こま切れ肉…80g
片栗粉…小さじ1と1/2
塩…ひとつまみ
ゴマ油…小さじ2
水…80ml
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ2と1/2
酒…大さじ1
輪切り唐辛子…お好みで
青ねぎ(小口切り)…適量
1. なすはへたを取って、縦に薄く切ります。
とろとろのなすに仕上げるため、出来るだけ薄く切るのがポイントです。
2. 豚こま肉に片栗粉と塩を加えてまぶします。
片栗粉をまぶすと豚こま肉の水分が出にくくなり、やわらかくてとろっとした食感に焼き上がります。豚こま肉が大きい場合は、手でちぎってくださいね。
3. ゴマ油をひいたフライパンを中火で熱し、なすの両面に焼き色が付くまで焼きます。
中火で片面2分ずつ焼くと、焼き色が付きました。
4. なすに焼き色が付いたら、豚こま肉を加えて表面が少し色づく程度にサッと炒めます。
なすをフライパンの端に寄せて豚こま肉を広げて焼きます。ひっくり返しながら3分ほど焼くと豚こま肉の色が変わりました。
5. 弱火にして水、めんつゆ、酒、おろししょうが、お好みで輪切り唐辛子を加え、煮汁が湧いてきたら火を止めます。
中火だとすぐに煮汁が蒸発するので、必ず弱火にしてから調味料を入れてくださいね。弱火で2分ほど加熱すると煮汁が沸いたので、火を止めました。味付けは水で薄めためんつゆだけなので、とても簡単です♪
6. 沸騰したお湯で、そうめんを袋の表示時間より15秒くらい早めに茹で上げ、流水で洗ってぬめりを取り、氷水でよく冷やします。
温かいつゆをかけると、そうめんがやわらかくなりがちなので、少し早めに茹で上げるのがポイントです。今回は1分45秒茹でました。
流水で洗ってぬめりを取り、氷水でそうめんをしっかりと冷やします。
そうめんが冷えたら、水気をしっかり切ってお皿に盛り、温かい豚なすを煮汁ごとかけて、青ねぎをトッピングしたら完成です。
豚なすの煮汁が煮詰まった場合は、水大さじ1杯を加えて伸ばすとのことでしたが、今回は煮汁が煮詰まることはありませんでした。
豚なすは温かい&そうめんはコシあり!薄切りなすから煮汁がじゅわ~♪
リュウジさん考案、冷やあつスタイルの「とろとろナスそうめん」が出来ました♪
煮汁を吸ったなすの薄切りがたっぷりとのっていて、ボリューム感たっぷり。キンキンに冷やしたそうめんですが、どんな仕上がりになったのでしょうか?
食べてみると…温かい豚なすをのせたことで、そうめんが常温くらいになっています。でもコシがしっかりとしていて、細いながらも噛み応えがありますよ♪
なすはとろっとろで、噛むと煮汁がじゅわっと出てきます♪煮汁はそれほど多くないので、そうめんは煮汁に浸かっていないのですが、なすと一緒にたべることで口の中でジューシーさを楽しめます。
そして豚こま肉もとろんとしていてなめらか。
なにより、とろっとろのなすと豚こま肉がたっぷりとのっているので、ボリューム感が圧倒的!そうめんなのですが、丼を食べているかのような満足感を得られました。
冷やあつスタイルなら暑さが収まってもそうめんをおいしく食べられる♪
リュウジさん考案の「とろとろナスそうめん」は、キンキンに冷やしたそうめんとアツアツの具をのせるという、そうめん料理ではありそうでなかった一品でした。
冷やあつスタイルだと冷やしたそうめんが常温になってしまうのですが、氷水で締めたことで温かい具をのせてもコシが保たれ、そうめんのおいしさを最後まで楽しめました。
温かいそうめんに温かい具をのせるのでは、このコシは出せないのだろうと思います。冷やあつスタイルで作るメリットは、しっかりとありますよ!
暑さが収まってきた頃に冷やあつスタイルのそうめんはぴったり!なすは秋でもおいしいものが出回ります。ぜひ作ってみてくださいね。
<参考文献>
WEB
「農林水産省~うちの郷土料理・なすそうめん 香川県~」https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nasu_soumen_kagawa.html
キンキンに冷やしたそうめんに温かい具をのせることで、温度差が生み出すおいしさを楽しめるとか。残暑が収まったころにぴったりなそうめん、作ってみまーす♪
【涼麺の裏ワザ】そうめんに飽きたら…蕎麦っしょ!「冷たいなすのぶっかけ」で暑さを一瞬忘れたってよ!
香川県の郷土料理「なすそうめん」は冷やあつスタイル
段取りの都合で早飯。
香川の郷土料理なすそうめんを白央さんのレシピで。切り込みを入れたなすを油で焼いて煮てとろとろ。揚げもしっかり味が染みている。麺はお隣徳島の半田めんでやってみた。うまい。#なすそうめん pic.twitter.com/Av20cqFxbl— ツジメシ (@tsujimeshi) July 4, 2018
香川県の郷土料理「なすそうめん」をX(旧Twitter)にポストされている方がいらっしゃいました。
「なすそうめん」はボリューム感があり、食欲がないときでも食べやすいことから、香川県では暑い日の家庭料理として広く浸透しているんですって。
具は炊いたなすと油揚げが定番。冷たいそうめんの上に温かい具をのせるのも特徴です。リュウジさんは「冷たいそうめんに熱い具をぶっかけて食べるのが、すごくおいしい」と紹介していましたよ。
冷やあつスタイルのそうめんレシピはあまり見かけないので、さっそく作ってみます。
具と麺の温度差がポイント!「とろとろ豚なすそうめん」を作ってみた!

