「タイッツー」の意味
「タイッツー」(たいっつー)とは、2023年7月に公開された新しいSNS。「Twitter(ツイッター)」が元ネタと思われる。twitter(現X)の名称変更、運営方法に疑問や不安などを抱いたツイッターユーザーの乗り換え先として人気を集めている。
開発者はhoku氏。
「ツイッター」のアナグラムであると同時に、「タイツ」とのダブルミーニングでもあると見られる。デフォルトアイコン、ホーム画面の背景などにタイツのイラストが表示されていることからも、それがうかがえる。
2023年7月下旬に、ツイッターの名称が正式に「X」へと取って代わり(おそらく)元ネタが消滅してしまうという出来事も、タイッツー民を賑わせた。
使用は無料。現在(2023年8月15日時点)ではウェブ版のみが公開されており、アプリ版配信の予定はなさそうだ。
また、リリース記念の全員特典として、
・認証バッジ付与
・1日に1,000タイーツ石付与(ログインボーナス)
が与えられるとしている(終了日未定)。
タイーツ石は「タイーツガチャ」ができるようだ。
公開からわずか1週間で、登録者10万人を突破するほどの人気ぶりを見せている。
「タイッツー」の由来・語源
「タイッツー」のオフィシャルトップページには、次の文面が表示されている。ここで、サービスのスペックやコンセプトなどを確認できる(2023年8月15日時点)。
https://taittsuu.com/
------------------------------------------------
はじめまして、タイッツーです
タイッツーはとても画期的なSNSです
考えてみてください、昨今のSNSは、スパムをブロックすると機能制限されてしまったり、月に1万円以上する有料APIの重要な機能が事前告知なく削除されてしまったり、このようなことが日常的に発生していますよね。
このような状況の中では、わたしたちは安心してインターネットを楽しむことができなくなってしまいます
そこで、タイッツーの出番です!!
なんと、タイッツーは、
スパムをブロックしても機能制限されません!!!
更に更に!!
有料APIの機能削除を事前告知なく行いません!!!
どうですか?こんなコンセプトのSNSを聞いたことがありますか?
前代未聞、驚天動地のSNS、それがタイッツー
この信じがたいほど画期的で、未曾有のユーザーフレンドリーなSNSを、あなたも体験してみませんか?✨✨✨
------------------------------------------------
タイッツーに乗り換えたユーザーは、「Twitterより居心地良いかも」「平和で落ち着く」といった高評価意見がよく見られる。
hoku氏は、「ねとらぼ」にて、タイッツー開発の思いや経緯を次のように明かしている(※1)。
「私はどちらかといえばTwitterが好きで、関連のサービスを作ってきましたが、これらの多くは突如サービス終了に追い込まれた形です。今回の措置はさすがに強権的で、今までのエコシステムをないがしろにする行為だと感じました。その憤りと、個人開発者としての「不満があるならば自分で作ろう」という発想から、タイッツーの開発に至りました。」
「タイッツー」の活用例
タイッツーでは、
旧Twitterにおけるツイートのことを「タイーツ」
RTは「リタイーツ」
TLは「タイツライン」
と呼ぶ。
他にも、元ネタであるツイッターを匂わせる、タイッツー用語が様々登場している。
タイッツー用語
・タイッツーユーザー→タイッツァー、タイツァー、着用者
・フォロー数→デニール数
・フォロワー数→デニーラー数
・ブロ解→デンセン
・タイッツー廃人→タイ廃
・パクリタイツ→タイツ泥棒
ほか。
X(旧Twitter)では、Tabio 靴下屋のアカウントによる「タイッツー登録しました」ツイートに対し、「こんなにデフォルトアイコンが馴染むアカウント他にある?」と話題に。タイッツーのデフォルトアイコンである、タイツのイラストが靴下屋という名前をよく表している。
※1
「ねとらぼ」によるhoku氏のコメントより
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2307/20/news060.html