天才か、変人か?『チェンソーマン』奇才・藤本タツキの伝説的エピソード3選

天才か、変人か?『チェンソーマン』奇才・藤本タツキの伝説的エピソード3選
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アニメ化も発表され注目の『チェンソーマン』。衝撃的なストーリーのほか、たびたび話題になるのが作者・藤本タツキ先生本人のエピソードです。担当編集氏も驚いたこととは…!?

先日、集英社が配信する漫画アプリ『少年ジャンプ+』に公開された、藤本タツキ先生の読切漫画『ルックバック』が大きな反響を呼んでいます。漫画を介してつながった、ふたりの少女の物語に多くの読者が感情を揺さぶられ、公開日の7月19日はSNSのトレンドを独占。

巻き起こる賛否両論、さまざまな考察、衝撃で言葉を失う読者たち……などなど、その日は『ルックバック』のことを考えて一日が終わった、という人もいたのではないでしょうか。
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『チェンソーマン』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

via 『チェンソーマン』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトより『ルックバック』の作者・藤本タツキ先生は、公安のデビルハンター・デンジが活躍する大人気漫画『チェンソーマン』や、ウェブ連載で注目を浴びたダークファンタジー『ファイアパンチ』を生み出した売れっ子漫画家。

その作風は強烈な個性とインパクトを感じますが、藤本先生ご本人もさまざまな逸話を持つ謎多き人物でもあります。今回はそんな藤本タツキ伝説の一部をご紹介します。

自分の妹になりすまし、担当に心配される

ファンはもちろんのこと、担当編集の林士平さんですら「何で? どうして? 何のために?」と混乱してしまったのが、ながやまこはるちゃん事件です。

最近では、漫画家本人がSNSを使って発信するのは珍しくありませんが、藤本先生はなぜか自分の妹「ながやまこはる」さんになりすましてツイッターをしています。ちなみに、本名ではないかもしれませんが、実際に藤本先生には妹さんがいます。

『ファイアパンチ』の連載がはじまる前から、林さんに内緒でツイッターをしていた藤本先生。それもアカウント名が「ながやまこはる」。林さんはこのアカウントを発見したとき「藤本くんにすでにヤバいファンがいる、訴えなきゃ」と思ったそうです。林さんから連絡を受けた藤本先生は「それ僕です」自白。訴えられずにすみました。いまだにその真意は語られていません。

こはるちゃんは作品の内容にも触れますが、あくまで小学3年生の妹視点でのコメントに徹しています。

見たもの、食べたもの、時々お兄ちゃんの漫画の紹介……そしてツイートの文末を「よかったです。」で締める独特なこだわり。まだフォローしていない人は、一度覗きにいってみてください。なんとも言えない気持ちになります。

バイトが嫌で賞金生活。7本の連載を持つ(ただし脳内で)

漫画家として成功を収め、生計を立てていくのはとても大変。それもデビュー前ならなおさらです。

藤本先生は「ジャンプ新世界漫画賞」のインタビューで、大学時代はバイトをせずに読切漫画を描き続け、漫画賞で得た賞金で家賃や生活費を払っていたと明かしています。大学卒業後は奨学金を返済しなければならないなか、バイトをするのが嫌で読切を描いて賞に投稿していた藤本先生。

読切を描けば描くほど賞金額も上がっていき、自分のステップアップを実感していたとか。文字通り、生活のすべてを漫画に注ぎ込んで漫画家を目指す……簡単にはマネできない生活スタイルです。

【FULL】『チェンソーマン』宝島社「このマンガがすごい!」2021オトコ編第1位受賞記念PV

via www.youtube.com
また、思春期の多感な時期、藤本先生は頭の中で漫画雑誌を作って、常に7本ほどの作品を連載していた、とWEBメディア『コミックナタリー』のインタビューで明かしています。

現在明かされている当時の連載作品は「星の息吹」「微生物伝」「ファイアソード」の三本。面白くない漫画は打ち切りにしたり、先生が涙をこらえるほど感動の最終回を迎えた作品があったりと、読み応え充分な漫画雑誌だったようです。 

一年の抱負は「ヤだ 打ちきり」。インパクト大のコメント

衝撃の展開が藤本作品の魅力ですが、先生自身のコメントも強烈なインパクトを残しがちです。

たとえば『少年ジャンプ』(2019年6・7号)で行われた読者プレゼント企画。ジャンプの連載作家陣が“今年の抱負”を色紙にしたためて読者にプレゼントする企画で、ほかの先生が「一生懸命」など前向きな抱負を書くなか、藤本先生の色紙には「ヤだ 打ちきり」と書かれていました。ストレートなだけに切実な印象がありますね。

また『チェンソーマン』単行本のカバーコメント欄も「チェンソー大好き!」(第1巻)「貞子vs伽椰子大好き!」(第4巻)など、藤本タツキの“大好き”なものを発表する場所になっていました。先生の大好きなものを知りたい方は、単行本の購入も検討してみてください。また、「17歳の僕が描いた漫画について」というコメンタリーでは、当時の自分の作品に対し「面白くないんじゃないでしょうか」「(賞を獲れなかったのは)面白くないからだと思います」とバッサリ。

さらに6年前の自分に言ってあげたいことは?という質問に対しては「拾ったモノを食べるな」の一言。
17歳の頃は「ずっとお腹を空かせていました」とも書かれており、一体どんな生活を送っていたのか気になるところです。

まだまだある藤本タツキ伝説

ほかにも美大生時代、「お前の自転車をひっくり返してやったぞハハハ!」と笑う高圧的な女性に惹かれたり、ジャンプ巻末では“好きな数字ランキング”を発表したりと類まれなる感性を持つ藤本先生。

調べれば調べるほど謎が深まる彼の素顔を知るには、作品を読むしかないのかもしれません。

これから『チェンソーマン』のアニメ化や、連載予定の『チェンソーマン』の第二部など、予定満載の藤本先生。いろんな意味で今後も目が離せません。■ 『チェンソーマン』の世界はループしている?黒枠と白枠のコマを見てみると…
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■ 『チェンソーマン』1話の回想シーンを見返すと…ポチタの傷は“あの悪魔”にやられた?
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