みなさんは「ロングアイランドアイスティー」というカクテルをご存知ですか?
ロングアイランドアイスティーはレディーキラーカクテルの定番と言われていて、アルコール度数が高いにも関わらずアルコール感があまりないため気づいたら酔っていたなんてことも多い魅惑のカクテルなんです。
女性を酔わせたいと考える男性がこぞって注文するんだとか…!
ロングアイランドアイスティーとは一体どんなカクテルなんでしょうか!?
アイスティーは一切使わない!ロングアイランドアイスティーとは?
ロングアイランドアイスティーは「ジン・ウォッカ・ラム・テキーラ」という4つのスピリッツを使って作るカクテルです。
ウォッカベースと記載されていることもありますが、実際は4つのスピリッツが同じ量使われているため、〇〇ベースと一言で表現するのは難しいです。
紅茶を一切使用していないのに、なぜか見た目も味も紅茶という不思議な飲み物なんです。
●名前の由来
ロングアイランドアイスティーは1980年代初頭のアメリカで生まれました。
“ロングアイランド”はニューヨーク州マンハッタン島の東側に位置するロングアイランド島からとったという説、またはテネシー州のロングアイランドという街からとったという説が有力とされています。
また、紅茶を使っていないのに名前に“アイスティー”と入っているのは、味わいが紅茶に似ているからだと言われています。
●カクテル言葉
カクテルには、それぞれ「カクテル言葉」と呼ばれる込められた意味があります。
花言葉のようなものと考えれば分かりやすいです。
例えば、ジントニックであれば「強い意志」、モヒートであれば「心の渇きを癒して」といったカクテル言葉があてられています。
そんな中、今回ご紹介しているロングアイランドアイスティーのカクテル言葉は「希望」です。
自分が精神的に疲れてしまったときに飲んだり、何か失敗してしまい落ち込んでいる友人に対して出す一杯にぴったりのカクテルですね!
●アルコール度数がえげつない
「アイスティーって入ってるし、アルコール初心者の私でも飲みやすそう!」そんな風に思ってしまった女性は要注意!
実はこのカクテル、可愛い名前をしておきながらアルコール度数がえげつないんです。
というのも、ロングアイランドアイスティーで用いる「ジン・ウォッカ・ラム・テキーラ」といったスピリッツは、高アルコールの代名詞的として知られているお酒です。
ロングアイランドアイスティーは、高いアルコール度数のスピリッツに「コーラ」や「レモンジュース」を混ぜることによって、それほどアルコールを感じさせず飲みやすく仕上げらているカクテルなんです。
そのため「たくさん飲んでいたらいつの間にか酔いが回っていた」なんてことも。
つまり、ロングアイランドアイスティーは
①女性好みの甘く、フルーティーな味わい
②アルコール度数が高い(もしくは調整できる)
③高アルコールなのにアルコールを感じにくい
といった「レディーキラー」と呼ばれるカクテルの特徴である3要素すべてを満たした、正真正銘のレディーキラーカクテルといえます。
ちなみにラムやウォッカなどのお酒に、砂糖やレモンジュース、レモンのスライスを加えることで紅茶に似た味わいになるとされていますが、明確にどうしてなのかはわかっていません。
ロングアイランドアイスティーは、なぜその味が生み出されているかが謎に包まれている不思議な飲み物なのです。
アルコール度数はどのくらい?

ロングアイランドアイスティーのアルコール度数は20~25度程度で、ロングカクテルの中では高い部類に入るカクテルとなっています。
それもそのはずで、一般的なロングアイランドアイスティーのレシピでは、合計で75mlものお酒が使われることになっています。
通常のロングカクテルで使われるお酒は30~45mlくらいであることが多いので、いかにロングアイランドアイスティーに多くのお酒が使われているかが分かります。
ロングアイランドアイスティー作りに必要なお酒
ロングアイランドアイスティーで使われるお酒は、「ジン・ウォッカ・ラム・テキーラ」といった4つのスピリッツと、ホワイトキュラソーというリキュールの計5つです。
ここから、それぞれについて簡単に解説していきます。
●ジン
ジンは、大麦・じゃがいも・ライ麦・トウモロコシなどの穀物を原料にして作られた蒸留酒に、「ジュニパーベリー(ネズの実)」を中心としたボタニカルを加えて造られます。
ロングアイランドアイスティー以外にも、世界的に人気のある「ジントニック」や「マティーニ」など様々なカクテルのベースとして使用されています。
スピリッツなのでアルコール度数は40度以上となっています。

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●ウォッカ
ロシアやフィンランドやデンマークなど、寒さの厳しい国を中心に造られている蒸留酒。
原料はジンと同じで大麦・ライ麦・じゃがいも・トウモロコシなどの穀物類です。
ウォッカ作りは、原料を蒸留したあと白樺の活性炭で濾過して終了なため、ジンのようにボタニカルを加えることは基本的にありません。
そのように作られるウォッカはアルコールそのものに近い味わいとなっているため、無味無臭でクセがないお酒と言われています。
アルコール度数は平均40度、高いものだと90度を超すものもあります。
身体の内側からカッと熱くなるような味わいが特徴です。

