10年ぶりにテレビアニメとして復活した『BLEACH 千年血戦篇』。ハリウッドスターをファンに持つ『BLEACH』は海外ファンが多いことでも有名です。本作の反応は?
久保帯人原作による超大ヒット作品『BLEACH』が、およそ10年ぶりにテレビアニメとして復活! 日本国内でも長年待ち続けたファンたちから歓喜の声が続々と聞こえてきていますが、それは海外でも同じ。熱心な『BLEACH』ファンは新作アニメ放送開始を今か今かと待ち望んでいたのです。それでは、海外のアニメファンたちはこの秋から放送が始まった新作『BLEACH 千年血戦篇』をどう見たのでしょうか?
『BLEACH 千年血戦篇』
ハリウッドスターが注目。海外YouTuberからは悲鳴が!?
テレビアニメ『BLEACH』は2004年より放送を開始し、これまでに360話以上が製作されました。それだけの長寿アニメであれば、日本国内だけの人気で留まるはずがありません。もともと『BLEACH』は、その日本独自の文化が色濃く表れた世界観から海外にも多くのファンを持つ作品として有名でした。ハリウッドスターの中にも根強いファンを持っており、映画『ハイスクール・ミュージカル』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』などで知られるザック・エフロンも、本作のファンであることを公言しています。プロモーションのために来日した際には、グッズを大量に購入し帰国したという逸話もあるほどです。そんな海外からの支持も厚い『BLEACH』10年ぶりとなる待望の新作アニメにしてファイナル・シーズンとなる『BLEACH 千年血戦篇』は、空座町に2人の新任の死神がやってくることから幕を開けます。
CD『最果て (期間生産限定盤)』(SennaRin)
via CD『最果て (期間生産限定盤)』(SennaRin)早々に虚と遭遇した彼らが苦戦を強いられてしまう中、助けに現れたのは、死神代行・黒崎一護とその仲間たちでした。一護たちは難なく虚たちを一掃し、死神たちを救いますが、その頃、尸魂界ではある異変が起きており、一護たちの前にも謎の男が姿を現します。ここから大迫力の戦闘シーンへと発展していくことになるのですが、第1話の段階からすでに超絶クオリティの作画が目を引く作風となっており、海外のファンも悲鳴のような歓喜の声を挙げているのです。YouTubeにリアクション動画を投稿し日本でもおなじみとなったケニア出身のマイケル・アンジェロさんは、PV動画を見た時点で開口一番「この時を10年待ったぜ!」とコメント。
さらに一護が「卍解」というセリフを言うと、「ついに来た」と一言。さらに必殺技の「月牙天衝」を繰り出した際には大興奮。椅子が壊れてしまうのではないかと心配になってしまうほどの興奮ぶりでした。やはり日本のファンと同様、森田成一さんの決め台詞を10年ぶりに聴けるというのは、海外ファンにとっても一大イベントのようです。
一方、「作画が映画みたい」と、前シリーズからよりパワーアップした映像表現の数々に度肝を抜かれたのは、同じくリアクション動画配信者のAnimaechan。画面に一護が登場した途端に「カッコいい」と目がハートマークになってしまった彼女は、「私のソウルが…」とすでに心を奪われてしまったことを吐露。
「すごいイントロだったわ」と興奮冷めやらぬご様子で、そのまま一護とアズギアロ・イーバーンの戦闘シーンへ。イーバーンの策略にまんまとハマり「月牙天衝」を繰り出す一護の姿を見て、「ヤバい!ヤバい!ヤバい!」と連呼する一幕もありました。その後も終始開いた口が塞がらない様子で、大興奮のままに第1話を観終えたのが印象的でした。黒崎一護のカッコ良さは万国共通なのですね! そして、森田成一さんのイケメンヴォイスを魅力的に感じるのもまた然り。10年ぶりの「月牙天衝」は全世界を歓喜させたと言っても過言ではないようです。
「原作にはない新鮮なカットが説得力を増している」と絶賛
