大阪名物「肉吸い」。テレビで大阪の芸人さんが話題にすることもあって、ずっと気になってはいたけれど、見たことも食べたこともない、わたしにとって未知なる料理。
【リュウジレシピ】丁寧に出汁をとった風の「至高の肉吸い」作ってみた!実はたった15分で老舗の味♪
大阪名物「肉吸い」とは?
「肉吸い」発祥のお店は、大阪の「千とせ」。肉うどんの”うどん”の代わりに”半熟卵”を入れたものを「肉吸い」というそう。
昔から「千とせ」には、芸人さんがよく通っていて、当時、吉本新喜劇で活躍していた花紀京さんが二日酔いで店を訪れた際、「肉うどんのうどん抜き」を頼んだことから誕生したといわれています。
「千とせ」では、「肉吸い」は、通称”小玉”と呼ばれる、生卵を落とした卵かけご飯と一緒に食べるのが定番とのこと。
本日わたしが挑戦する、お料理系YouTuber武島たけしさん流の「肉吸い」は、半熟卵は入れず、天かすをたっぷり入れるのが特徴。そして、「千とせ」同様、卵かけご飯をお供にして、「肉吸いTKG」として紹介しています。
では、作ってみましょう。
大阪名物を武島流にアレンジした「肉吸いTKG」を作ってみた!
材料と作り方はこちら。
今回は分量を半分にして1人分作ります。
【材料】2人分
◆肉吸い
牛バラ肉…300g
水…600ml
かつお節…20g ※和風だし、白だしで代用可
しょうゆ…大さじ2
みりん…大さじ1
砂糖…小さじ1
青ねぎ(小口切り)…お好みで
天かす…お好みで
一味唐辛子…お好みで
◆卵かけご飯
卵…1個
ご飯…適量
これで1人分のかつお節。
ちなみに、武島さんは冷凍の牛バラ切り落とし肉を使っていました。わたしは生の切り落とし肉を使用。パックにはバラ肉と書いてありましたが、ちょっと脂が少なめみたい。だしがちゃんと出るかしら…。
【作り方】
1. 鍋に水を入れて沸かします。
沸騰したら「だしとり網」にかつお節を入れ、弱火で3~4分煮出したら、かつお節を取り出します。
「だしとり網」はわが家にはないので、少々面倒くさいですが、かつお節をそのまま鍋に入れて、煮出したら、ザルにあげて、こすことに。
こしただしは、再び鍋に戻します。
2. 1にしょうゆ、みりん、砂糖を入れます。
3. 2に牛バラ肉を加え、火が通るまで弱中火で煮込みます。
牛バラ肉を切らずに入れたらけっこう大きかったので、菜箸で割いて、適当な大きさにしました。
アクが出たら、気になる方は取り除いてくださいとのこと。
4. 3の煮込んだ牛バラ肉を器に盛り付け、小口切りした青ねぎと天かすを入れ、一味唐辛子をふりかけます。
TKGを添えて、武島流「肉吸い卵かけご飯」の出来上がり。
「千とせ」では、しょうゆにだしを加えたオリジナルのTKG専用しょうゆをかけるそうですが、武島流はTKGにはしょうゆはかけないとのこと。
調理時間は6分。あっという間に出来ました。切るものといえば青ねぎだけ。キッチンばさみで切れば、包丁もまな板も使わずに済みます。これなら、二日酔いで頭が痛くても作れそう。
武島流の食べ方は、肉吸いとTKGを混ぜたりせず、交互に食べるスタイル。
では、肉吸いのスープからいただきます!
