14年ぶりに再度アニメ化し、毎週考察でネットを騒がせている『ひぐらしのなく頃に』。思わず目を逸らしたくなるような描写も多い本作ですが、ハマっている女子も多いようで‥…皆が夢中になってしまう理由とは?
同人ゲームを原作に、2006年に初めてアニメされた『ひぐらしのなく頃に』(以下『ひぐらし』)。可愛い女の子のビジュアルとグロテスクな描写のギャップや謎を解く面白さで人気を博し、家庭用ゲーム、実写映画など幅広くメディアミックスされました。
そして2020年10月、新作『ひぐらしのなく頃に業』として再アニメ化され話題に。思わず目をそむけたくなる描写が多い本作ですが、ハマっている女性も多いようです。
今回は旧作からのファンの皆さんに改めて、『ひぐらし』の良さや、好きなポイントなど、『ひぐらし』の魅力をたっぷりと聞きました。なんだか怖そう……と避けていた人にも注目してほしい点をご紹介します。
TVアニメ「ひぐらしのなく頃に 業」公式サイト | TVアニメ好評放送中!
昭和58年初夏。人口2千に満たない寒村、雛見沢で起こる惨劇―――。 原作:竜騎士07「ひぐらしのなく頃に」新プロジェクト TVアニメ好評放送中!【1】巧みなストーリー構成と伏線に夢中…!
まず『ひぐらし』でもっとも注目されているのは巧みなストーリー展開。「××編」ごとに世界がループし惨劇の加害者や被害者が変わるため、毎回「次は誰が…?」と考察が大盛り上がり。
新作『ひぐらしのなく頃に業』も含めて、改めてその醍醐味を聞いてみました。
「毎回、シーンのどこに伏線が潜んでいるかわからないから、一瞬も目が離せない。
少しでも誰かが怪しい言動をすると、まさかこの人が黒幕…!?と想像してドキドキ。
さらに、今作『業』は旧作と‟反転”した要素が鍵になると噂なので、双方を見比べるのに夢中になってます」「とにかくストーリーが予想外の連続。
今回は平和に進みそうだな…と安心した次の瞬間に誰かがいなくなり、裏切られての繰り返し。
皆が仲良く遊んでるシーンですら‟何か起きそう”と身構えてしまう……特に『業』は、何度画面の前で叫んだかわかりません(笑)」
今年放送された「猫騙し編」では、「絶対大丈夫」と思っていた人物ですら次々と惨劇を起こし、ファンをパニックに陥れた『ひぐらし』。
Twitterのトレンド入りも常連となっていますが、今後は黒幕についての考察が本格的に加熱しそうです。
「ひぐらしのなく頃に」PV第2弾
via www.youtube.com【2】女子が強くてかっこいい!名言にも痺れる
『ひぐらし』のメインキャラクターには、小学生~中学生まで幅広い年齢層のキャラクターがいるのも特徴。優しくて可愛いものが大好きなレナ、姉御肌で頼りになる魅音と一見お嬢様風の詩音、不思議な雰囲気を持つ梨花としっかり者の沙都子。そして“部活メンバー”唯一の男子である圭一。
そんな魅力あふれるキャラクターたちも『ひぐらし』人気のひとつです。
「私の一番の推しはやっぱり圭ちゃん(圭一)。もとはよそ者だけど、仲間を救うため‟俺は雛見沢の前原圭一だ!”って啖呵を切ったり、とにかく仲間思いで熱い男!
‟こいつは俺の戦争だ!”、‟運命なんて金魚すくいの網より薄くて簡単に破れるもの”とか名言も多い。
声が保志総一朗さんっていうのもぴったりで、『業』では旧作よりパワーアップしてます」「絵や口調は一見萌え系だけど、『ひぐらし』の女性は皆、芯が強くて好きです。
いつもはおっとりしてるレナが本気を出した時は凄味があって最強。
梨花ちゃんは何度絶望しても最後は諦めないし、沙都子も村八分にされながら兄のために強く生きてて……頼むから幸せになってほしい!」
「黒幕軍団と戦う『皆殺し編』と『祭囃子編』で、リーダーとして皆を守ろうとする魅音と、殿(しんがり)を務める詩音がかっこよかった。
魅音は自分のこと‟おじさん”って言うのに、ときどき圭一への乙女心をのぞかせるところに胸キュンします」また、『ひぐらし』は各キャラの家庭環境や家系などのバックグラウンドが深く掘り下げられているのも、ファンが愛着を強く持てる理由のよう。
それが悲劇の要因に繋がっていることもあり、惨劇を起こしたキャラクターを憎めない、救い出したくなるという声も聞かれました。
「ひぐらしのなく頃に」PV第1弾
via www.youtube.com【3】恐怖に皆で立ち向かう‟絆”
そして『ひぐらし』といえば、話題になるのはやはり惨劇シーン。ですが、それ以上に心に響いているポイントは他にもあるようです。「仲のよかった友達に対して疑心暗鬼になって、最後は血まみれの惨劇に……という展開に最初はショックを受けました。でも、これはただの怖いアニメじゃない、繰り返す惨劇を友情や絆で乗り越えていく物語なんだってわかって、キャラクター皆が大好きに。観るのを躊躇している人にはぜひ、怖さの先にあるメッセージを受け取ってほしいです」
「『ひぐらし』は一人一人が誰にも言えない過去や深刻な悩みを抱えていて、それに皆が手をさしのべるところが泣ける。特に、悩みを抱えすぎて学校に立てこもったレナに圭一が真正面からぶつかって、屋根の上で戦う『罪滅ぼし編』は胸アツ! 最後に導き出した惨劇回避の方法も単純に見えてすごく大事なことですよね」
「ひぐらしのなく頃に業」PV第3弾
via www.youtube.com最初は怖いアニメだと思って興味本位で手を出したら、友情と絆で紡がれる壮大な物語にどんどん惹き込まれていった、という人が多いよう。
特に皆で惨劇の黒幕に立ち向かう「皆殺し編」と「祭囃し編」は、涙なしでは見られないと評判。
同時にほっこり&笑える日常パートも沢山あり、そんな仲間との平和な日々を取り戻すのもまた、圭一たちが戦う理由です。
旧作と見比べるのもオススメ!
いよいよ後半戦に突入し、‟ループ”の鍵を握る梨花と沙都子の絆に注目が集まっている『ひぐらしのなく頃に業』。惨劇の悲惨さは旧作よりパワーアップしていますが、その分、全てを乗り越えたラストには大きな感動を得られるのではないでしょうか。
複数のサブスクリプションサービスでは旧作も配信されているので、ぜひ今作と見比べてみるのもオススメです。
アニメ『ひぐらしのなく頃に 業』ネタバレ感想&考察まとめ!【1話~19話/OP&ED】|numan
