アウトドアを楽しむならSUVやミニバン、なんて誰が決めた!? そう言わんばかりに、軽自動車やコンパクトカーのセルフカスタムを披露したのがホンダだ。

しかも大げさなカスタムなんてしなくても、十分アウトドアカーを作れることをホンダ自ら提案してくれたぞ。



誰でも真似できるエアストリーム風「N-VAN」

ホンダの人気コンパクトカー“Nシリーズ&フィット”をアウトド...の画像はこちら >>

「ホンダN-VAN 3rd Place VAN」


まるでエアストリームのキャンピングトレーラーみたいなN-VAN。中身はカフェの移動販売車だ。しかも特殊な加工が一切不要のため、誰でも今すぐ真似できる、お手軽カスタムカーなのだ。

釣り好きの同社デザイナーとコーヒー好きデザイナーが考えたN-VANのアウトドア仕様。

いつでも釣りができるよう、湖や河原の側でテレワークしたいという気持ちと、大自然の中で美味しいコーヒーが飲みたいという彼らの願望からできあがったのがこの「N-VAN 3rd Place VAN」というわけだ。

一見アルミボディに見えるラッピングは、メッキフィルムでラッピングしたあとに、ヤスリをかけて仕上げられている。最後にちょっと荒く削るとこんな風合いになるそうだ。

ヤスリの粗さによっても表情が変わるから、あれこれ試してみるのも楽しい。ルーフラックや鉄チン&肉厚タイヤは純正品だ。

 
ホンダの人気コンパクトカー“Nシリーズ&フィット”をアウトドア化する方法

天井部分の棚はナット穴を使ってとりつけた壁の有孔ボードに引っ掛けて載せている。下のテーブルはホイールハウスに載っている。


内装もボディへ加工はしておらず、中のテーブル等は取り付けも、取り外しも簡単だ。

働く人のための商用車であるN-VANには、もともとナット穴がたくさん用意されている。
内装のテーブルや天井の収納は、それを上手く活用して取り付けてあるのだ。

お手軽DIYでここまでできるN-VANのポテンシャル。これなら我々でも簡単にカスタマイズできる!?

なお、展示車と同じテーブルの設計図も公開されていて、それをもとに作ればピッタリサイズで備えることができる。テーブルの設計図はこちら
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「N-WGN」を週末ピクニック仕様に

ホンダの人気コンパクトカー“Nシリーズ&フィット”をアウトドア化する方法

「ホンダN-WGN PICNIC」


働く人のためのN-VAN、ファミリーに向けたスーパーハイト系のN-BOXに対し、積載量もファミリーでの使い勝手もどちらも大事にしたマルチに活躍する軽自動車がN-WGN。

そんなN-WGNで、週末はピクニックに出かけたら?と提案したのが「N-WGN PICNIC」だ。キャンプじゃなく、もうちょっと気楽なピクニックというのがミソ。

ヘッドライトやフロントグリル、バンパーなどはカスタマイズ品。ボディカラーも純正色ではないが、これらは今回の反応次第で市販化も!?

あとは純正アクセサリーをDIYで少し加工して仕上げたり、市販品を活用すれば、週末の午後に気軽に出かけたくなる、こんなピクニック仕様車の出来上がり。
 
ホンダの人気コンパクトカー“Nシリーズ&フィット”をアウトドア化する方法

展示車の内外装は「日本の伝統」を意識したカラーリングでまとめられた。


カラーやパーツごとのデザインアレンジも面白いN-WGN PICNIC。現状は可愛い系の純正アクセサリーが多いけど、おじさんが可愛い車を選んだって、いいじゃないか。



ちょっとのカスタムで十分格好いい「フィット」

ホンダの人気コンパクトカー“Nシリーズ&フィット”をアウトドア化する方法

「フィットe:HEVクロスターカスタム」


ベースの「フィット」より少し車高が上げられ、黒いフェンダーなどが装備している「フィットクロスター」。


フィットの中でもアウトドア志向のグレードだが、それをベースに、アウトドア感をさらに強めたのが「フィットe:HEVクロスターカスタム」だ。

フォグランプが強調されたフロントバンパーや、大きく張り出した前後フェンダーといったカスタムパーツを備え、純正にはないサンドベージュ×つや消しブラックのボディカラーで今ドキのアウトドア気分を提案している。

これらのパーツやボディカラーを純正品として早く市販化してほしいところだが、まずは鉄チン×マッドテレーンタイヤやヤキマのルーフラックなど、今すぐ真似できる範囲でやっても、十分カッコ良さそうだ。
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