お~、あっさりしたやさしい甘辛味。二日酔いでもこれなら食べられそうだし、もたれた胃にもやさしく染み渡りそう。
スープには、かつお節と牛肉の旨味がだしとなって、しっかり出ています。そこに、しょうゆの塩味と、みりんと砂糖の甘味がほんのり加わっている感じ。これだけではあっさりしすぎですが、天かすを入れることでコクが加わって、味に奥行きと余韻が出ているように思います。
牛バラ肉も弱中火で加熱したので、とってもやわらかいです。
では、武島流に卵かけご飯とともに肉吸いをいただきます。
肉吸いを食べてすぐ、卵かけご飯を口の中へ…。
あら、TKGとの相性も◎。
肉吸いがあっさり系なので、白いご飯より、卵の旨味とコクがプラスされるTKGの方が、バランスがとれる感じがします。卵を絡めたご飯をズルズルッと口にかき込んで、肉吸いをズズズッとすすると、口の中で、肉吸いの旨味と卵のコクが混ざって雑炊のようになります。
ちなみに、卵に含まれるアミノ酸は二日酔いの原因である「アセトアルデヒド」を分解する働きがあるのだとか。武島さんは「二日酔いになったら卵を食べろ」 と、おばあちゃんに教わったそうですよ。
そして驚きなのが、武島流の味変。なんと肉吸いにカレー粉を入れるんですって!
やってみると、これがまた美味!かつおだしとカレー粉が合う~。カレー粉のパンチが効きつつも、そば店のカレーそばらしく、見事に調和します。カレー粉がかつおだしを尊重しつつ、味をちょうどよくキリッとさせる感じ。見事な味変だと思います!
大阪名物「肉吸い」を武島流にアレンジした、「肉吸いTKG」を作ってみてはいかがでしょう。かつお節のだしが香るとってもやさしい味で、体にじーーんと沁みわたります。カレー粉の味変もぜひ♪
<参考文献>
Web
『千とせ公式サイト』
https://www.chitose-nikusui.com/
そんな「肉吸い」の作り方をクセ強めのいでたちと語り口調がおもしろい、お料理系YouTuberの武島たけしさんが紹介していました。「肉吸い」は言うなれば、肉うどんのうどん抜きバージョンらしい。二日酔いでも食べられるやさしい味わいなんですってよ♪
【リュウジレシピ】丁寧に出汁をとった風の「至高の肉吸い」作ってみた!実はたった15分で老舗の味♪
大阪名物「肉吸い」とは?
「肉吸い」発祥のお店は、大阪の「千とせ」。肉うどんの”うどん”の代わりに”半熟卵”を入れたものを「肉吸い」というそう。
昔から「千とせ」には、芸人さんがよく通っていて、当時、吉本新喜劇で活躍していた花紀京さんが二日酔いで店を訪れた際、「肉うどんのうどん抜き」を頼んだことから誕生したといわれています。
「千とせ」では、「肉吸い」は、通称”小玉”と呼ばれる、生卵を落とした卵かけご飯と一緒に食べるのが定番とのこと。
本日わたしが挑戦する、お料理系YouTuber武島たけしさん流の「肉吸い」は、半熟卵は入れず、天かすをたっぷり入れるのが特徴。そして、「千とせ」同様、卵かけご飯をお供にして、「肉吸いTKG」として紹介しています。
では、作ってみましょう。
大阪名物を武島流にアレンジした「肉吸いTKG」を作ってみた!
材料と作り方はこちら。
今回は分量を半分にして1人分作ります。