では、海外のレビュワーは本作をどのように見たのでしょうか?映画やアニメのレビューを多数掲載している海外版のIGNは、「10年の時を経て、ついに『BLEACH』が最終章という形で帰ってきた」とリード文で綴り、「相変わらず戦闘シーンはスタイリッシュで、鷺巣詩郎の楽曲も素晴らしい」と一言。冒頭から絶賛しているのです。続けて「本作の第1話はクインシー(滅却師)たちのキャラクター像をハッキリさせる仕事をしており、その行動の数々を記憶に残るスタイリッシュな技法で表現している」と、新たに尸魂界に牙をむくクインシー集団の描写が見事だとコメント。
このスタイルを確立できた要因の一つとしてIGNは、シリーズで構成・監督を務める田口智久によるところが大きいだろうと推察。
TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』PV第2弾
via www.youtube.com「長年シリーズを手掛けてきた阿部記之とは打って変わり、田口らしい解釈で原作通りではない新鮮なカットを加えることで、説得力のあるストーリーの流れを創り出すことに成功している」と言うのです。
ここまで大絶賛される作品も珍しいとは思いますが、同時に懸念している部分もあるようで、全体的にユーモアをまぶしたコメディ要素が欠如している点が気がかりだとも言います。「結果的に、不必要に深刻なストーリーになりすぎている」とも……。それでも「アクションシーンは鮮明かつ独創的。シリーズに大きな変化を生むためには小さな代償に過ぎない」と、最終的に高評価という形で締めくくられています。
TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』ショートPV:現世
via www.youtube.com日本国内のファンが待ち望んでいたように、海外のファンも『BLEACH』の新作アニメが製作されるのを心待ちにしていたことがハッキリする反応でしたね。
洗練された作画のクオリティに圧倒される中で、そこに声優陣の見事な演技がプラスされることにより、何倍もの感動を生み出しているようです。遠く離れた異国の地でも同じような感動を共有できていることが、なんだか嬉しくなりますね!(執筆:zash)
TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』作品基本情報
■タイトルBLEACH 千年血戦篇
■放送情報
2022年10月10日(月)よりテレビ東京系列にて放送開始
テレビ東京系列・BSテレ東 10月10日(月)より 毎週月曜 24:00~
仙台放送 10月10日(月)より 毎週月曜 25:30~
新潟放送 10月11日(火)より 毎週火曜 25:30~
広島テレビ 10月11日(火)より 毎週火曜 25:29~
テレビ静岡 10月16日(日)より 毎週日曜8:30~
AT-X 10月17日(月)より毎週月曜23:00~
※リピート放送 毎週水曜11:00、毎週金曜17:00
■配信情報
○10月11日より 毎週火曜12:00最新話配信
<見放題配信>
dTV / アニメタイムズ / Disney+ / アニメ放題 / U-NEXT / dアニメストア/ バンダイチャンネル /TELASA(見放題プラン) /
J:COMオンデマンド メガパック / milplus 見放題パックプライム / auスマートパスプレミアム / Amazon Prime Video / Hulu /
Paravi / FOD / ABEMA
<都度課金配信>
バンダイチャンネル / TELASA / J:COMオンデマンド / milplus / ひかりTV / RakutenTV / ニコニコチャンネル /
Google Play / HAPPY!動画 / MOVIEFULL / Amazon Prime Video
○10月15日より 毎週土曜24:00最新話配信
<無料配信>
ABEMA / GYAO! / TVer / ネットもテレ東 / ニコニコ生放送 / ニコニコチャンネル
