ついにフィナーレを迎える映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』、実際に劇場に足を運んだ人に感想を聞いてみました。注目すべきポイントは?
6月4日(金)よりついに公開となった映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』。2012年公開の第一作目から約10年、とうとう『The Beginning』をもってフィナーレを迎えます。佐藤健さん演じる剣心らの再現度が高いビジュアルや、圧倒的なアクションが話題となった本シリーズの最終章ということで心待ちにしていた人も多いと思いますが、その見どころは……?
実際に視聴した人の感想やポイントをピックアップしてご紹介します。
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』新ビジュアル
via 『るろうに剣心 最終章 The Beginning』新ビジュアル【1】剣心を取り巻く人間ドラマにグッとくる…!
これまでの映画『るろうに剣心』は、ド派手なアクションとユーモアあふれるキャラが見どころでした。明治時代の設定でありつつも、奇天烈な武器や強敵が出てくるなど、度肝を抜かれるシーンにシビれたファンも多いかと思います。
今回の『るろうに剣心 The Beginning」では、その雰囲気が少し変わっていたという印象を持った人も。
「“新選組”や“桂小太郎”、“池田屋事件”や“禁門の変”など、実在していた人物や史実を織り交ぜて剣を交わすシーンから目が離せませんでした。まさに濃厚な時代劇然とした作りで、今までの作品とは一線を画していたように感じます」「今まではラスボスのような強敵を倒す、といったストーリーが軸になっていましたが、今回は敵が誰ということがなく、それぞれの正義を貫くために行動する個々の動きに目が行きました。
そののためには人も斬るし、騙すこともする。そんな中に愛情も存在する……という内容で、キャラクターの心の動きにグッときました…! 剣心を取り巻く人々の人情劇のようでした」
脚本も担当した大友啓史監督は、「人物の心の機敏まで深く掘り下げた人間ドラマを描き切る」と映画のパンフレット内でも言及しています。
アクションだけではなく、ヒューマンストーリーとしても見ごたえのある作品に仕上がっており、剣心を中心に目まぐるしく変わる物語にはドキドキハラハラです。
【2】剣心と巴の結末が泣けた…
“人斬り抜刀斎”時代の剣心が描かれる本作。その通り名の通り、剣客時代の剣心は多くの侍に恐れられていました。そんな剣心が巴に出会い、変化していく様も惹きつけられるシーンのひとつ。「罪の意識に苦しむ剣心の生き方が純粋ゆえに痛々しくて。巴に「ほっといてくれ」と泣きそうな声でいうシーンには心が締め付けられそうになりました。
そんな剣心が、巴と過ごしていく中で変化していく姿を観ていると思わず笑顔になってしまいそうに……。この剣心の変化に是非注目していただきたいです!」
「剣心にとって、巴がどんなに大切な存在に変わっていったか、表情だけでよくわかるほどでした。巴と平和に過ごしているシーンと冒頭の剣心を見比べると、別人かと思ってしまうぐらいでした」
佐藤健さんの剣心と有村架純さんの巴が素晴らしく、ふたりが迎える結末に涙が止まらなかったという意見が多く聞かれました。
【3】圧巻の殺陣シーンは刀さばきに注目
そして『るろうに剣心』といえば、やはり怒涛のアクションシーン!本作で剣心が持っているのは、トレードマークの「逆刃刀(刃と峰が逆向きに打たれた刀)」……ではなく、普通の日本刀です。
「“殺さず”の剣心が人を殺めていた剣客時代ということもあり、アクションが“いかに効率の良い動きで人を殺すか”に変化しているところも見どころでした。
冒頭では剣心が殺人マシーンのように藩士と対峙するシーンでは壁や床が一面血濡れになり、『私はるろうに剣心を見に来たんだよね……?』と思わず青ざめてしまうような衝撃のシーンでした」
「バッタバッタと大勢がなぎ倒されていく、今までのシリーズも爽快で魅力的ですが、血しぶきをあげながら侍たちが倒れていくシーンはある種の緊迫感もあり、圧巻の一言!」
それぞれの刀の動きとしては、逆刃刀は「斬る」というよりも「叩く」ことで相手を気絶させますが、日本刀は人間の急所である首やお腹を「撫でる」ような斬り方で命を奪います。
剣心のいままでとは違う刀さばきに注目して観に行くと、より面白いかもしれません。見どころのつまった『るろうに剣心 The Beginning』。制作陣の想いが詰まった、10年分の「終わりの始まり」を、是非見届けましょう。
6月19日(土)より3週連続で入場者プレゼントも用意されているそうなので、一度見た人も映画館に足を運ぶ価値がありそうです。
3週連続で入場者プレゼントの配布が決定!
6月19日(土)からは『The Beginning』をご鑑賞いただいた方への入場者プレゼントとして、「『The Beginning』フォトカード」の配布が決定!本日解禁となった剣心が涙を流す新ビジュアルと、雪の中で剣心が巴を抱きかかえるビジュアルが両面に印刷されているフォトカードとなっており、『The Beginning』を象徴する、ファンなら必ず手に入れておきたい一品となっています。
また、6月26日(土)からは『The Final』を鑑賞した方への、「『The Final』フォトカード」が配布することも決定!
ビジュアル詳細は後日発表予定となっています。
また、7月3日(土)からも、さらなる新しい入場者プレゼントの配布も決定し、今後も日本中の映画館を『るろうに剣心 最終章』が盛り上げ続けていくようです。期待が高まりますね。
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』本予告映像
via www.youtube.com『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』概要
【「The Final」STORY】かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀<さかばとう>を持ち穏やかな生活を送っていた。最狂の敵・志々雄真実が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心達は、神谷道場で平和に暮らしていた。
しかし、突如何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及ぶ。果たして誰の仕業なのか?何のために?それは、今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。
【「The Beginning」STORY】
動乱の幕末。緋村剣心は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍。血も涙もない最強の人斬り・緋村抜刀斎(ひむらばっとうさい)と恐れられていた。ある夜、緋村は助けた若い女・雪代巴(ゆきしろともえ)に人斬りの現場を見られ、口封じのため側に置くことに。
その後、幕府の追手から逃れるため巴とともに農村へと身を隠すが、そこで、人を斬ることの正義に迷い、本当の幸せを見出していく。 しかし、ある日突然、巴は姿を消してしまう。彼女には、剣心に近づく別の目的があったのだ。後を追う剣心だったが、そこにはある陰謀と、数々の罠が仕掛けられていた――。
<十字傷>に秘められた真実が、今、明らかになる。
『るろうに剣心 最終章 The Final』
佐藤 健
武井 咲 新田真剣佑
青木崇高 蒼井 優 伊勢谷友介 神木隆之介
土屋太鳳/三浦涼介 音尾琢真 鶴見辰吾 中原丈雄/北村一輝
有村架純 江口洋介
原作:和月伸宏「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督/脚本:大友啓史 音楽:佐藤直紀 主題歌:ONE OK ROCK “Renegades”
製作:映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会
制作プロダクション/配給:ワーナー・ブラザース映画
© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会■『るろうに剣心』は革命だった。切なさに惹かれる…【90年代“少年ジャンプ”を振り返る】
https://numan.tokyo/column/8GYFJ
■すごく、いい…。 映画『るろ剣』最新作、新田真剣佑さんのビジュアルがドンズバすぎる
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■ちょっ、お前生きてたの!?『るろうに剣心』北海道編に懐かしの“あの男”現る…
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