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●ラム
サトウキビを原料として作られる蒸留酒で、主にカリブ海周辺などの暖かい地域で作られます。
大人気カクテル「モヒート」などのカクテルのベースに使われたり、焼き菓子の風味付けに使用されたりと用途が幅広いことが特徴です。
また、ラムは色によって「ホワイト・ラム、ゴールド・ラム、ダーク・ラム」といった3種類に分類されます。
ホワイト・ラムは味や香りが弱くてクセが少ない一方、ダーク・ラムは味や香りが強く、ゴールド・ラムはその中間に当たります。
カクテルで用いられることが多いのはカクテルの色に影響を与えないホワイト・ラムが多く、そのまま飲まれる方が多いのはダーク・ラム、といった用途の違いがあります。
ラムもアルコール度数は40度を超えます。

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●テキーラ
高アルコール飲料の代名詞のような存在であるテキーラは、「アガベ(竜舌蘭)」といわれる多肉植物を原料としています。
全材料のうちアガベが占める割合によって、味わいに幅があることが特徴です。
全材料のうち51%以上アガベを使ったテキーラを「ミクスト」といい、100%アガベで作ると「プレミアムテキーラ」と呼ばれます。
ミクストは甘みが強いものが多く、プレミアムテキーラは自然な甘みとフルーティさが感じられます。
テキーラはすべてメキシコで作られていて、たとえ同じ原料・製法で作ったとしてもメキシコ原産でなければ「テキーラ」として販売することはできません。
カクテルに使う以外にも、ストレートで(ショットで)飲むというのも一般的となっていて、他のスピリッツよりも馴染みがある方が多いのではないでしょうか?

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●ホワイトキュラソー
ホワイト・キュラソーとは、オレンジの果皮から作られるリキュールであるキュラソーの中でも、無色透明のものを指します。
ほのかな甘みと苦味が特徴のリキュールで、カクテル作りの他にもチョコレートなどのスイーツ作りでよく利用されています。
ホワイトキュラソー以外のキュラソーは「オレンジキュラソー」や「ブルーキュラソー」、「グリーンキュラソー」などが存在し、色鮮やかなカクテルを作るのに利用されています。

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どれもアルコール度数はかなり高い
ロングアイランドアイスティーで使う「ジン・ウォッカ・ラム・テキーラ」といった4つのスピリッツのことを「世界4大スピリッツ」と呼びます。
このような高アルコール類を用いて作るロングアイランドアイスティーは、コーラやレモンジュースと混ぜているにも関わらず、アルコール度数20度を超えるカクテルに仕上がるのです。
アルコールを感じにくいからって調子にのってはいけません。
知らぬ間に酔いが回ってフラフラになってしまうかも…!?
飲みすぎには気を付けながら、ゆっくり時間をかけて飲みましょうね!
ロングアイランドアイスティーのおいしいレシピ

【材料】
・ジン 15ml
・ウォッカ 15ml
・ラム 15ml
・テキーラ 15ml
・ホワイトキュラソー 15ml
・フレッシュレモンジュース 30ml
・コーラ 適量
【作り方】
①クラッシュドアイスを詰めたコリンズ・グラスにコーラ以外の材料を注ぎます。
②コーラを適量注ぎ入れ、炭酸が抜けないように軽くステアします。
③レモンとレッド・チェリーを飾って出来上がりです。
ロングアイランドアイスティーを作るときの注意点として、コーラを入れすぎてしまわないことは忘れないようにしてください。
コーラを入れすぎると、紅茶っぽい味わいを感じられなくなってしまうからです。
名前に「アイスティー」と入っているのに紅茶っぽさがない!ということが起こらないようにしましょう。
材料を準備するのが面倒な方は…?

ロングアイランドアイスティーは、7種類もの材料を必要するカクテル。
ご自宅で作るにあたって「そんなに多くの材料を準備するのは大変だしめんどくさい」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この「キャプテンモルガン ロングアイランド・アイスティー」は、 キャプテンモルガンのラムに、ウォッカ、ウィスキー、ジンとホワイトキュラソー(トリプルセック)をブレンドしたリキュールです。
冷やしてストレートで飲むも良し、アルコールが強すぎる場合はソーダで割ってもOKです!
たくさんの材料を準備するのが面倒だと感じる方にはおすすめの1本ですので、ぜひお試しください。

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まとめ

今回は魅惑の高アルコールカクテル、「ロングアイランドアイスティー」をご紹介しました。
飲みすぎには注意ですが、飲みやすいカクテルであることには間違いないので、ぜひ1度味わってみてくださいね。
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