レポート漫画作家・栗山ナツキさんによる、オタクで腐女子な日々をつづる連載コミック。第3回は、マイナージャンルで同人活動をする人「あるある」! ……いや、めったにないかも。
これまでの“クリヤマちゃん”の活躍はこちらをチェック♪
■腐女子を襲った悲劇とは!? ランダムグッズ購入でまさかの…『オタ腐★幾星霜』栗山ナツキ【第1話】
■オタクはなぜアクションが激しい? 腐女子が萌え転がる理由『オタ腐★幾星霜』栗山ナツキ【第2話】
“メジャージャンル”と“マイナージャンル”
こんにちは、クリヤマです。今日もいい感じに腐ってます。
そんな私の生き甲斐である二次創作には、腐的な意味で大勢の人がハマって盛り上がる流行ジャンル(旬ジャンル)と、ハマっている人が少ない(というか表に出てこない)マイナージャンルというものがありまして。
どちらも別の趣で、楽しいものでございます。
ハマっている人が多かろうが少なかろうが、腐る我が心は常にひとつですし。
クリヤマナツキ『オタ腐★幾星霜』第3話01
自分が二次創作を始めたときマイナージャンルだったで、カップリング関係なく交流していたせいもあるかも。友人がハマったジャンルのアニメや漫画を見て、その人が好きそうなキャラを描いて喜んでもらうって活動もしてました。
「釣りはいらない」伝説の同人誌とは?
ジャンル島(イベントでジャンルごとに机が配置される塊を「島」と言います)もない、島どころか机一本もないマイナージャンルのマイナーカプにハマったMさん。この人は人柄が良くて、みんなMさんが大好きでした。
そして、その「みんな」も全員別ジャンルでした。

クリヤマナツキ『オタ腐★幾星霜』第3話02

クリヤマナツキ『オタ腐★幾星霜』第3話03
ないから自分で描く……も楽しいですが、料理だっていろいろな味を楽しみたい。自カプだって、いろいろな絵柄やシチュエーションを楽しみたい…そんなMさんの想いが実ったわけですよ。出来上がったカプ本は、その本のジャンル参加サークルすら皆無のイベントで、別ジャンルのスペースで委託販売したんです。
当時はインターネットもなかったから、偶然手に取る人しかいなかったし、そこで買わなかったらもう次に手にすることはない……というまさに一期一会の運命の出会いでしたね。

クリヤマナツキ『オタ腐★幾星霜』第3話04

クリヤマナツキ『オタ腐★幾星霜』第3話05
私は該当カプにはハマりませんでしたが、とにかく本はすごいことになっていた!この本のパワーがすごくて、未だにたまに見ては力をもらっています。
そこにあったのは、確かに「愛」でした。
ジャンルやカップリングは違っていても、喜ぶあなたの笑顔が幸せ……みたいな。
【つづく】
『オタ腐★幾星霜』は月1回~2回の不定期連載です!
オタク&腐女子の生態をもっと知りたい人は、こちらの第1~2話もチェック♪
■腐女子を襲った悲劇とは!? ランダムグッズ購入でまさかの…『オタ腐★幾星霜』栗山ナツキ【第1話】
■オタクはなぜアクションが激しい? 腐女子が萌え転がる理由『オタ腐★幾星霜』栗山ナツキ【第2話】
栗山ナツキ プロフィール
栗山ナツキ(くりやま・なつき)長い年月をオタク、そして腐女子として過ごしてきた「オタ腐」。
今回、一念発起してこれまでの長いオタク人生を振り返ってみることに。
現在は「アニメディア」「オトメディア」などでレポート漫画を執筆中!
公式ブログ ambient
公式Twittter @uninan

クリヤマナツキ『オタ腐★幾星霜』サムネイル
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