季節ごとにちょいちょい取り沙汰される愛され和菓子といえば「どら焼き」。あの国民的アニメの主人公も愛好してやまない定番おやつでもありますが、イメージするのはやはり常温のどら焼きでしょうか。
「常温」という言葉もあまり似合わない和菓子。今回は昨年の8月に「THE TIME,」の「週刊!お金ニュース」で紹介されたホットで!熱々な!「どら焼き」を実食しました。和菓子スキーのみなさま、どうぞお楽しみに。

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ありそうでなかった「焼き立て」

どんなものでも「作りたて」「出来たて」のおいしさにはなかなか敵わないものだというのが筆者の持論。
どら焼きの「焼き立て」なんて、おいしくないわけないのに、今までなかった。

その焼き立てどら焼きを販売しているというのが東京・浅草の雷門から徒歩6分の「門仲どらやき どら山 浅草工房」です。

なんと注文を受けてから生地を焼き始めるという本格派だそうです。

【シン・和菓子】ありそうでなかった!出来たて作りたて熱々の「焼き立てどら焼き」買って食べてみた♪


どうです、この「どら焼き欲」を掻き立てるシズル感満載のどら焼き。このイラストが描かれた一際目を惹く大きな暖簾が目印です。
浅草という場所柄もあってか、観光客の方も多め。

定番すぎる和菓子、どら焼き

お土産品としても、常備お菓子としても定番などら焼き。
どら山ではそんなどら焼きの伝統的なおいしさ、和菓子づくりの製法に洋菓子的なエッセンスを混ぜ込んでいるとのこと。


ふっくらとした生地に確かなボリュームの餡が詰まっていることが、公式インスタグラムや予約通販サイトから見て取れます。
そう、なんと通販もあるのです。

https://dorayama.take-eats.jp/

【シン・和菓子】ありそうでなかった!出来たて作りたて熱々の「焼き立てどら焼き」買って食べてみた♪


筆者は2月にお店に取材に行ったのですが、「旬どら」として季節限定のどら焼きも販売しています。
旬のフルーツにカスタードやクリームなどを使ったどら焼き。
これは洋菓子派の人も心惹かれるのでは?

定番のおいしさを保ちつつ、型に捉われるわけではないという絶妙なバランス。
常温が通常のどら焼きの「焼き立て」を食べられるというのもこの型にはまらないところから出てきた発想なのかもしれません。


前置きもそこそこに、いざ!

【シン・和菓子】ありそうでなかった!出来たて作りたて熱々の「焼き立てどら焼き」買って食べてみた♪


店内は入ってすぐに注文するカウンターがあるという小さめの空間。
ちょっとアンティークな雰囲気のある引き出し箪笥が浅草という街の雰囲気とも合ってオシャレ。
注文をして、今か今かとどら焼きが出来上がるのを待つのも、良い時間です。

緩やかな店内BGMと、その後ろから聞こえるジューっという音。
焼き立ての匂いが立ち込めます。

待つことおよそ5分。

感動の初対面です。

【シン・和菓子】ありそうでなかった!出来たて作りたて熱々の「焼き立てどら焼き」買って食べてみた♪


こちらどら焼きの外装。
TERIYAKIかな?いいえ、YAKIDORAです。
ハンバーガーを彷彿とさせつつも、隠しきれない存在感のどら焼きイラスト。

【シン・和菓子】ありそうでなかった!出来たて作りたて熱々の「焼き立てどら焼き」買って食べてみた♪


これこれ。
どら焼きといえばこのふっくらとして、それでいて端っこの方がくっついているフォルム。

筆者があの国民的アニメで見るたびに恋焦がれたどら焼きそのままです。

手に持ってみると、包み紙越しにもわかる生地のふわふわ感と、中身が詰まっていること間違いなしのずっしり感。
片手でひらりと持ってますけどね、ちょっと重みがあるんですよ。
しかも結構大きめです。

【シン・和菓子】ありそうでなかった!出来たて作りたて熱々の「焼き立てどら焼き」買って食べてみた♪


ご覧ください!
上の方をちょっと割ってみたんですが、伝わるでしょうかこの生地の厚み。
ふわふわ!
そこに挟まれた黒あんとはみ出んばかりの生クリーム(マスカルポーネ入り)!
思わずうっとりしてしまいます。


一口食べればフッカフカ!
え、どら焼きって、こんな食べ物だったんだ!という新鮮な驚き。
あえて例えるならホットケーキなんですが、それとは違う確かな和菓子の味と食感。
ただふわふわなだけじゃなく、食べ応えもあるというか。

餡とクリームの分量も絶妙で、外側はあったかいのに、中は少しひんやりしている不思議な感じ。
これは夢中で食べてしまいます。

店員さんしか味わえなかったこの味を、あなたも!

本来焼き立てのどら焼きは店員さんしか味わえなかったもの。
それをたくさんの人に、というなんとも太っ腹な社長の案で販売が始まったとのこと。
思いついてくれて良かった!

今回筆者は「つぶあん&生クリーム(マスカルポーネ入り)」(450円)を食べましたが、焼き立てどら焼きは他に「つぶあん」と「つぶあん&バター」の三種類。
350円~450円の価格帯で、浅草の食べ歩きにもぴったり!

定番だけど新しいどら焼きを、あなたもぜひご賞味あれ!

「門仲どらやき どら山 浅草工房」
東京都台東区浅草1丁目42-4
通販で全国配送も行っているそうです。
https://dorayama.take-eats.jp/

※記事内で紹介した商品は、執筆当時の情報であるため、在庫状況、価格などが異なる場合があります。