■スタッフ
原作・総監修 :久保帯人「BLEACH」(集英社 ジャンプコミックス刊)
監督:田口智久
シリーズ構成:田口智久、平松正樹
キャラクターデザイン:工藤昌史
総作画監督:長谷川亨雄、小松原聖、高柳久美子
アクション・エフェクト作画監督:酒井智史、菅野芳弘、鄭泳勲
美術監督:谷岡善王
美術設定:天田俊貴
色彩設計:合田沙織
編集:三嶋章紀
撮影監督:山田和弘
CG監督:佐々木俊宏、後藤和史
音響監督:長崎行男
音響制作:ザック・プロモーション
音楽:鷺巣詩郎
アニメーション制作:studioぴえろ■キャスト
黒崎一護:森田成一
朽木ルキア:折笠富美子
石田雨竜:杉山紀彰
井上織姫:松岡由貴
茶渡泰虎:安元洋貴
阿散井恋次:伊藤健太郎
浦原喜助:三木眞一郎
四楓院夜一:ゆきのさつき
山本元柳斎重國:高岡瓶々
砕蜂:桑島法子
鳳橋楼十郎:樫井笙人
卯ノ花烈:久川綾
平子真子:小野坂昌也
朽木白哉:置鮎龍太郎
狛村左陣:稲田徹
京楽春水:大塚明夫
六車拳西:杉田智和
日番谷冬獅郎:朴璐美
更木剣八:立木文彦
涅マユリ:中尾隆聖
浮竹十四郎:石川英郎
兵主部一兵衛:楠見尚己
二枚屋王悦:上田燿司
麒麟寺天示郎:志村知幸
修多羅千手丸:佐藤利奈
曳舟桐生:恒松あゆみ
ユーハバッハ:菅生隆之
ユーグラム・ハッシュヴァルト:梅原裕一郎
アスキン・ナックルヴァール:武内駿輔
バンビエッタ・バスターバイン:竹達彩奈
バズビー:小野友樹
キャンディス・キャットニップ:内山夕実
グレミィ・トゥミュー:花江夏樹
リジェ・バロ:日野聡
■イントロダクション
最後の聖戦、迫る――。
『週刊少年ジャンプ』で連載され、シリーズ累計発行部数は1億3000万部を超えるなど、
完結後も世界中で根強い人気を誇る『BLEACH』。
2004年10月より放送を開始したTVアニメは、
これまでに360話以上が制作され、長編劇場アニメも4作を数える。
そしてついに、シリーズの最終章 “千年血戦篇”のアニメプロジェクトの幕が上がる
監督とシリーズ構成は、数々の作品で卓越したビジュアルセンスを発揮してきた田口智久。
キャラクターデザインの工藤昌史、音楽の鷺巣詩郎は、最初期からアニメ『BLEACH』を支え続けるオリジナルメンバー。
アニメーション制作もこれまでのシリーズ同様、studioぴえろが担当する。
まさしく「最終決戦」にふさわしい実力派スタッフ陣で挑む、ファイナル・シリーズ。
はたして、黒崎一護がたどり着くのは――。
■ストーリー
偶然か、あるいは必然か――
とある出会いから死神の力を手にし《死神代行》となった黒崎一護は、現世で死した魂魄が集う場所・尸魂界(ソウル・ソサエティ)の動乱に巻き込まれ、熾烈な戦いの中、仲間と共に大きく成長を遂げてきた。
そんな一護の暮らす空座町(からくらちょう)で異変が起こる。新たなる死神と、新たなる敵の出現。そして救いを求める声。一護は再び斬魄刀を取り、戦場へと旅立つ。
一方、尸魂界では、現世における突然の虚(ホロウ)の連続消失が観測され、この地へ導かれた魂が暮らす流魂街での住民達の失踪が発生、さらには死神たちの住む霊屋・瀞霊廷が賊軍に襲撃される。
賊軍の正体は、滅却師(クインシー)の始祖・ユーハバッハが率いる《見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)》。
《見えざる帝国》は、死神たちに宣戦布告する。
「5日後、尸魂界は"見えざる帝国"により殲滅される」
千年の長きにわたり死神たちが背負っていた因縁。その宿業と秘められた真実がついに紐解かれる。
全ては終焉へ。黒崎一護の、最後の戦いが始まる――。
■公式サイト
https://bleach-anime.com/
https://twitter.com/bleachanimation (推奨ハッシュタグ:#BLEACH)
https://www.instagram.com/bleach_official_anime/