現在TVアニメが好評放送中の『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』、通称『はめふら』。カタリナが前世でプレイしていた乙女ゲーム「FORTUNE LOVER」に出てくる4人の男性攻略キャラクターの魅力とは? 第二回目はキース・クラエス(CV:柿原徹也さん)を徹底解剖!

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2020年4月4日(土)よりMBS、TOKYO MX、BS11、J:テレほかにて放送中のTVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(通称『はめふら』)。

頭をぶつけた衝撃で、自分が前世で夢中になっていた乙女ゲームの悪役令嬢になってしまったと気づいたカタリナ・クラエス(CV:内田真礼さん)。そんなカタリナがゲームの結末と同じように国外追放されたりなどのバッドエンディングを回避するために、(少しズレた思考回路で)奮闘する……という物語です。
『はめふら』“チャラ男”属性は愛に飢えがち!?鍵はピュアなハ...の画像はこちら >>

『はめふら』第4話「魔法学校に入学してしまった…」場面カット

『はめふら』第4話「魔法学校に入学してしまった…」場面カット
そんな『はめふら』に登場する男性キャラクターたちは、乙女ゲームの攻略キャラクターという設定上、イケメン揃い。そしてどのキャラクターにも「乙女ゲームのキャラクターらしさ」が詰まっています。

カタリナの義弟・キース・クラエス(CV:柿原徹也さん)のもともとの設定も、乙女ゲームの攻略キャラとしてもよくいるモテモテの“チャラ男”。

フェロモンをまき散らすセクシー担当であることが多いこのポジション。でも本当は、愛情に飢えているだけで、誰よりもピュアで一途になる可能性を秘めている……!? 今回はそんな"チャラ男"属性の魅力をご紹介します。

チャラ男のトラウマは“孤独”が多い

【攻略キャラクター分析:ジオルド編】にて、人格形成というのは幼少期から始まっており、『はめふら』の魅力は、攻略キャラクターたちのこの“幼少期”がしっかりと描かれているところである、という話をしましたが、キースもまた然り。

【はめふら】ボイスドラマ第2弾「キース編」

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カタリナ・クラエスの家に養子として引き取られたキースは、クラエス家の分家の当主と娼婦の間に生まれ、父方の家に引き取られるも、娼婦の子供である上、強い魔力を持っていたことから、当時の家族から様々な嫌がらせを受けていました。

カタリナが前世でプレイしていた乙女ゲーム「FORTUNE LOVER」に登場するキースは、クラエス家に引き取られた後も、夫の愛人の子だと勘ぐった義母と義姉のカタリナによっていじめられ、その孤独な心を埋めるかのように様々な女性と浮名を流すようになります。そんな“孤独なチャラ男”が乙女ゲームのヒロインと出会うとどうなるかというと……。「FORTUNE LOVER」で、ヒロインのマリア・キャンベル(CV:早見沙織さん)と出会ったキースは、最初はお得意の軽口でマリアを口説きますが、自分に靡かないマリアを“面白い女”と認識します。

それに加えて、男慣れしていない乙女ゲームのヒロインというのは、初心で新鮮なリアクションをするため、徐々にペースを乱されていくのはチャラ男の方。形成が逆転していくのです!

本当は誰よりもピュアな心を持つチャラ男属性

ゲーム内で、貴族の令嬢たちから魔法で嫌がらせを受けたマリアをキースが助け、思わず泣いてしまった彼女をぎこちなく抱きしめるシーンについては、(前世で乙女ゲームオタクだった)カタリナも「遊び人のはずのキースが不慣れな感じで抱きしめるのがギャップ萌え!」と評しています。

心の隙間を埋めたい、孤独な“チャラ男”が求めているのは、実は自分だけを愛してくれる特別な人。
本命の彼女が出来ると、突然どう振る舞っていいのか分からなくなって、言動が初々しくなるのがこのタイプです。

さて、では『はめふら』の世界線のキースは?
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