材料
【材料】2人分
◆肉吸い
牛バラ肉…300g
水…600ml
かつお節…20g ※和風だし、白だしで代用可
しょうゆ…大さじ2
みりん…大さじ1
砂糖…小さじ1
青ねぎ(小口切り)…お好みで
天かす…お好みで
一味唐辛子…お好みで
◆卵かけご飯
卵…1個
ご飯…適量
これで1人分のかつお節。
こんなにたっぷり。いいだしが出そうです。

かつお節
ちなみに、武島さんは冷凍の牛バラ切り落とし肉を使っていました。わたしは生の切り落とし肉を使用。パックにはバラ肉と書いてありましたが、ちょっと脂が少なめみたい。だしがちゃんと出るかしら…。
【作り方】
1. 鍋に水を入れて沸かします。
沸騰したら「だしとり網」にかつお節を入れ、弱火で3~4分煮出したら、かつお節を取り出します。
「だしとり網」はわが家にはないので、少々面倒くさいですが、かつお節をそのまま鍋に入れて、煮出したら、ザルにあげて、こすことに。

だし
こしただしは、再び鍋に戻します。

だし
2. 1にしょうゆ、みりん、砂糖を入れます。
3. 2に牛バラ肉を加え、火が通るまで弱中火で煮込みます。
高温で煮込むと牛肉が硬くなるとのこと。
牛バラ肉を切らずに入れたらけっこう大きかったので、菜箸で割いて、適当な大きさにしました。

だし

だし
アクが出たら、気になる方は取り除いてくださいとのこと。
4. 3の煮込んだ牛バラ肉を器に盛り付け、小口切りした青ねぎと天かすを入れ、一味唐辛子をふりかけます。
TKGを添えて、武島流「肉吸い卵かけご飯」の出来上がり。

肉吸い
「千とせ」では、しょうゆにだしを加えたオリジナルのTKG専用しょうゆをかけるそうですが、武島流はTKGにはしょうゆはかけないとのこと。

肉吸い
調理時間は6分。あっという間に出来ました。切るものといえば青ねぎだけ。キッチンばさみで切れば、包丁もまな板も使わずに済みます。これなら、二日酔いで頭が痛くても作れそう。
武島流の食べ方は、肉吸いとTKGを混ぜたりせず、交互に食べるスタイル。
口の中で、肉吸いとTKGを一緒にして楽しむそうです。
では、肉吸いのスープからいただきます!

肉吸い
お~、あっさりしたやさしい甘辛味。二日酔いでもこれなら食べられそうだし、もたれた胃にもやさしく染み渡りそう。
スープには、かつお節と牛肉の旨味がだしとなって、しっかり出ています。そこに、しょうゆの塩味と、みりんと砂糖の甘味がほんのり加わっている感じ。これだけではあっさりしすぎですが、天かすを入れることでコクが加わって、味に奥行きと余韻が出ているように思います。
牛バラ肉も弱中火で加熱したので、とってもやわらかいです。

肉吸い
では、武島流に卵かけご飯とともに肉吸いをいただきます。

卵かけご飯
肉吸いを食べてすぐ、卵かけご飯を口の中へ…。
あら、TKGとの相性も◎。
肉吸いがあっさり系なので、白いご飯より、卵の旨味とコクがプラスされるTKGの方が、バランスがとれる感じがします。卵を絡めたご飯をズルズルッと口にかき込んで、肉吸いをズズズッとすすると、口の中で、肉吸いの旨味と卵のコクが混ざって雑炊のようになります。
二日酔いでも、スイスイと口の中に入っていきそうです。
ちなみに、卵に含まれるアミノ酸は二日酔いの原因である「アセトアルデヒド」を分解する働きがあるのだとか。武島さんは「二日酔いになったら卵を食べろ」 と、おばあちゃんに教わったそうですよ。

肉吸い
そして驚きなのが、武島流の味変。なんと肉吸いにカレー粉を入れるんですって!
やってみると、これがまた美味!かつおだしとカレー粉が合う~。カレー粉のパンチが効きつつも、そば店のカレーそばらしく、見事に調和します。カレー粉がかつおだしを尊重しつつ、味をちょうどよくキリッとさせる感じ。見事な味変だと思います!
大阪名物「肉吸い」を武島流にアレンジした、「肉吸いTKG」を作ってみてはいかがでしょう。かつお節のだしが香るとってもやさしい味で、体にじーーんと沁みわたります。カレー粉の味変もぜひ♪
<参考文献>
Web
『千とせ公式サイト』
https://www.chitose-nikusui.com/
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