2023年8月22日に放送されたEテレの特別番組『名将たちの勝負メシ』。歴史と料理という、2つの側面から名将を深堀りする内容で、ローマ時代の英雄として名を残すユリウス・カエサルを紹介していました。
【シェフ三國の至高レシピ】アスパラだけなので豊かな香りや食感が♡「アスパラガスのグラタン」に挑戦!
『名将たちの勝負メシ』の解説者、ヤマザキマリさんX(旧Twitter)がこちら!
NHK Eテレ 8月22日 19:30
【名将たちの勝負メシ】ユリウス・カエサル編
解説:ヤマザキマリ
歴史に名を刻んだ名将や偉人は一体どんな料理を食べていたのか? ネプチューンの3人が専門家と一緒にその料理を再現。料理を通じて古今東西の名将や偉人の生き方や哲学などを探るhttps://t.co/ias3EWOl50 pic.twitter.com/Toqr4GyG38— ヤマザキマリ( Mari Yamazaki ) 公式 情報用アカウント (@THERMARI1) August 22, 2023
漫画家・文筆家であるヤマザキマリさんのX(旧Twitter)に、8月22日放送回の『名将たちの勝負メシ』の様子がポストされていました。右下の画像に写っている、スキレットに入った料理が「アスパラガスのパティナ」です。
ヤマザキマリさんは、番組でカエサルの人物像や歴史背景を解説。「カエサルは、史上最高の政治家であり将軍。人が生きていて楽しいなと思うことを、全部提供してくれる人」と紹介していました。
紀元前100年頃~前44年に生きていたカエサルは、紀元前58年~前51年にガリア(現在のフランスやベルギー辺り)に軍事遠征を。そして、ガリアのほぼ全土をローマ帝国の領土にすることに成功し、名声を高めたそうです。
この時のことを記したカエサルの著書『ガリア戦記』によると、古代ローマ軍は遠征先を制服すると征服地の食べ物を略奪せず、自分たちが持ち込んだ食材を栽培したのだそう。
おいしい料理をふるまうことで、征服先の人々の心をつかんでいたカエサル。アスパラガスを使った彼の勝負メシ「アスパラガスのパティナ」を作ってみたいと思います!
カエサルの勝負メシ!「アスパラガスのパティナ」を作ってみた!
公式サイトのレシピを見ると、「アスパラガスのパティナ」には、日本ではなじみのないハーブ、「ラベージ」と「セイボリー」が使用されていました。調べてみると、「ラベージ」はセロリの葉、「セイボリー」はミントに似た風味と記載があったため、この2つで代用して作ってみます。
【材料】(4人分)
アスパラガス…150g ※今回は7本使用
玉ねぎ…1/2個
卵…3個
ラベージ…小さじ1/2 ※セロリの葉で代用
セイボリー…小さじ1/4 ※ミントの葉で代用
白ワイン…50ml
チキンスープストック…50ml ※チキンコンソメ(固形)1/6個を溶かしたものを使用
オリーブオイル…大さじ2
こしょう…小さじ1/2
塩…適量
1.アスパラガスを3等分に、玉ねぎをみじん切りにします。
アスパラガスの穂先はトッピングとして、茎部分はペーストにして使います。玉ねぎは炒めて使います。
2.ミキサーに穂先以外のアスパラガス、ハーブ、チキンスープストック、こしょう、塩を入れてペースト状になるまで攪拌します。
1/3の長さに切ったアスパラガスの茎を入れたため、ミキサーにかけてもなかなかなめらかになりませんでした。茎の部分は細かく切ってから入れた方がよさそうです。3分くらい攪拌すると、ペースト状になりました。
3.オリーブオイルを引いたフライパンを中火で熱し、玉ねぎを5分ほど炒めます。
多めのオリーブオイルで玉ねぎを炒めます。中火で5分ほど炒めると、玉ねぎがほんのりと茶色くなりました。
白ワインを加えて3分ほど煮詰めると、水分がなくなりましたよ。
4.卵と2のアスパラガスペーストをよく混ぜたら、3のフライパンに流し入れます。軽く全体をかき混ぜたら、表面にアスパラガスの穂先を並べます。
卵とアスパラガスペーストを混ぜると、やや黄緑色の卵液になりました。
炒めた玉ねぎの上に卵液を流し入れ、軽くかき混ぜてから表面にアスパラガスの穂先を並べました。
6.アルミホイルでフタをして、弱火で15分ほど加熱します。
アルミホイルを被せて弱火でじっくりと加熱します。13分を過ぎて中を確認してみると、表面まで固まっていたので火を止めました。お皿に盛り付けたら完成!2000年前に食べられていたカエサルの勝負メシは、一体どんなお味でしょう?
ジューシーで茶碗蒸しのよう!表面のアスパラガスがいいアクセント♪
Eテレの特番『名将たちの勝負メシ』で紹介されていた「アスパラガスのパティナ」が完成しました!ペースト状にしたアスパラガスを卵液に混ぜて焼いたので、オムレツのような一品に仕上がりました。
表面にアスパラガスの穂先を乗せたので、見た目にごちそう感が出ていましたよ♪
切ってみると、卵の部分に細かなアスパラガスが混ざっているのが、わかります。穂先のアスパラガスにもしっかりと火が入っていて、切る時にさっくりと切れました。
