完結から10年以上経った今もなお多くのファンに愛される『犬夜叉』より、ヒロイン・かごめの名言5選をご紹介。犬夜叉への愛情が詰まったかごめの言葉には学ぶべきところや共感できるポイントも?
完結から10年以上経った今もなお愛される高橋留美子先生原作の『犬夜叉』。続編となるTVアニメ『半妖の夜叉姫』の放送をきっかけに『犬夜叉』に再熱するファンも多いよう。時代を越えた冒険物語はもちろん、キャラクターたちの人間関係や恋愛模様も『犬夜叉』を語る上で欠かせない見どころ。特に恋愛については学ぶ点や共感できる点もたくさんあり、名言も多く生まれています。そこで今回はヒロインのかごめにスポットを当て、印象的なセリフをご紹介します。
『犬夜叉』 56巻 (小学館) 画像
via 『犬夜叉』 56巻 (小学館)【1】もう一度犬夜叉に会いたい
まずは18巻に登場するこのセリフから。犬夜叉が桔梗を選んだのだと知ってしまったかごめは自分の中にある嫉妬に気づきます。思い悩むかごめですが、それでも「もう一度犬夜叉に会いたい」という一心で、その勇気を出して再び犬夜叉のもとへ。
嫉妬という感情に気づきつつも、桔梗も同じ気持ちだったんだと他人の心まで思いやることができるかごめには感心させられます。かごめが犬夜叉への想いに気づく名シーンでした。
【2】私になにができるかわからないけど——ずっとそばにいる
同じく第18巻のセリフ。犬夜叉と桔梗の絆は断ち切れないことを受け入れ、それでもなお犬夜叉と一緒にいることを選んだかごめ。
桔梗のために楽しんではならない、一緒に死ななければならないと思っている犬夜叉に、かごめは「私は犬夜叉に生きてほしい」「楽しいことがあってもいい」と願います。とにかく犬夜叉の幸せを考えて出した答えが「私になにができるかわからないけど——ずっとそばにいる」。

『犬夜叉』 18巻 (小学館) 画像
via 『犬夜叉』 18巻 (小学館)自分の好きな人が他の誰かを想っているのを許してそばにいるという決断は、大人でもなかなかできませんよね。まだ15歳でありながら、犬夜叉を大きな愛で包み込むかごめの優しさや想いの強さがぎゅっと詰まったセリフには、感動した人も多いのではないでしょうか。
【3】人間だったら誰だって持っている気持ちよ
こちらは第29巻に登場するセリフ。白童子によって心の闇を探られてしまったかごめは、犬夜叉と桔梗の仲への憎しみに取り込まれてしまいそうになります。しかし、かごめは「私が犬夜叉を恨んだり…桔梗に嫉妬したりすることは…人間だったら誰だって持っている気持ちよ」ときっぱり言い放ちます。さらに「私が犬夜叉を…大好きだってことよ!」と続けるのです。
自分の中にある醜い感情とも向き合い、想いの強さで敵をも圧倒するかごめの心の強さにグッと来ます。

『犬夜叉』 29巻 (小学館) 画像
via 『犬夜叉』 29巻 (小学館)【4】犬夜叉と一緒に、毎日をつみ重ねていく
そして、56巻(最終巻)のラストを飾るかごめの言葉の一節から。犬夜叉と会えない3年間を経て戦国時代に戻ってきたかごめ。そんなかごめの「私はここで生きていく」「犬夜叉と一緒に、毎日をつみ重ねていく」という言葉からは、犬夜叉とともに生きることを選んだかごめの決意が伝わってきます。
長きに渡った奈落との戦いや、四魂のかけらを集める冒険を経験したかごめが発するからこそ「毎日をつみ重ねていく」という言葉に深みがあり、じんわり心が温まります。激闘の末にようやく訪れた犬夜叉との平穏な暮らしを幸せに過ごしてほしいと願わずにはいられませんよね。

『犬夜叉』 1巻 (小学館) 画像
via 『犬夜叉』 1巻 (小学館)【6】私は今のままの犬夜叉が好き
最後は番外編、映画『犬夜叉 鏡の中の夢幻城』の中で登場したセリフ。「本物の妖怪になりたい」という夢を持つ犬夜叉に、かごめが「犬夜叉は犬夜叉のままで」「私は今のままの犬夜叉が好き」と語ります。
半妖であることを疎まれ続け、コンプレックスになっている犬夜叉。そんな彼のありのままを受け入れ、好きだと言うかごめの言葉は犬夜叉にとって大きな救いであったのではないでしょうか。美しい映像やBGMも相まって、ファンの間でも人気の高い胸キュンシーンです。
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