『ONE PIECE』サンジの優しさにも納得。魅力的な“母キャラ”5選。その愛は海より深い…

『ONE PIECE』サンジの優しさにも納得。魅力的な“母キャラ”5選。その愛は海より深い…
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尾田栄一郎先生が描く『ONE PIECE』には、ベルメールやポートガス・D・ルージュをはじめ海の冒険者たちを生み、育てた“母”ポジションのキャラクターが存在します。本記事では、表立った活躍はなくとも子どもたちを大きな愛で包み感動をくれた彼女たちの魅力をお伝えします。

海賊マンガ『ONE PIECE』の世界において、正体不明だったりすでに亡くなっていることも多い“母”ポジションのキャラクターたち。作者・尾田栄一郎先生はコミックス78巻のSBS(質問)コーナーで「どうして母親が死んでいたり不明のキャラクターが多いのか」という質問に対し「冒険の対義語は母」と回答されていました。

いつどんなときも子どもを守り、あたたかく包み込む安心の象徴ともいうべき母の存在は、ワクワクすると共に常に危険や困難とも隣り合わせの冒険とは正反対に位置するもの。そのため、冒険を描きたいと強く考える尾田先生は主人公・モンキー・D・ルフィの母ですらその存在を明かすことや描くことに重きを置いていないよう。

しかしながら、ベルメールやポートガス・D・ルージュなど、作中で登場した母親たちが見せた子どもへの愛情は私たち読者に感動を与えてくれました。

そこで今回は『ONE PIECE』に登場する強く心優しい偉大な“母キャラ”5人を、その魅力やエピソードとともにご紹介します。
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via DVD『ONE PIECE Log Collection “WEDDING"』より

ベルメール、血縁よりも深い愛。

まずご紹介するのは作品を代表する母キャラといっても過言ではないベルメール。

彼女はノジコとナミの母としてココヤシ村で二人と暮らしていました。海兵だったころ、ある戦場で衰弱しきっていた当時まだ3歳のノジコと赤ん坊のナミに出会い、身寄りがない二人を自分の子として育てるとを決意するのです。ベルメール家の暮らしは貧しく、毎日やっと暮らせている状態。幼かったナミは貧乏に耐えられず「どうせ拾われるならもっとお金持ちの家がよかった!!!」と悪態をつき家出してしまいます。

そんな矢先、突如侵略してきたアーロンの支配が始まり、その手はベルメールの元にも。
村人たちには独り身だと嘘をついてその場をやり過ごすよう諭されますが、嘘でも娘たちの存在をなかったことにはしたくないと言う彼女は「たとえ命を落としても……!!口先だけでも親になりたい」と強い意志で全財産をノジコとナミの分として支払うのです。

ベルメールが最期に遺した言葉は作中の名言としても名高い「ノジコ!!ナミ!!大好き♡︎」。実はノジコとナミの喜ぶ姿を想像しながら久しぶりのご馳走を用意しているところだったベルメール。血は繋がっていなくとも、最期まで娘たちのことを考え、愛を貫き通した人生でした。また、ベルメールの死をきっかけにナミの孤独な戦いが幕を開けますが、長く辛い日々を折れずに耐え抜くことができたのも、ルフィたちと出逢い再び明るく笑顔で過ごせるようになったのも、ベルメールの「生き抜けば必ず楽しいことが……たくさん起こるから……!!!」「いつでも笑っていられる強さを忘れないで…」という想いのこもった教育が功を奏した結果と言えるでしょう。

思えば、ナミの世界中の海図を描いて世界地図を作る夢をはじめて応援してくれたのもベルメールでした。
血縁よりも深い絆で二人の娘を愛情いっぱいにたくましく育てたベルメールは、まさに理想のお母さんではないでしょうか。