それではいよいよ、カエサルの勝負メシをいただいてみましょう!
チキンスープの旨味と、ほのかにセロリの香りが広がって、思いの他、しっかり味が付いています。アスパラガスの穂先もほんのりとした甘さとシャキッとした食感があり、素材の旨味や食感の違いを上手に活かしている料理だというのが伝わります。
アルミホイルを被せて蒸し焼きにしたことで、卵がとってもジューシーに焼けていますよ。茶碗蒸しに近いような、しっとりとした卵のおいしさを楽しめました。
こんなにおいしい「アスパラガスのパティナ」をふるまわれたら、胃袋を掴まれるのも納得!古代の人々がカエサルに従ったのが、とてもよくわかりました。
アスパラガスにハーブやチキンスープを加えることで特別な卵料理に
8月22日にEテレで放送された『名将たちの勝負メシ』。この番組を見ていなければ、一生作らなかったであろう「アスパラガスのパティナ」は、オムレツのような卵料理でした。チキンスープとアスパラガスの旨味が広がって、素材の味を楽しめるとてもおいしい一品でしたよ。
「アスパラガスのパティナ」を料理監修した音食紀行さんのX(旧Twitter)を見てみると、この料理はオムレツと言うよりも、卵とじだそう。玉ねぎの上から卵液を注いだら、混ぜ過ぎないのがいいとのことです。
古代ローマまとめ
1.歴メシ「古代ローマ」レストランhttps://t.co/JaPJvTI1J7
2.テレビ特番「名将たちの勝負メシ」
Eテレ8月22日(火)「カエサル」回 料理監修https://t.co/5upuNb6UAV
3.特別展 テルマエ展関連イベント
古代ローマのディナー体験会
10月8日(日) https://t.co/O3eOkesPQY— 音食紀行 (@onshokukiko) August 14, 2023
音食紀行さんのX(旧Twitter)にも、『名将たちの勝負メシ』の紹介がポストされていました。古代の料理を再現出来る貴重なレシピですよ!味はとってもおいしいので、興味がある方はぜひ作ってみてくださいね。
<参考文献>
Web
『世界史の窓~ガリア遠征~』
https://www.y-history.net/appendix/wh0103-058_1.html
カエサルが愛した食材はアスパラガス。おいしいアスパラガス料理を征服先の人々にふるまうことで、味方につけることに成功したそうです。その料理が「アスパラガスのパティナ」。パティナって何?カエサルの勝負メシを再現してみます!
【シェフ三國の至高レシピ】アスパラだけなので豊かな香りや食感が♡「アスパラガスのグラタン」に挑戦!
『名将たちの勝負メシ』の解説者、ヤマザキマリさんX(旧Twitter)がこちら!
NHK Eテレ 8月22日 19:30
【名将たちの勝負メシ】ユリウス・カエサル編
解説:ヤマザキマリ
歴史に名を刻んだ名将や偉人は一体どんな料理を食べていたのか? ネプチューンの3人が専門家と一緒にその料理を再現。料理を通じて古今東西の名将や偉人の生き方や哲学などを探るhttps://t.co/ias3EWOl50 pic.twitter.com/Toqr4GyG38— ヤマザキマリ( Mari Yamazaki ) 公式 情報用アカウント (@THERMARI1) August 22, 2023
漫画家・文筆家であるヤマザキマリさんのX(旧Twitter)に、8月22日放送回の『名将たちの勝負メシ』の様子がポストされていました。右下の画像に写っている、スキレットに入った料理が「アスパラガスのパティナ」です。
ヤマザキマリさんは、番組でカエサルの人物像や歴史背景を解説。「カエサルは、史上最高の政治家であり将軍。人が生きていて楽しいなと思うことを、全部提供してくれる人」と紹介していました。
紀元前100年頃~前44年に生きていたカエサルは、紀元前58年~前51年にガリア(現在のフランスやベルギー辺り)に軍事遠征を。そして、ガリアのほぼ全土をローマ帝国の領土にすることに成功し、名声を高めたそうです。
この時のことを記したカエサルの著書『ガリア戦記』によると、古代ローマ軍は遠征先を制服すると征服地の食べ物を略奪せず、自分たちが持ち込んだ食材を栽培したのだそう。
現在のヨーロッパで広く食べられているキャベツ、レタス、ワインなどは古代ローマ軍の進軍と共にローマ帝国から広がっていったんですって。
おいしい料理をふるまうことで、征服先の人々の心をつかんでいたカエサル。アスパラガスを使った彼の勝負メシ「アスパラガスのパティナ」を作ってみたいと思います!
カエサルの勝負メシ!「アスパラガスのパティナ」を作ってみた!
公式サイトのレシピを見ると、「アスパラガスのパティナ」には、日本ではなじみのないハーブ、「ラベージ」と「セイボリー」が使用されていました。調べてみると、「ラベージ」はセロリの葉、「セイボリー」はミントに似た風味と記載があったため、この2つで代用して作ってみます。

