『ヒプノシスマイク』1stアルバムはもう聴きましたか? クオリティの高い楽曲に夢中な人も多いはず! そこで音楽業界からも大注目されている1stアルバムの魅力を、再び服部昇大さんに伺いました。【前編】【後編】でお届けします♪
木村昴さんや浅沼晋太郎さんなど人気男性声優12人によるラップバトルプロジェクト『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(以下、『ヒプマイ』)、待望の1stフルアルバム『Enter the Hypnosis Microphone』が2019年4月24日にリリース!もはや一大ブームを巻き起こしている『ヒプマイ』について、2018年6月には『ヒプマイ』楽曲の“すごさ“を紹介する記事をお届けしました。
『ヒプノシスマイク』1stアルバムも凄かった!
『Enter the Hypnosis Microphone』【通常版】そこで今回は『Enter the Hypnosis Microphone』発売を記念して、再び日本語ラップ紹介マンガ『日ポン語ラップの美ー子ちゃん』著者・服部昇大さんにお話しを伺いました! 1stフルアルバム収録楽曲の“すごさ“とは?「Hoodstar」は“地元のスター”!ヒップホップらしいタイトル
――まずは1曲目に収録されている、アルバムリード曲「Hoodstar」のご感想からお願いします!服部昇大さん(以下、服部):「Hoodstar」は地元のスターという意味のヒップホップらしいタイトル。他の曲は“オラオラ感”が強いものが多いで意外でしたが、こういう明るい曲もいいですよね。アルバム1曲目に収録されるようですし、やっぱりお客さんも一緒にライブで歌えるアンセムソングのイメージで作られてる印象を受けます。
お客さんが歌いながら左右に手を振るーー例えると24時間テレビ 『愛は地球を救う』における「サライ」のようなポジションでしょうか。曲のラストでそれぞれのキャラが代わる代わるラップしてく構成が否が応でもアガりますね!服部:それからシャウトの「アーーオ!」の完成度が高く、曲のファンキー度が増してる気がします。あれ誰が言ってるんですかね? みんなでやってるなら声優の人ってすごいと思います……。
ファンク感の強いバンドサウンドで、この曲が好きな人は日本語ラップで有名な曲だとRHYMESTER feat.SCOOBIE DO「音楽は素晴らしい」も好きかもしれません。
ヒプノシスマイク Division All Stars「Hoodstar」
via www.youtube.com――前回の記事ではアンセムソング第一弾「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」について伺いました。アンセムソング第二弾である「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-」はいかがでしょうか?服部:ヒップホップサウンドだった1曲目の「Division Rap Battle」と比べるとバリバリのミクスチャーロックですよね(笑)。
それこそ「DEATH RESPECT」を作曲した山嵐が演るようなハードなサウンドですが、シンセの感じは現代的だなと感じます。
歌詞もとにかくインパクトがすごい。「ペンは剣よりヒプノシスマイク」という、『ヒプマイ』を象徴するようなパンチラインが生まれたことがデカい気がします。こういうのって大事なんですよ。
一番手である木村昴さんのテンションもいいですよね。
服部:ラップファンとして注目したい点は「おはようイケブクロ」の作詞に大物ラッパーのポチョムキンが参加しているというところじゃないでしょうか。
彼は「餓鬼レンジャー」というグループで、高速フリーキーラップで多くのラッパーに影響を与えた実力派です。特にイケブクロ・ディビジョンの山田二郎(CV:石谷春貴)や三郎(CV:天﨑滉平)のラップスタイルと相性がとてもいい気がするので、とても期待しています。
それから「パピヨン」のSANABAGUN.も路上ライブなどからスタートしたジャジーなバンドサウンドのラップグループ。大人っぽいシブヤ・ディビジョンとの相性バッチリだと思うので楽しみですね。
――ありがとうございました!
ヒプノシスマイク Division All Stars「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-」
2018年4月27日に公開された、バトルシーズンのアンセム曲ともいえるMV第二弾はコチラ!via www.youtube.com続いての【後編】ではアルバム未収録楽曲「The Champion」や、話題をさらった『KING OF PRISM 』(『キンプリ』)とのコラボなどについて伺います。『ヒプマイ』と『キンプリ』のコラボをヒップホップ界的に見てみると……!? お楽しみに♪■服部昇大さんプロフィール■
『未来は俺等の手の中~J.P. STYLE GRAFFITI~』で、第67回手塚賞準入選。同作が「月刊少年ジャンプ」に掲載されデビュー。2017年、6代目日ペンの美子ちゃんに就任。代表作に『日ポン語ラップの美ー子ちゃん』(宝島社)『邦キチ!映子さん』(集英社)
●ヒプノシスマイク公式サイト:https://hypnosismic.com/
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