ソラ、包み込む愛が“世界一優しいサンジ”を生んだ…

ホールケーキアイランド編にして初めてその存在が明らかとなったソラ。

麦わらの一味のサンジと、ジェルマのレイジュ・イチジ・ニジ・ヨンジの母です。ヴィンスモーク家登場の衝撃はまだ記憶に新しいですよね。

心優しいソラは、夫・ジャッジが子どもたちを心のない戦士にしてしまうことを頑なに反対していました。彼女は子どもたちを愛する一心で、自身の体が蝕まれることもいとわず改造を止める劇薬を服用します。その勇気ある行動のおかげで、イチジたち四つ子の中で唯一、心を持つ普通の人間として生まれてくることができたのがサンジです。

しかし、そのせいでサンジは兄弟や父に蔑まれ、虐待される幼少期を過ごすことに。一方ソラは薬の影響で、側でサンジを守ることができないほどに衰弱していってしまいます。それでも、ソラは心優しい男の子になったサンジの成長を喜び、愛情を注ぎ続けました。

例えばある日、幼いサンジは床に伏せている母を元気づけたいとお弁当を作ります。まだ料理の腕がなかったのはもちろんのこと、幼いサンジが雨の中なんとか運んできたお弁当は水に濡れ、泥にまみれ、正直とても食べられたものではありませんでしたが、ソラはためらうことなく口へ運ぶと「おいしいっ!!」と満面の笑みで喜ぶのです。

子どもが一生懸命に取り組んだことを否定せず、優しく褒めて感謝を伝えるソラは、多くの人が考える理想のお母さん像と言えるでしょう。また、サンジから「早く治ってね」と伝えられたことをレイジュに話すと「世界一いい子」と声をあげて泣いてしまうソラの姿も描かれていました。

子どもの頃から心優しかったサンジですが、たくさんの自己犠牲を払って仲間を守ったり、憎いはずのジェルマをも助けようとするほど優しい人に育ちました。それはゼフや仲間たちとの関わり合いはもちろんのこと、根底にあるのはいつでも彼を肯定し続け優しく見守っていた母・ソラの愛情の賜物に違いありません。

ポートガス・D・ルージュ、海賊王の意志を未来へ…!

続いて、ポートガス・D・ルージュ。

登場シーンも短く情報の少ない人物ではありますが、“南の海”(サウスブルー)にあるバリテラという島で、海賊王ゴール・D・ロジャーとの間に授かった息子、ポートガス・D・エースをこの世に送り出しました。

なんとしてもロジャーの血を絶やしたい政府は躍起になって10ヶ月以内に生まれる赤子と身籠っている女性を調べはじめます。正義を行使するはずの政府が、疑わしい母親は殺すという蛮行も。ルージュはそんな恐ろしい母親・赤子狩りから逃れるために、通常10ヶ月ほどで生まれてくる赤ん坊をなんと倍の20ヶ月間お腹の中に留め、守り抜きます。

そうしてようやっと生まれてきたのがエース。

20ヶ月ということは、普通に産んでいればもう1歳にほど近い10ヶ月頃の大きさに成長していてもおかしくないということ。当然、壮絶なお産になったことは想容易に想像がつきますよね。ロジャーが決めていた“エース”という名前をつけると、文字通り命がけの出産を終えたルージュは力尽きたかのように亡くなってしまいます。

愛しい人との間に生まれてくる愛しい新たな命を、自身を犠牲にしてでも守りきったルージュの愛情は計り知れません。もちろん、“海賊王の意志を継ぎ未来を担うただ一人の子を守り抜く”という観点からも、想像を絶する方法でその使命を全うした彼女は偉大です。

ニコ・オルビア、母娘の再会に心打たれる…

ニコ・オルビアも、登場はわずかながら胸に残るり方で読者を魅了した母キャラです。

名前から察する通りニコ・ロビンの母で、彼女もロビンと同じく考古学者でした。オハラの学者であった彼女は、“空白の100年”や“歴史の本文”(ポーネグリフ)解明のために幼いロビンを残し航海に出ていました。