【材料】(4人分)
アスパラガス…150g ※今回は7本使用
玉ねぎ…1/2個
卵…3個
ラベージ…小さじ1/2 ※セロリの葉で代用
セイボリー…小さじ1/4 ※ミントの葉で代用
白ワイン…50ml
チキンスープストック…50ml ※チキンコンソメ(固形)1/6個を溶かしたものを使用
オリーブオイル…大さじ2
こしょう…小さじ1/2
塩…適量
1.アスパラガスを3等分に、玉ねぎをみじん切りにします。

アスパラガスの穂先はトッピングとして、茎部分はペーストにして使います。玉ねぎは炒めて使います。
2.ミキサーに穂先以外のアスパラガス、ハーブ、チキンスープストック、こしょう、塩を入れてペースト状になるまで攪拌します。

1/3の長さに切ったアスパラガスの茎を入れたため、ミキサーにかけてもなかなかなめらかになりませんでした。茎の部分は細かく切ってから入れた方がよさそうです。3分くらい攪拌すると、ペースト状になりました。
3.オリーブオイルを引いたフライパンを中火で熱し、玉ねぎを5分ほど炒めます。
そこに白ワインを加え、水分がなくなるまで炒めます。

多めのオリーブオイルで玉ねぎを炒めます。中火で5分ほど炒めると、玉ねぎがほんのりと茶色くなりました。

白ワインを加えて3分ほど煮詰めると、水分がなくなりましたよ。
4.卵と2のアスパラガスペーストをよく混ぜたら、3のフライパンに流し入れます。軽く全体をかき混ぜたら、表面にアスパラガスの穂先を並べます。

卵とアスパラガスペーストを混ぜると、やや黄緑色の卵液になりました。

炒めた玉ねぎの上に卵液を流し入れ、軽くかき混ぜてから表面にアスパラガスの穂先を並べました。
6.アルミホイルでフタをして、弱火で15分ほど加熱します。

アルミホイルを被せて弱火でじっくりと加熱します。13分を過ぎて中を確認してみると、表面まで固まっていたので火を止めました。お皿に盛り付けたら完成!2000年前に食べられていたカエサルの勝負メシは、一体どんなお味でしょう?
ジューシーで茶碗蒸しのよう!表面のアスパラガスがいいアクセント♪

Eテレの特番『名将たちの勝負メシ』で紹介されていた「アスパラガスのパティナ」が完成しました!ペースト状にしたアスパラガスを卵液に混ぜて焼いたので、オムレツのような一品に仕上がりました。
表面にアスパラガスの穂先を乗せたので、見た目にごちそう感が出ていましたよ♪

切ってみると、卵の部分に細かなアスパラガスが混ざっているのが、わかります。穂先のアスパラガスにもしっかりと火が入っていて、切る時にさっくりと切れました。
それではいよいよ、カエサルの勝負メシをいただいてみましょう!
チキンスープの旨味と、ほのかにセロリの香りが広がって、思いの他、しっかり味が付いています。アスパラガスの穂先もほんのりとした甘さとシャキッとした食感があり、素材の旨味や食感の違いを上手に活かしている料理だというのが伝わります。
アルミホイルを被せて蒸し焼きにしたことで、卵がとってもジューシーに焼けていますよ。茶碗蒸しに近いような、しっとりとした卵のおいしさを楽しめました。
こんなにおいしい「アスパラガスのパティナ」をふるまわれたら、胃袋を掴まれるのも納得!古代の人々がカエサルに従ったのが、とてもよくわかりました。
アスパラガスにハーブやチキンスープを加えることで特別な卵料理に

8月22日にEテレで放送された『名将たちの勝負メシ』。この番組を見ていなければ、一生作らなかったであろう「アスパラガスのパティナ」は、オムレツのような卵料理でした。チキンスープとアスパラガスの旨味が広がって、素材の味を楽しめるとてもおいしい一品でしたよ。
「アスパラガスのパティナ」を料理監修した音食紀行さんのX(旧Twitter)を見てみると、この料理はオムレツと言うよりも、卵とじだそう。玉ねぎの上から卵液を注いだら、混ぜ過ぎないのがいいとのことです。
古代ローマまとめ
1.歴メシ「古代ローマ」レストランhttps://t.co/JaPJvTI1J7
2.テレビ特番「名将たちの勝負メシ」
Eテレ8月22日(火)「カエサル」回 料理監修https://t.co/5upuNb6UAV
3.特別展 テルマエ展関連イベント
古代ローマのディナー体験会
10月8日(日) https://t.co/O3eOkesPQY— 音食紀行 (@onshokukiko) August 14, 2023
音食紀行さんのX(旧Twitter)にも、『名将たちの勝負メシ』の紹介がポストされていました。古代の料理を再現出来る貴重なレシピですよ!味はとってもおいしいので、興味がある方はぜひ作ってみてくださいね。
<参考文献>
Web
『世界史の窓~ガリア遠征~』
https://www.y-history.net/appendix/wh0103-058_1.html
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