【材料】(1人分)
そうめん…100g
なす…1本(80g)
しょうが…5g
豚こま切れ肉…80g
片栗粉…小さじ1と1/2
塩…ひとつまみ
ゴマ油…小さじ2
水…80ml
めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ2と1/2
酒…大さじ1
輪切り唐辛子…お好みで
青ねぎ(小口切り)…適量
1. なすはへたを取って、縦に薄く切ります。

とろとろのなすに仕上げるため、出来るだけ薄く切るのがポイントです。
2. 豚こま肉に片栗粉と塩を加えてまぶします。

片栗粉をまぶすと豚こま肉の水分が出にくくなり、やわらかくてとろっとした食感に焼き上がります。豚こま肉が大きい場合は、手でちぎってくださいね。
3. ゴマ油をひいたフライパンを中火で熱し、なすの両面に焼き色が付くまで焼きます。

中火で片面2分ずつ焼くと、焼き色が付きました。
4. なすに焼き色が付いたら、豚こま肉を加えて表面が少し色づく程度にサッと炒めます。

なすをフライパンの端に寄せて豚こま肉を広げて焼きます。ひっくり返しながら3分ほど焼くと豚こま肉の色が変わりました。
5. 弱火にして水、めんつゆ、酒、おろししょうが、お好みで輪切り唐辛子を加え、煮汁が湧いてきたら火を止めます。

中火だとすぐに煮汁が蒸発するので、必ず弱火にしてから調味料を入れてくださいね。弱火で2分ほど加熱すると煮汁が沸いたので、火を止めました。味付けは水で薄めためんつゆだけなので、とても簡単です♪
6. 沸騰したお湯で、そうめんを袋の表示時間より15秒くらい早めに茹で上げ、流水で洗ってぬめりを取り、氷水でよく冷やします。

温かいつゆをかけると、そうめんがやわらかくなりがちなので、少し早めに茹で上げるのがポイントです。今回は1分45秒茹でました。

流水で洗ってぬめりを取り、氷水でそうめんをしっかりと冷やします。
そうめんが冷えたら、水気をしっかり切ってお皿に盛り、温かい豚なすを煮汁ごとかけて、青ねぎをトッピングしたら完成です。
豚なすの煮汁が煮詰まった場合は、水大さじ1杯を加えて伸ばすとのことでしたが、今回は煮汁が煮詰まることはありませんでした。
豚なすは温かい&そうめんはコシあり!薄切りなすから煮汁がじゅわ~♪

リュウジさん考案、冷やあつスタイルの「とろとろナスそうめん」が出来ました♪
煮汁を吸ったなすの薄切りがたっぷりとのっていて、ボリューム感たっぷり。キンキンに冷やしたそうめんですが、どんな仕上がりになったのでしょうか?
食べてみると…温かい豚なすをのせたことで、そうめんが常温くらいになっています。でもコシがしっかりとしていて、細いながらも噛み応えがありますよ♪

なすはとろっとろで、噛むと煮汁がじゅわっと出てきます♪煮汁はそれほど多くないので、そうめんは煮汁に浸かっていないのですが、なすと一緒にたべることで口の中でジューシーさを楽しめます。
そして豚こま肉もとろんとしていてなめらか。
片栗粉をまぶしたことで煮汁の味染みがよく、そうめんのつるっとした食感にぴったりです。
なにより、とろっとろのなすと豚こま肉がたっぷりとのっているので、ボリューム感が圧倒的!そうめんなのですが、丼を食べているかのような満足感を得られました。
冷やあつスタイルなら暑さが収まってもそうめんをおいしく食べられる♪

リュウジさん考案の「とろとろナスそうめん」は、キンキンに冷やしたそうめんとアツアツの具をのせるという、そうめん料理ではありそうでなかった一品でした。
冷やあつスタイルだと冷やしたそうめんが常温になってしまうのですが、氷水で締めたことで温かい具をのせてもコシが保たれ、そうめんのおいしさを最後まで楽しめました。
温かいそうめんに温かい具をのせるのでは、このコシは出せないのだろうと思います。冷やあつスタイルで作るメリットは、しっかりとありますよ!
暑さが収まってきた頃に冷やあつスタイルのそうめんはぴったり!なすは秋でもおいしいものが出回ります。ぜひ作ってみてくださいね。
<参考文献>
WEB
「農林水産省~うちの郷土料理・なすそうめん 香川県~」https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nasu_soumen_kagawa.html
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