こう見ると「幼いロビンを置いていくなんて……」とネガティブな感情を抱くかもしれませんが、オルビアは決してロビンを大切にしていなかったわけではなく、むしろ大切に想っていました。悲しいことに、それがわかるシーンがオルビアとロビン親子の最後の時間となってしまうのですが……。政府から睨まれている自分のせいで未来を奪ってしまわないよう、会いたい気持ちを堪えていたオルビア。しかし、いよいよ始まったバスターコールの砲撃の中、ロビンがオルビアを母だと気づき懸命に話しかけます。

研究を優先した負い目も感じているオルビアは人違いだと否定しますが、6年のうちにすっかり成長した愛しい我が子を前にたまらず抱きしめてしまうのでした。

会えなかった長い時間を埋めるように抱き合うと「誰にでもできることじゃない…すごいわロビン!!」とオルビアに憧れて、母不在の間に勉強してきたロビンを見つめ頭を撫でます。そんな涙の再会も束の間、もうオハラは助からないと知っていたオルビアはロビンをサウロに託し、「生きて!!!ロビン!!!」と必死に叫ぶのでした。

一緒に過ごせた時間はわずかでしたが、離れていようとも、やはり多くの母はいつでも子どものことを想っているもの。

自身の人生を賭けた研究への情熱と同時に湧いてくる娘への申し訳なさ、それでもやはり母として断ち切れない我が子への愛情、そんな最愛のロビンに生き延びてほしいという願い……色んな感情が渦巻くオルビアの人間らしさや、ロビンと向き合い一気に優しくなる表情に心を打たれます。

光月(天月)トキ、母は強し…!気高く生きた

最後は現在連載中のワノ国から、光月(天月)トキ。

トキトキの実の能力者である彼女は800年前の昔からやってきた彼女は海でおでんと出会い、やがてモモの助と日和、二人の母となります。

おでんの不在時には彼の冒険譚を人々に語ることで夫を立て、おでんの処刑が確定すると「あなたは死なないでしょ?」と気丈に笑ってみせるなど妻としての評価も高いトキ。どこか肝が据わっているトキの心の強さは、子どもたちに対する接し方にも現れています。夫や子供たちといる時はいつでも笑顔だったことが印象深いトキ。おでんの処刑が決まっても、おでんが死んだ後も、子どもたちの前で辛いところを一切見せませんでした。

遺された自分たちがカイドウに狙われた日にもなお弱音すら吐かず、泣きじゃくる子どもたちを抱きしめ「大丈夫」「あなたたちは必ず私が逃すわ」と元気づけるなど、その芯の強さはさすがワノ国一の将軍の妻。

また、モモの助からなぜ命を狙われるのかと尋ねられると「あなたはいつかこの国を背負って立つ男だからよ」と話していたこともあり、子どもたちにはただ優しく愛情を注ぐだけではなく、未来を担う将軍家の子として強く気高く教えを説いていたように思います。

幼い子どもにとって、不安な時にも変わらず笑顔で強くいてくれるお母さんの存在は何よりも安心でき、支えになりますよね。モモの助と日和にとっても、トキの存在は不安を拭ってくれるような、心をしゃんとさせてくれるような、そんな存在だったのではないでしょうか。

ダダンやくれはも!?子を想う気持ちが尊い…!

大海原を駆ける冒険者たちを生み、育ててきた母キャラたち。それぞれの親子に素敵なエピソードがあり、胸が熱くなってしまいますよね。

『ONE PIECE』には他にも、“愛の人”と呼ばれたオトヒメ王妃や、チョッパーを立派な医者として育て海へ送り出したくれは、ルフィ・エース・サボを今でも気にかけていることが伺えるダダン、ダダンとともに三兄弟を見守り、今では自身も母となったと思われるマキノなど、偉大な母キャラが存在します。実は子どもを売りつけていたマザー・カルメルや、実の子供でも殺してしまうことがあるビッグ・マムなど一部例外も存在しますが……。

血の繋がりに関わらず、子どもを想う母キャラたちの愛は海より深い……! 母と子の関わりに着目して読んでみるのも、一つの楽しみ方としてオススメです♪■『ONE PIECE』サンジとゾロとの関係に悶える…!「最高の双璧」「これも信頼の形」【第1012話】
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